Cocoonで問い合わせフォームを10分で設置する方法【初心者向け】

ブログに問い合わせページを置きたいのに、どこから手をつけていいか分からず、つい後回しにしていないでしょうか。私も最初は同じで、「お問い合わせ」メニューを作るだけで何日も放置してしまったことがあります。

この記事では、Cocoonテーマを使っているWordPressサイトで、問い合わせフォームをきちんと設置し、トラブルなく運用するまでの流れをまとめました。

この記事で分かる事

Cocoonのサイトに問い合わせフォームを設置する3つの方法が分かる
固定ページとメニューを使って、読者が迷わず問い合わせできる導線を作れる
自動返信メールやスパム対策など、運用に必要な最低限の設定を押さえられる

結論から言うと、Cocoonで問い合わせページを作るときは、Contact Form 7という無料プラグインを使うのが、いちばんシンプルで失敗が少ないやり方です。

Cocoonで問い合わせフォームを設置すると何が変わるのか
Cocoonで問い合わせフォームを作る3つの方法を比較しよう
Contact Form 7でCocoon 問い合わせフォームを作る手順
問い合わせフォームをもっと便利にするCocoon＋Contact Form 7の設定
Cocoon 問い合わせフォームでよくあるトラブルと解決のチェックリスト
問い合わせフォームをマーケティングに活かすCocoon的な考え方
よくある質問：Cocoon 問い合わせフォーム編
まとめ：Cocoon 問い合わせフォームは「最初にサクッと」作って育てていこう

Cocoonで問い合わせフォームを設置すると何が変わるのか

ごとう

最初に、「そもそも問い合わせフォームを置くと何がいいのか」を整理しておきます。ここがふわっとしていると、項目の内容や設置場所で迷いやすくなります。

誰のためのCocoon問い合わせフォームなのかを整理しよう

問い合わせフォームは、ただのお飾りではなく「誰かの困りごとを受け止める窓口」です。少しだけ、あなたのブログに来ている人をイメージしてみてください。

読者のタイプ	よくある悩み・行動	問い合わせフォームでできること
普段のブログ読者	記事の内容について確認したい、感想を伝えたい	質問や感想を受け取り、関係を深めるきっかけにできる
仕事の依頼主	ライティングやデザインなどを頼みたい	依頼内容を整理して受け取り、スムーズに案件化できる
広告主・企業担当	商品紹介やレビュー掲載を相談したい	案件相談の窓口としての信頼感を出せる
サイト運営者（あなた）	メールアドレスは公開したくない、スパムは減らしたい	アドレスを直接載せずに、安全に連絡を受け取れる

このように、問い合わせフォームは読者にとっても、あなたにとってもメリットがあります。単にメールアドレスを貼るだけだと、スパムが増えたり、必要な情報が分からなかったりしがちですが、フォームにしておくと聞きたいことをあらかじめ整理してもらえるのが大きな違いです。

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Cocoonで問い合わせフォームを作る3つの方法を比較しよう

ごとう

Cocoonで問い合わせページを作るやり方はいくつかあります。ここでは、代表的な3パターンをざっくり比べてから、あとでメインの方法を詳しく見ていきます。

方法① Contact Form 7でCocoon 問い合わせフォームを作る

いちばん定番なのが、Contact Form 7という無料のフォーム作成プラグインを使う方法です。WordPress公式ディレクトリに登録されていて、Cocoonとの相性も良く、多くのサイトで使われています。

方法	特徴	メリット	デメリット
Contact Form 7	無料プラグインでフォームを作成	利用者が多く、情報が豊富。Cocoonでもそのまま使いやすい	最初は設定画面の項目が少し多く感じることがある
外部フォームサービス	formrunなどの外部ツール	デザインが整っていて、アクセス解析や共有機能があるものも多い	無料プランに制限があったり、ツールの仕様変更に影響を受ける
mailtoリンクなど簡易方法	メールソフトを起動させるリンク	プラグイン不要で、設置がとても簡単	読者の環境に左右され、うまく起動しない場合がある

これからCocoonの問い合わせページを初めて作るなら、まずはContact Form 7を素直に使うのがおすすめです。見た目もCocoonのデザインになじみますし、「分からないことを検索すれば、だいたい出てくる」という安心感があります。

方法② 外部フォームサービスを使って埋め込む

問い合わせの内容をチームで共有したい、細かい分析をしたいなど、もう少し高度な運用を想定しているなら、外部フォームサービスを使う手もあります。

formrun
Googleフォーム
その他のフォーム作成サービス

これらでフォームを作り、発行されたコードやURLをCocoonの固定ページに貼り付けて表示するイメージです。ただ、管理画面が別々になり、Cocoon側と外部サービス側の両方を確認する必要が出てきます。最初の一歩としては、少しハードルが高く感じるかもしれません。

方法③ mailtoリンクなどの簡易的なやり方

「プラグインも外部サービスも増やしたくない」という方は、メールアドレスへのリンクで代用することもできます。

「お問い合わせはこちら」と書いたテキストにリンクを付ける
リンク先を「mailto:あなたのメールアドレス」にする

これだけで、最低限の連絡手段にはなります。ただし、読者側のメールソフトに依存するため、うまく起動しないケースもあり、スパム対策としても十分とは言えません。しっかりした問い合わせ窓口を作るなら、やはりフォーム形式にしておいた方が安心です。

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Contact Form 7でCocoon 問い合わせフォームを作る手順

ごとう

ここからは、Contact Form 7を使った具体的な作り方を、Cocoonサイト向けに順番に見ていきます。大きな流れは次の4ステップです。

プラグインをインストールして有効化する
問い合わせフォームを作成する
固定ページにフォームを表示する
メニューやフッターからアクセスできるようにする

Step1：Contact Form 7をインストールして有効化する

まずは、WordPressにContact Form 7を入れます。作業はすべて管理画面から完結します。

手順	操作場所	具体的な操作
1	「プラグイン > 新規追加」	検索フォームに「Contact Form 7」と入力する
2	同じ画面	表示された「Contact Form 7」の「今すぐインストール」をクリック
3	インストール後	「有効化」ボタンをクリックする
4	管理画面左メニュー	「お問い合わせ」というメニューが増えていることを確認する

似た名前のプラグインもあるので、開発者名やアイコンも確認して、「Contact Form 7」を選んでください。

Step2：Cocoon用の問い合わせフォームを作成する

プラグインを有効にしたら、Cocoonで使う問い合わせフォームを作っていきます。

左メニューの「お問い合わせ」をクリック
「新規追加」または、最初からある「コンタクトフォーム1」を編集

初期状態で「お名前」「メールアドレス」「題名」「メッセージ本文」など、一般的な項目がセットされています。個人ブログや小さめのサイトであれば、ひとまずこのままでも十分です。

もし、ビジネス用の依頼窓口として使うなら「会社名」や「電話番号」を追加したり、逆に不要な項目を削ったりして、読み手が入力しやすい形に整えてあげると親切です。

フォームのタイトルは、「お問い合わせフォーム（ブログ用）」のように、自分に分かりやすい名前に変更しておくと、あとで複数作ったときに迷いにくくなります。

Step3：固定ページにCocoon 問い合わせフォームを設置する

フォームを作ったら、次は実際のページとして表示させます。ここでやることはシンプルです。

Contact Form 7の編集画面上部にあるショートコードをコピー
「固定ページ > 新規追加」から、新しいページを作成
タイトルを「お問い合わせ」などに決める
本文欄にショートコードをそのまま貼り付けて公開する

これだけで、Cocoonのデザインに沿った問い合わせページが1枚出来上がります。パーマリンクは「/contact」や「/otoiawase」など、短くて意味が伝わるものにしておくと覚えやすいです。

Step4：メニューやフッターから問い合わせページに飛べるようにする

問い合わせページを作っただけでは、読者に見つけてもらえません。ここでは、Cocoonのメニューに「お問い合わせ」を表示させる作業をします。

「外観 > メニュー」を開く
作成した「お問い合わせ」固定ページにチェックを入れる
「メニューに追加」をクリックし、好きな位置にドラッグして並び替える
ヘッダーメニューやフッターメニューなど、表示したい場所にチェックを入れて保存

Cocoonでは、グローバルメニューやフッターメニューなど、メニューを表示できる場所がいくつかあります。よくあるパターンは、パソコン表示ではヘッダー右上、スマホではドロワーメニューの中、そしてフッターにも「お問い合わせ」を置く形です。最後に、サイトを表示して、スマホ表示の見え方も含めて確認しておくと安心です。

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問い合わせフォームをもっと便利にするCocoon＋Contact Form 7の設定

ごとう

ここからは、フォームを設置したあとに少し手を入れるだけで、ぐっと使いやすくなる設定を紹介します。すべて必須ではないので、できそうなところから取り入れてみてください。

自動返信メールで「ちゃんと届いた」安心感を出す

読者が問い合わせフォームを送信したあと、「本当に送れたのかな」と不安になることがあります。そこで、自動返信メールを設定しておくと、「ちゃんと届いているんだ」と安心してもらえます。

Contact Form 7のフォーム編集画面で「メール」タブを開く
「メール (2)」のチェックを入れて、自動返信用メールを有効にする
件名を「お問い合わせありがとうございます」などに設定する
本文に、受付完了と返信までの流れを簡単に書いておく

自動返信メールには、次のような内容を入れておくと親切です。

問い合わせを受け付けたこと
返信の目安（例：数日以内など）
場合によっては返事ができないこともある旨

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一度テンプレートを作ってしまえば、別のサイトでも使い回せるので、早めに整えておくとラクです。

スパム対策とセキュリティの基本

問い合わせフォームを公開すると、どうしてもある程度のスパム送信は来てしまいます。完全にゼロにはできませんが、Cocoonのサイトでも、最低限の対策はしておきましょう。

対策内容	やり方	効果
reCAPTCHAの導入	Contact Form 7の設定からGoogle reCAPTCHAと連携する	自動送信するロボットからのスパムを減らせる
必須項目の設定	Contact Form 7のタグに「必須」指定を付ける	意味のない送信や入力漏れを防げる
項目数をしぼる	本当に必要な項目だけ残し、不要なものは削る	いたずら送信をしにくくしつつ、読み手の負担も減らせる

また、Cocoonのサイト全体は、SSL化されたアドレス（httpsで始まるURL）で運営しておくのが前提です。問い合わせ内容には名前やメールアドレスなどの個人情報が含まれます。まだhttpのままになっている場合は、まずサーバー側のSSL設定から見直しておきましょう。

デザインと文言で信頼感をアップする

Cocoonの問い合わせフォームは、特別なカスタマイズをしなくてもそこそこ見やすく表示されますが、文言や一言コメントを加えるだけでも印象が変わります。

ページタイトルを「お問い合わせフォーム」だけでなく、「ご意見・ご感想・お仕事のご相談はこちら」のように少し具体的にする
入力欄のラベルを「名前」ではなく「お名前（ニックネーム可）」のように柔らかくする
フォームの前に「軽いご質問でもお気軽にどうぞ」と一文入れておく

いきなり無言のフォームが現れるよりも、「こういう内容ならここからどうぞ」と案内してあげたほうが、読者も安心して入力してくれます。

Cocoon 問い合わせフォームでよくあるトラブルと解決のチェックリスト

ごとう

ここでは、Cocoonのサイトで問い合わせフォームを設置したあとによくあるトラブルを、チェックリスト形式でまとめます。困ったときに上から順に確認してみてください。

フォームが表示されない、レイアウトが崩れるとき

まずは、フォームが画面に出てこない、もしくは見た目が明らかに崩れているパターンです。

症状	主な原因	確認ポイント
フォームがまったく表示されない	ショートコードの誤り	固定ページの本文に貼ったショートコードが正しいか確認する
一部の表示だけおかしい	ほかのプラグインとの競合	最近追加したプラグインを一時的に停止し、変化を見る
デザインが大きく崩れている	テーマやカスタムCSSの影響	自分で追加したCSSを一度コメントアウトして検証する

Cocoonはカスタマイズ性が高いテーマなので、ヘッダーやサイドバーに独自のCSSやスクリプトを入れていると、問い合わせフォームにも影響することがあります。最近変更した部分があれば、まずそこから疑ってみると原因にたどり着きやすいです。

メールが届かない、迷惑メールに入ってしまうとき

Cocoonの問い合わせフォームから送信しているのに、メールが届かないケースもよくあります。この場合、フォームそのものではなく、メールの設定や受信環境に原因があることが多いです。

Contact Form 7の「メール」タブで、送信先アドレスに誤字がないか確認する
テスト送信を行い、自分のメールボックスの迷惑メールフォルダも必ず見る
レンタルサーバーのマニュアルを確認し、メール制限やエラーが出ていないかチェックする

長期的には、SMTPプラグインを使ってメール送信方法を見直すと、より安定して届きやすくなります。フォーム側とメール側、両方の観点で確認するのがポイントです。

スパムが多すぎるときのCocoon側の工夫

reCAPTCHAなどを導入しても、「それでもスパムっぽい問い合わせが多いな…」と感じることがあります。その場合は、Cocoonのサイト構成側でも、少し工夫してみましょう。

問い合わせページのURLを、推測されやすい「/mail」などから、少しだけ変える
トップページの目立ちすぎる位置に問い合わせリンクを置かないよう調整する
スパム対策プラグインとフォーム側の対策を組み合わせる

スパムを完全にゼロにすることは難しいですが、複数の対策を重ねることで「ほとんどは実害がないレベル」までは減らせることが多いです。

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問い合わせフォームをマーケティングに活かすCocoon的な考え方

ごとう

ここからは少し視点を変えて、問い合わせフォームを単なる連絡窓口にせず、ブログ運営や仕事の受注にも役立てる考え方を紹介します。

問い合わせをデータとして見る

フォーム経由で届くメッセージは、読者がどこでつまずいているかを教えてくれる、生の声です。これを放っておくのはもったいないので、簡単でいいのでメモにまとめる習慣をつけておくと役に立ちます。

どんな質問が多いかをノートやスプレッドシートに残す
どの記事に関する問い合わせなのかをざっくり分類する
よくある質問は、記事の追記やQ&Aコンテンツとして公開する

こうした流れを繰り返していくと、Cocoonのサイト全体が少しずつ読者に寄り添った内容に育っていきます。

項目設計で「どんな読者からの問い合わせか」を見える化する

問い合わせフォームの項目を工夫すると、「誰から、どんな相談が来ているのか」が一目で分かるようになります。すべてを細かくしすぎる必要はありませんが、最低限のラベル分けをしておくとかなり便利です。

項目例	意味・目的
お名前（ニックネーム可）	気軽に問い合わせしてもらいやすくする
メールアドレス	返信に必要な基本情報をもらう
お問い合わせ種別（選択式）	質問なのか仕事依頼なのか、大まかな種類を分ける
ブログURL（任意）	案件相談のときに、相手のサイトを確認できる

特に「お問い合わせ種別」は、チェックボックスやラジオボタンで次のような選択肢を用意しておくと便利です。

ブログ記事に関する質問
記事内容の訂正・ご要望
ライティングなどのお仕事のご相談
広告掲載やタイアップのご相談

これだけでも、Cocoonの問い合わせフォームで受け取ったメールを、あとから振り返るときの手間がかなり減ります。

お問い合わせから仕事につなげるための一言

もしあなたがライターやブロガーとしての仕事も受けたいなら、問い合わせフォームの前に一言添えておくと、仕事の相談が来やすくなります。

「ライティングや広告掲載に関するご相談も、こちらからお気軽にどうぞ」
「ご予算やご希望のスケジュールがあれば、分かる範囲で記載してください」

このような文を入れておくだけで、「仕事の相談をここからしていいのかな」と迷っている人の背中をそっと押せます。Cocoonのサイトでも、問い合わせフォームが小さな営業窓口になってくれるイメージです。

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よくある質問：Cocoon 問い合わせフォーム編

ごとう

最後に、Cocoonの問い合わせフォームについてよく聞かれそうな疑問を、Q&A形式でまとめます。気になるところだけ拾い読みしてもらっても大丈夫です。

Q1：Cocoon 問い合わせフォームは必ず設置しないといけませんか？

A：絶対に必要という決まりはありませんが、私は設置しておくことを強くおすすめします。

読者からの質問や感想、仕事の依頼などは、どの記事経由で発生するか分かりません。Cocoonのどのページからでも共通メニューに「お問い合わせ」が見えていれば、せっかくのチャンスを逃しにくくなりますし、トラブルの連絡先としても役立ちます。

Q2：Cocoon 問い合わせフォームを使うと、迷惑メールが増えませんか？

A：フォームを公開すると、残念ながらスパムはまったくのゼロにはなりません。

ただし、Contact Form 7のスパム対策機能やreCAPTCHA、Cocoon側の工夫を合わせて使えば、多くはフィルタリングできます。また、メールアドレスをページにそのまま書き出すより、フォーム経由にしたほうが、アドレスが自動で拾われてしまうリスクは下がります。Cocoonの問い合わせフォームを作るときは、スパム対策もセットで考えると安心です。