WordPressの更新をしたらサイトが崩れてしまい、あわてて「WordPressのバージョンダウン」で検索した方も多いと思います。
バージョンダウンはあくまで応急処置ですが、しっかり準備をして正しい手順で進めれば、過度に怖がる必要はないということです。
先に一言でまとめると、「理由を整理してから、バックアップを取り、安全な手順でWordPressのバージョンを下げれば、大きな失敗は避けられる」という話です。
WordPress バージョンダウンを考える前に知っておきたいこと

ここでは、いきなり作業に入る前に、「なぜバージョンを戻したくなるのか」「本当に戻すべき状況なのか」を整理していきます。この段階で状況を整理しておくと、ムダな作業を減らせるだけでなく、あとから原因を振り返るときにも役立ちます。
WordPressをバージョンダウンしたくなる典型的なトラブル
まずは、どんなトラブルがきっかけで「WordPressのバージョンを下げたい」と感じるのか、代表的なパターンをまとめておきます。
| 症状・トラブル | 想定される原因 | 対処の優先順位目安 |
|---|---|---|
| サイトが真っ白になる(ホワイトスクリーン) | テーマまたはプラグインとWordPress本体の相性問題 | 1. プラグイン停止 → 2. テーマ変更 → 3. 必要なら本体のバージョンを下げる |
| 管理画面にログインできない | プラグインの不具合やセキュリティ系との衝突 | 1. プラグインフォルダの一時リネーム → 2. 状況次第で本体のバージョンを変更 |
| レイアウト崩れ・デザイン崩れ | テーマ側の対応不足やCSSの仕様変更 | 1. テーマ更新・修正 → 2. 子テーマ調整 → 3. どうしてもダメなら本体を見直す |
| エディタ(ブロック/クラシック)の不具合 | エディタ関連プラグインとWordPressのバージョンの不整合 | 1. 関連プラグインの停止・変更 → 2. 本体バージョンを慎重に調整 |
| 特定機能だけ動かない(フォームなど) | 対象プラグインの対応状況が追いついていない | 1. プラグイン単体のバージョンダウン → 2. 代替プラグイン検討 → 3. 本体側も検討 |
ざっくり言うと、多くのトラブルは「テーマやプラグイン」と「WordPress本体」の組み合わせが原因です。
つまり、いきなり本体のバージョンダウンに踏み切る前に、テーマやプラグイン側の対応で解決できないかを確認した方が安全です。
バージョンダウンがもたらすメリットとデメリット
WordPressのバージョンダウンには、良い面と悪い面の両方があります。
メリットはシンプルで、次のような点です。
- 更新前の状態に近づけられるので、不具合が解消する可能性が高い
- 急いでサイトを復旧させたいときに使える応急処置になる
一方で、デメリットやリスクもしっかり理解しておきたいところです。
- 古いバージョンに残っているセキュリティホールを抱えたままになる
- 今後リリースされるテーマやプラグインとの相性問題が起きやすくなる
- 「あえて古いままにしておく」という運用を続ける必要が出てくることもある
つまり、WordPress本体のバージョンを下げる行為は、「問題が目立たない状態にいったん戻す」対応だと考えた方が近いです。
根本的な解決は、テーマやプラグインが新しいバージョンに対応することや、構成そのものを見直すことにあります。
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バージョンダウンが本当に必要か判断するチェックリスト
次のようなチェックを一通り試しても状況が変わらないなら、本体のバージョンを下げることを前向きに検討してもよいと思います。
- キャッシュ系プラグインのキャッシュ削除とブラウザのキャッシュ削除を試しても直らない
- プラグインをすべて停止し、1つずつ有効化しても原因が特定できない、もしくは解決しない
- 標準テーマ(Twenty系)に切り替えても致命的なエラーが消えない
- サーバーのPHPバージョンを1段階下げても改善しない
- 直近のバックアップからの復元が難しい、もしくはそもそもバックアップがない
このチェックリストを踏んでもなお、「サイトとしてまともに動いていない」という状態であれば、WordPress本体のバージョンを下げる価値は十分あります。
WordPress バージョンダウン前の準備とバックアップ

ここからは、実際に本体のバージョンを下げる前にやっておきたい準備について整理します。ここを丁寧にやっておくかどうかで、「もし失敗したときに戻せるかどうか」が大きく変わります。
作業前に必ず確認したい3つのポイント
バージョン変更の作業を始める前に、最低でも次の3つはメモしておくことをおすすめします。
| 確認項目 | チェック内容 | メモ例 |
|---|---|---|
| 現在のWordPressバージョン | ダッシュボード下部や「サイトヘルス」で確認 | 6.x.x など |
| 戻したいバージョン | どのバージョンに戻すのかを明確にしておく | 1つ前の6.x.x など |
| 使用中のテーマ・主なプラグイン | 相性問題の原因になりそうなものを洗い出す | フォーム系、セキュリティ系、キャッシュ系など |
「とりあえず1つ前ならいいだろう」と感覚で戻してしまうと、あとから「どこまで戻せば安定するのか」が見えにくくなります。
面倒でも、今の状態と戻したい状態を紙やメモアプリに書き出しておくと、それだけでトラブルシュートがかなり楽になります。
バックアップの基本(プラグインとサーバー機能)
WordPressのバージョンを下げるときに一番怖いのは、「直そうとして触った結果、さらに状態が悪化して、元にも戻せなくなった」というパターンです。
これを避けるために、最低でも次のどちらか、できれば両方のバックアップを取っておきましょう。
- バックアップ系プラグイン(UpdraftPlus、BackWPupなど)で「ファイル+データベース」をまとめて保存しておく
- レンタルサーバーの自動バックアップ機能や手動バックアップ機能を利用する
ポイントは次の2つです。
- WordPressの管理画面に入れなくなったときでも復元できる方法を1つは確保しておくこと
- 「どの画面から復元するのか」だけでも事前に確認しておくこと
バックアップが1つでもあれば、「最悪ここまでは戻れる」という保険になります。
精神的な安心感も違ってくるので、必ず作業前にバックアップを取る習慣をつけておきたいところです。
テスト環境がある場合の安全な進め方
もしステージング環境(テスト用のコピーサイト)や、サブドメインで複製サイトを用意できるなら、先にそちらでバージョン変更を試すのが理想です。
- サーバーのステージング機能で本番サイトをコピーする
- テスト環境側でWordPress本体のバージョンを下げて動作を確認する
- 問題がなければ、本番環境で同じ手順をなぞる
テスト環境で一度やっておくと、本番での作業時間や注意ポイントもあらかじめイメージできます。
私自身、テスト環境で「思ったより時間がかかるな」と気づけたおかげで、本番作業を深夜にずらして安全に進められたことがあります。
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プラグインでWordPress本体をバージョンダウンする方法

ここからは、具体的なやり方に入っていきます。まずは、難易度が低く、多くのユーザーに使われている「WP Downgrade | Specific Core Version」というプラグインを使った方法です。
WP Downgradeを使った簡単なバージョンダウン手順
WP Downgradeは、戻したいWordPressのバージョンを指定すると、そのバージョンをインストールするようにアップデート機能を誘導してくれるプラグインです。
全体の流れは次のとおりです。
| ステップ | 操作内容 | 補足ポイント |
|---|---|---|
| 1 | プラグイン「WP Downgrade | Specific Core Version」をインストールして有効化 | 通常のプラグインと同じ手順で追加 |
| 2 | 「設定 → WP Downgrade」で目標バージョン(Target Version)を入力 | 戻したいWordPressのバージョン番号を正確に入力する |
| 3 | 設定を保存し、「ダッシュボード → 更新」画面に移動 | ここからコアの再インストールを行う |
| 4 | 「再インストール」ボタンから指定バージョンをインストール | 見た目は再インストールだが、実質的にはダウングレードになる |
| 5 | ダッシュボード下部などでバージョン表記を確認 | 目標バージョンになっていれば完了 |
操作は難しくありませんが、Target Versionに入力する数字は、WordPress公式サイトの「リリース一覧」で確認してコピーペーストするとミスを減らせます。
「たしかこの数字だったはず」と手打ちすると、タイプミスに気づかずエラーになることがあるので注意しましょう。
うまくバージョンダウンできないときの確認ポイント
WP Downgradeでエラーが出たり、うまくバージョンが切り替わらないときは、次の点を落ち着いて確認してみてください。
- Target Versionの数字が正しいか(半角かどうか、余計なスペースが入っていないか)
- セキュリティ系プラグインがダウンロードや通信をブロックしていないか
- サーバーのディスク容量に余裕があるか
- 一時的にキャッシュ系プラグインを停止したうえで再実行してみたか
それでもうまくいかない場合は、あとで紹介するFTPでの手動ダウングレードに切り替えたり、レンタルサーバーのサポートに相談した方が早いこともあります。
バージョンダウン後にやること(表示・管理画面のチェック)
プラグインでWordPress本体のバージョンを下げたあとに、最低限確認しておきたいポイントを挙げておきます。
- トップページや主要な下層ページが正しく表示されているか
- ログイン/ログアウト、記事の新規追加・編集が問題なく行えるか
- フォーム送信、検索機能、会員機能など、サイトの目的に直結する機能が動くか
- サーバーのエラーログやデバッグログに、明らかに増えたエラーがないか
ここまで見て大きな問題がなければ、「ひとまず応急処置としてのバージョンダウンは成功」と考えて大丈夫です。
ただし、安心して放置するのではなく、このあと説明する「再アップデートまでの計画」も一緒に考えておきましょう。
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FTPで手動WordPressバージョンダウンを行う方法

ここでは、プラグインが使えないケースや、管理画面に入れないケースで役に立つ「FTPを使った手動ダウングレード」の流れを解説します。少しだけ難易度は上がりますが、手順を落ち着いて進めれば、そこまで身構える必要はありません。
手動ダウングレードの全体の流れ
手動でWordPress本体のバージョンを下げるときの流れを整理すると、次のようになります。
| 手順 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | WordPress公式サイトから目的の旧バージョンをダウンロード | zip形式のパッケージをPCに保存する |
| 2 | zipを解凍して必要なファイル一式を用意 | 基本的にはwp-content以外を使う |
| 3 | FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーで接続 | 作業前に必ずバックアップを取る |
| 4 | サーバー上の該当ファイルに旧バージョンを上書きアップロード | wp-contentとwp-config.phpは原則触らない |
| 5 | ブラウザでサイトにアクセスして動作確認 | 必要に応じてデータベースの更新処理が出ることもある |
この作業で一番大事なのは、「どのファイルを上書きしてよくて、どこを守るべきか」を理解することです。
上書きしてはいけないファイル・消してよいファイル
手動でバージョンを下げる際の最大のポイントがここです。
原則として、次のように覚えておいてください。
- 上書きしてはいけない(基本的に残しておく)ファイル/フォルダ
- wp-contentフォルダ(テーマ・プラグイン・アップロード画像などが入っている)
- wp-config.php(データベース情報などサイト固有の設定が入っている)
- 旧バージョンで上書きしてよいファイル/フォルダ
- wp-adminフォルダ
- wp-includesフォルダ
- ルート直下の多くのPHPファイル(wp-login.phpなど)
イメージとしては、次のように考えるとわかりやすいです。
- wp-content = あなたのサイトの「中身」なので守る対象
- それ以外 = WordPressという「システム本体」なので入れ替える対象
どうしても怖いときは、作業前にwp-adminとwp-includesをリネームして待避させておき、旧バージョンをアップロードしてから動作確認をする方法もあります。
うまくいかなかったときに、元の名前に戻せば復旧できる可能性が高まるからです。
作業中にエラーが出たときの復旧イメージ
手動でバージョンを下げている途中でエラー画面になってしまっても、慌てて操作を増やすと余計にこじれることがあります。
そんなときは、次の順番で落ち着いて確認してみてください。
- ファイルのアップロードが途中で止まっていないか(回線切断など)
- フォルダ構成が崩れていないか(wp-adminの中にwp-adminが重なっていないか)
- wp-config.phpが誤って上書きされていないか
それでも原因が分からない場合でも、事前にバックアップを取ってあれば、次のような方法でやり直しができます。
- サーバーの管理画面から、作業前の状態へ丸ごと復元する
- バックアッププラグインから復元処理を行う
このように、「最悪でもバックアップまで戻れる」と思えるだけで、落ち着いて対処できます。
手動ダウングレードは、バックアップがあることを前提に行う、という意識を持っておくと安心です。
プラグイン・テーマだけをバージョンダウンするケース

ここでは、WordPress本体ではなく「特定のプラグインやテーマだけのバージョンを戻す」パターンについて説明します。本体を下げるよりも、プラグイン側だけを戻した方が安全でシンプルなケースも多いです。
WP Rollbackなどでプラグインを元のバージョンに戻す
プラグインの更新がきっかけで不具合が出たときは、WordPress本体ではなく、問題のプラグインのバージョンを戻す方が合理的です。
そのときに役立つのが、「WP Rollback」のようなロールバック系プラグインです。
- WP Rollbackをインストールして有効化する
- プラグイン一覧画面に「Rollback」というボタンが現れる
- 戻したいバージョンを選んで実行するだけで、対象プラグインのバージョンを戻せる
もちろん、ここでも事前のバックアップは必須です。
プラグインを元に戻しても改善しない場合は、本体との相性や他のプラグインとの組み合わせが原因かもしれません。
その場合に初めて、「WordPress本体のバージョンも見直す」という順番で考えた方がリスクが少なくて済みます。
テーマを以前のバージョンに戻すときの注意点
テーマの更新が原因で表示崩れなどが起きた場合、テーマ自体のバージョンを戻した方がいいケースもあります。
ただし、テーマの場合は次のポイントに注意が必要です。
- 子テーマを使っているかどうか
- テーマが独自のアップデート機能を持っていないか
- 開発者が旧バージョンを公式に配布しているかどうか
| 状況 | 推奨される対応 |
|---|---|
| 子テーマ+親テーマ構成になっている | 親テーマだけをバージョンダウンし、子テーマはそのままにする |
| 親テーマのみ使用している | 旧バージョンに戻すとカスタマイズが消える可能性があるため慎重に |
| テーマ公式サイトから旧版が入手可能 | 公式手順に従い、必ずバックアップを取ってから適用する |
テーマによっては、「独自ブロック」「ショートコード」「ウィジェット」など、専用機能が多く含まれています。
テーマの不具合が大きい場合は、「この機会に別テーマへの乗り換えも視野に入れる」のも現実的な選択肢です。
PHPバージョン変更との関係も軽く押さえておく
WordPressのバージョンダウンと同じくらいよく話題になるのが、「サーバーのPHPバージョンとの相性」です。
ざっくり整理すると、次のような関係があります。
- WordPressやプラグインは、ある程度新しいPHPバージョンが必要なことが多い
- 一方で、古いテーマやプラグインは新しすぎるPHPでは動かないこともある
もし「PHPのバージョンを上げた直後」に不具合が出たなら、次の順番で見直すと原因を切り分けやすくなります。
- まずはPHPをひとつ前のバージョンに戻してみる
- それでもダメな場合に、WordPress本体やプラグインのバージョンを調整する
原因を1つずつ切り分けていくと、感覚であれこれ変えるよりも、安全に問題の箇所にたどり着きやすくなります。
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WordPress バージョンダウン後の運用と再アップデート戦略

ここでは、WordPressのバージョンをいったん下げたあと、どのように運用していくかを整理します。バージョンダウンはゴールではなく、「落ち着いて原因を探るためのスタート地点」と考えた方がしっくりきます。
応急処置としてのバージョンダウンと根本解決の違い
WordPressのバージョンを下げることは、イメージで言うと「痛み止めを飲んで症状を抑えた状態」に近いです。
一時的には楽になりますが、原因となっている部分がそのままなら、どこかでまた問題が出てきます。
- 応急処置
- WordPress本体やプラグインのバージョンを下げて、不具合をいったん抑えること
- 根本解決
- テーマやプラグインの構成を見直す
- 問題のある機能を別の手段に置き換える
- テスト環境を整え、アップデートの手順を運用ルールとして固める
理想的な流れは、「一度バージョンを下げてサイトを安定させたうえで、原因を洗い出し、できる限り新しい環境で安定運用できるように整える」ことです。
再アップデート前にやるべきテスト内容
再びWordPressをアップデートする前には、次のような項目をチェックしておくと安心です。
| テスト項目 | チェック内容の例 |
|---|---|
| 表示テスト | 主要ページ、ランディングページ、ブログ一覧などが崩れていないか |
| フォーム・問い合わせ | 問い合わせフォーム、購入フォーム、会員登録が問題なく動作するか |
| ログイン・マイページ | ユーザーログイン、パスワード再発行、マイページ表示ができるか |
| 検索機能 | サイト内検索や絞り込み検索でエラーが出ないか |
| 速度・パフォーマンス | 体感速度が極端に遅くなっていないか、タイムアウトがないか |
| 管理画面の基本操作 | 投稿・固定ページの追加/編集/削除、メディア追加が問題なく行えるか |
これらのテストを、バージョンダウン後の状態と、再アップデート後の状態でそれぞれ行っておくと、「どのタイミングで問題が出たのか」を特定しやすくなります。
トラブルを減らすための日頃のメンテナンス習慣
最後に、そもそもWordPressのバージョンを慌てて下げなくて済むようにするための、日頃のメンテナンスのコツをまとめておきます。
- アップデート前には、必ずバックアップを1つ取る習慣をつける
- テーマやプラグインの更新内容を確認し、大きな変更があるときは慎重に行う
- テスト環境(ステージング)を用意し、まずはそちらでアップデートを試す
- 使っていないプラグインは停止ではなくアンインストールして、構成をシンプルに保つ
- サーバーやセキュリティプラグインからの通知に目を通し、危険な古いバージョンを放置しない
こうしたちょっとした習慣の積み重ねで、「気づいたらサイトが壊れていて、本体をバージョンダウンするしかない」という状況をかなり減らせます。
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よくある質問:WordPress バージョンダウンQ&A

ここからは、WordPressのバージョンを下げることについて、よくある質問をQ&A形式でまとめます。
Q1. WordPressをバージョンダウンするとSEOに悪影響はありますか?
A. 本体のバージョンを下げたこと自体が、直接SEO評価を落とすわけではありません。
ただし、古いバージョンを長期間使い続けることで、次のような間接的な悪影響が出る可能性があります。
- セキュリティリスクが高まり、最悪の場合はサイト改ざんやマルウェア感染につながる
- 一部機能が不安定になり、ページ表示が遅くなったりエラー画面が増えたりする
- プラグインやテーマとの相性問題が増え、表示がおかしいページが出てくる
検索エンジンは「安全で、ユーザーが使いやすいサイト」を好みます。
そのため、バージョンダウンはあくまで一時的な処置と考え、落ち着いたら再アップデートに向けて準備を進めるのがおすすめです。
Q2. プラグインでのWordPress バージョンダウンと、FTPでの手動ダウングレードはどちらが安全ですか?
A. 一般的には、WP Downgradeのようなプラグインを使った方法の方が、手順がシンプルでミスも起きにくく、多くの人にとって安全です。
ただし、管理画面に入れない場合や、プラグインが正しく動作しない場合は、FTPでの手動ダウングレードが必要になることもあります。
- 管理画面に入れる場合 → まずはプラグインでのバージョン変更を検討する
- 管理画面に入れない場合 → FTPでの手動ダウングレードを検討する
どちらの方法を選ぶにしても、「事前のバックアップ」と「手順の理解」が安全性を左右します。
Q3. どのバージョンまでWordPressをバージョンダウンしても大丈夫ですか?
A. 原則としては、「不具合が出る前の直近のバージョン」までにとどめるのが無難です。
あまりに古いバージョンまで戻してしまうと、次のようなリスクが一気に高まります。
- 既に知られている脆弱性が多く含まれている
- 新しいPHPバージョンやサーバー環境とうまく動かないことが増える
- 最近のテーマやプラグインがまったく対応していない
目安としては、不具合が出る直前のバージョン、もしくは1〜2つ前のバージョン程度にしておき、それ以上古いバージョンに戻す必要があるなら、構成そのものを見直すことを優先した方が安全です。
まとめ:WordPress バージョンダウンは計画的に行おう
この記事のポイントを整理します
- WordPressのバージョンを下げたくなる原因の多くは、テーマやプラグインと本体の相性問題である
- バージョンダウンには「サイト復旧」というメリットと、「セキュリティ低下」などのリスクが両方ある
- 作業前にはバックアップと「現状のバージョン/戻したいバージョン」のメモを必ず用意する
- 基本はWP Downgradeなどのプラグインで対応し、難しい場合はFTPでの手動ダウングレードも視野に入れる
- バージョンを下げたあとは、再アップデートに向けてテストや運用体制を整え、応急処置で終わらせないことが大切
そして、これから取るべき最初の一歩は、「いまのサイトのバックアップを1つ作成しておくこと」です。
バックアップさえあれば、WordPress本体のバージョン変更やテーマ・プラグインの検証も、ずっと気楽に試せるようになります。
そのうえで、この記事を見ながら、自分のサイトに合ったやり方で、計画的にバージョンダウンと再アップデートの流れを整えていきましょう。
【深呼吸タイム】 稼ぐために必要な3つのポイントを知っていますか? これら全部を暴露します。



