Cocoonの初期設定のやり方10項目｜収益化までの準備を一気に完了

WordPressにCocoonを入れてみたものの、設定画面の項目が多すぎて「どこから触ればいいの？」と止まっていないでしょうか。

結論から言うと、Cocoonの初期設定は「触る順番」と「優先度の高いところだけに絞る」さえ決めてしまえば、それほど難しくありません。

この記事では、次のようなことが分かります

Cocoonの初期設定で最低限やるべき項目とおすすめの順番
WordPress本体の初期設定とCocoon側の設定の違い
SEOと表示速度を意識した、現実的なおすすめ設定
広告やアクセス解析まで含めた、収益化の下準備

この記事を横に開きっぱなしにして、一緒に進めていけば「とりあえず安心して記事を書き始められる」ところまで、まとめて整えられます。

cocoon 初期設定の全体像をざっくり理解しよう
cocoon 初期設定の前にやるべきWordPress基本設定
Cocoonテーマの導入とかんたんな見た目のcocoon 初期設定
SEOと表示速度を意識したcocoon 初期設定のポイント
収益化を見据えたcocoon 初期設定（広告・アクセス解析）
初心者向けおすすめプラグインとcocoon 初期設定とのバランス
よくある質問：cocoon 初期設定の疑問あれこれ
まとめ：cocoon 初期設定は「順番」と「必須だけ」がコツ

cocoon 初期設定の全体像をざっくり理解しよう

ごとう

まずは、Cocoonの初期設定で何をどこまでやるのか、ざっくり全体像を頭に入れておきましょう。いきなり細かい画面から触り始めると、どこまでやったのか分からなくなりがちです。

cocoon 初期設定でやること一覧（全体マップ）

先に、WordPress側とCocoon側で触る場所を一覧にして整理しておきます。

やること	触る場所	主な目的
サイトタイトル・キャッチフレーズ	WordPress「設定 → 一般」	ブログの看板や一言説明を決める
パーマリンク設定	WordPress「設定 → パーマリンク」	記事URLを分かりやすくする
コメント・プロフィールなど	WordPress「設定 → ディスカッション」「ユーザー」	スパム対策と表示名の調整
親テーマ・子テーマの導入	「外観 → テーマ」	Cocoonを使える状態にする
スキン・フォント・レイアウト	「Cocoon設定 → スキン」「全体」	見た目と読みやすさを整える
SEO・インデックス・OGP設定	「Cocoon設定 → SEO」「インデックス」「OGP」	検索とSNSでの見え方を整える
本文・目次・ウィジェット・メニュー	「Cocoon設定」＋「外観 → メニュー」「ウィジェット」	読みやすさとサイト内の回遊性を上げる
高速化設定	「Cocoon設定 → 高速化」	表示速度の向上
広告・アクセス解析・PR表記	「Cocoon設定 → 広告」「アクセス解析・認証」など	収益化とデータ計測、トラブル回避の準備

この一覧の上から順番に進めれば、一通りのCocoon初期設定は完了します。

どんなブログにしたいかを軽く言語化しておく

もうひとつ、実際に設定を触る前にやっておくと楽なのが「どんなブログにしたいか」をざっくり言葉にしておくことです。

例えば次のようなパターンがあります。

日常のことを気楽に書く雑記ブログ
商品レビューやサービス紹介が中心のアフィリエイト寄りブログ
お店や教室などの公式サイト兼ブログ

こういった違いで、広告の出し方やインデックス設定の考え方が少し変わります。

紙やメモアプリに、次のようなことを一言ずつ書き出しておくと、その後のCocoonの初期設定で迷いにくくなります。

ブログの目的（例：副業収入を増やしたい、自分の記録を残したいなど）
想定している読者（例：同年代の会社員、子育て中の親など）
これから書きそうなジャンル（例：ガジェット、グルメ、子育て、仕事術など）

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cocoon 初期設定の前にやるべきWordPress基本設定

ごとう

ここからは、Cocoon側に触る前に済ませておきたいWordPress本体の初期設定をまとめます。土台が整っていないと、あとから修正する箇所が増えがちなので、先にここをサッと終わらせてしまいましょう。

一般設定でサイトの基本情報を整える

まずは管理画面の「設定 → 一般」を開きます。ここではブログの名札のような部分を決めていきます。

サイトタイトル → ブログ名そのものです。仮の名前でもいいので、ひとまず入れておくと気持ちが切り替わります。
キャッチフレーズ → ブログの一言説明です。空欄でも動きますが、「何について書いているか」が伝わる短い文章を入れておくと親切です。
WordPressアドレスとサイトアドレス → 通常は変更しません。アドレスがhttpsから始まっているかだけ確認しておきましょう。
管理者メールアドレス → 自分が確実に受信できるメールアドレスを設定しておきます。

このあたりはCocoonに限らず、どのテーマでも共通する基本設定です。

パーマリンク設定で記事URLを整える

次に「設定 → パーマリンク」を開き、「投稿名」にチェックを入れて保存します。

こうしておくと、記事のURLが次のようなイメージになります。

変更前の例：/archives=123 といった数字だけのURL
変更後の例：/sample-post のような英単語のURL

パーマリンクは途中で変えるとURLが変わってしまい、リンク切れの原因になります。記事を書き始める前に決めておき、Cocoonの初期設定と一緒に済ませてしまうのがおすすめです。

コメント・プロフィール・表示名を調整する

最後に、コメント周りとプロフィールを軽く整えておきます。

コメント機能 → 最初のうちはスパムコメントが多くなりがちです。必要になるまではオフにしておくのもありです。
ユーザー名とニックネーム → ログインIDと同じ名前を表示名にすると、セキュリティ上あまりよくありません。ニックネームを別の名前にして、それをブログ上の表示名にしておくと安心です。

ここまで終われば、Cocoonを載せるためのWordPress側の土台づくりはひと区切りつきます。

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Cocoonテーマの導入とかんたんな見た目のcocoon 初期設定

ごとう

ここから、いよいよCocoon本体を導入していきます。この見出しでは、テーマのインストールと、スキンやレイアウトなど見た目に関わる初期設定をまとめて進めます。

Cocoon親テーマ・子テーマのインストール手順

Cocoonは「親テーマ」と「子テーマ」をセットで使う設計になっています。子テーマを有効にしておくことで、後からデザインを調整してもアップデートで消えにくくなります。

手順	やること	補足
1	Cocoon公式サイトから親テーマのzipをダウンロード	パソコンの分かりやすい場所に保存しておく
2	同じページから子テーマのzipもダウンロード	親と子の2つのzipファイルがあればOK
3	WordPress管理画面の「外観 → テーマ」を開く	現在有効なテーマ一覧が表示される
4	「新規追加」→「テーマのアップロード」をクリック	zipファイルを選択できる画面が開く
5	親テーマのzipを選び、インストールする	インストール後も、このタイミングではまだ有効化しない
6	続けて子テーマのzipもインストールする	親テーマと子テーマの両方が一覧に表示されればOK
7	テーマ一覧から「Cocoon Child」を有効化する	これ以降のカスタマイズは子テーマ側で行う

この手順どおりに進めて「Cocoon Child」が有効になっていれば、Cocoonの初期設定を始める準備は整いました。

スキン・フォント・レイアウトのおすすめ初期設定

次に「Cocoon設定 → スキン」を開いて、全体のデザインをざっくり決めます。ここで凝りすぎると先に進まないので、最初は読みやすさ重視で選びましょう。

私が新しいブログを作るときは、だいたい次のようなイメージで設定しています。

項目	初期のおすすめ設定	理由
スキン	白背景でシンプルなデザイン系	どのジャンルの記事にもなじみやすい
本文フォント	標準的なゴシック体	くせが少なく、長文でも読みやすい
本文文字サイズ	16px〜18px程度	スマホでも小さくなりすぎず、目に優しい
サイドバーの表示位置	右サイドバー	多くの日本語ブログで見慣れている配置
サイト全体の幅	標準〜やや広め	写真が多いブログは少し広めにすると見やすい

ここで決めた見た目はいつでも変えられます。Cocoonの初期設定の段階では「とりあえず読みやすい状態にする」くらいの気持ちでOKです。

メニューとウィジェットで最低限の導線を作る

最後に、「外観 → メニュー」と「外観 → ウィジェット」で、読者がサイト内を回りやすくなる最低限の導線を作っておきます。

メニュー（グローバルナビ） → プロフィール、お問い合わせ、プライバシーポリシーなど、必ず見てほしいページを登録しておきます。
サイドバーのウィジェット → プロフィール、検索フォーム、新着記事、カテゴリーあたりを入れておくと、初めて来た人も迷いにくくなります。

この段階では完璧なメニュー構成を目指す必要はありません。記事が増えてきたら、アクセスの集まりやすいカテゴリーをメニューに足していくくらいで十分です。

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SEOと表示速度を意識したcocoon 初期設定のポイント

ごとう

次は、検索で見つけてもらいやすくしつつ、ページの表示速度も重くなりすぎないようにするための設定です。難しい専門用語はできるだけ避けて、最低限押さえておきたいポイントだけに絞っていきます。

SEO・インデックス設定で検索まわりを整える

「Cocoon設定 → SEO」と「インデックス」では、検索エンジンにどのページをどんな風に見てもらうかをざっくり決めます。

特に意識しておきたいのは次のような部分です。

トップページのタイトル → ブログ名そのままでも動きますが、「何についてのブログか」が伝わるように少し工夫すると親切です。
メタディスクリプション → 記事ごとに書くのが基本ですが、サイト全体の説明文もここで設定できます。
インデックスの設定 → ほとんど中身がないページや似た内容のページをインデックスしないようにして、サイト全体の評価を安定させます。

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イメージしやすいように、ページの種類ごとのおすすめを簡単にまとめておきます。

ページの種類	インデックスのおすすめ	理由
通常の投稿ページ	インデックスする	検索から読んでもらいたいメインのページだから
固定ページ（プロフィールなど）	インデックスする	サイトの信頼性を高める情報になるから
タグページ	noindexを検討する	中身が薄くなりやすく、重複しがちだから
サイト内検索結果ページ	noindexにする	自動生成で内容が重複しやすいから

最初のうちは、細かいところまで完璧にしようとしなくて大丈夫です。「薄いページを増やしすぎない」という方針だけ意識しておけば十分です。

OGP・SNS設定でシェア時の見え方を整える

「Cocoon設定 → OGP」では、XやFacebookなどSNSでリンクがシェアされたときの見え方を整えます。

OGP画像（ホームイメージ） → トップページがシェアされたときに表示される画像です。ブログの雰囲気が分かる画像を1枚用意して設定しておくと見栄えがよくなります。
OGPタグの有効化 → 基本的にはオンで問題ありません。オフにすると、SNS上での表示が味気ない文字だけになりがちです。
Twitterカードの設定 → こちらもオンでOKです。きちんと設定されていると、リンクを貼っただけで自動的にカード形式で表示されます。

今の時点でSNSからのアクセスがゼロでも、OGPを整えておけば、あとから自分で記事をシェアしたくなったときに「先にやっておけばよかった」と後悔せずに済みます。

高速化タブとプラグインの役割分担を決める

「Cocoon設定 → 高速化」には、ページの読み込みを軽くするための機能が集まっています。ただし、キャッシュ系プラグインなどと役割がかぶると、かえって不具合の原因になりやすいので注意が必要です。

ざっくりとした役割分担は次のように考えると分かりやすいです。

機能	Cocoon側の設定	プラグイン側の設定
画像の遅延読み込み	優先的に使う	必要ならどちらか一方だけにする
HTML・CSS・JSの縮小化	どちらか一方で行う	表示崩れが出たら片方をオフにする
ブラウザキャッシュ	基本は使わない	キャッシュ系プラグインやサーバー機能に任せる
画像圧縮	行わない	専用の画像圧縮プラグインを利用する

最初は、Cocoon側の高速化設定を大人しめにオンにして様子を見るくらいで十分です。表示がおかしくなったら、いったん全部オフにしてから一つずつ試していくと原因を見つけやすくなります。

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収益化を見据えたcocoon 初期設定（広告・アクセス解析）

ごとう

ここからは、アドセンスやアフィリエイトなど収益化を見据えた設定です。まだ広告を貼る予定がなくても、アクセス解析だけは早めに入れておくと、あとになってデータが残っていて助かります。

広告設定で「うるさすぎない」配置を決める

「Cocoon設定 → 広告」では、アドセンスやアフィリエイト広告の表示位置を細かくコントロールできます。ただ、広告を詰め込みすぎると読む気がなくなってしまうので、最初は控えめな配置から始めるのがおすすめです。

広告の種類	よく使われる位置	初期のおすすめ度
アドセンス自動広告	全ページに自動挿入	最初は控えめ設定にして様子を見る
記事内レクタングル	見出し2〜3個ごと	クリックされやすいが入れすぎには注意
記事下広告	本文のすぐ下	アフィリエイトリンクの定番位置
サイドバー広告	プロフィールの下など	目に入りやすく本文の邪魔になりにくい

Cocoonの初期設定としては、「記事下」と「サイドバー」に広告枠を用意しておき、アクセスが増えてきた段階で自動広告や記事内広告を足していく流れが無難です。

アクセス解析・Search Console・タグマネの設定

「Cocoon設定 → アクセス解析・認証」では、アクセス解析ツールのIDやSearch Consoleなどのタグをまとめて設定できます。テーマファイルを直接編集しなくてもいいので、ここで完結させてしまいましょう。

アクセス解析ツールでサイトを登録し、測定IDを控える
Search Consoleでサイトを登録し、メタタグやHTMLタグを取得する
タグマネージャーを使う場合は、そのIDも控えておく
Cocoonの「アクセス解析・認証」タブに、それぞれのIDやタグを貼り付ける

一度設定してしまえば、あとはCocoon側が自動的に必要なコードを出力してくれます。ブログ開設直後はアクセスが少なくても、あとから伸びてきたときに、過去のデータをさかのぼって確認できるのは大きなメリットです。

PR・広告表記でトラブルを防ぐ

アフィリエイトリンクや広告を設置するなら、「これは広告です」と読者にきちんと伝えるPR表記も大切です。Cocoonには、広告やPRのラベルを分かりやすく表示できる機能があります。

アフィリエイトリンクの前後に「広告」「PR」などの表示を入れる
記事の冒頭や本文内で「本記事にはアフィリエイトリンクを含みます」とまとめて伝える
サイドバーやフッターに、運営者情報や免責事項、プライバシーポリシーのページへのリンクを置いておく

このあたりをCocoonの初期設定の段階でテンプレート化しておくと、記事を書くたびに文言を悩まずにすみます。

初心者向けおすすめプラグインとcocoon 初期設定とのバランス

ごとう

ここでは、Cocoonと一緒に使うことが多いWordPressプラグインと、その役割を整理します。プラグインを入れすぎるとサイトが重くなるので、「目的ごとに最低限」を意識するのがポイントです。

目的別に見る、最低限のおすすめプラグイン

Cocoon自体が多機能なので、必要最低限だけプラグインを追加するイメージで考えます。役割ごとに代表的なものを挙げてみます。

目的	よく使われるプラグインの例	備考
お問い合わせフォーム	Contact Form 7 など	シンプルな問い合わせが1つあれば十分なことが多い
画像圧縮	EWWW Image Optimizer など	写真が多いブログは早めに導入すると効果的
スパム対策	Akismet Anti-Spam など	コメントを開けるなら入れておきたい
セキュリティ	SiteGuard WP Plugin など	ログインページの保護などに役立つ
XMLサイトマップ	XML Sitemap系プラグイン	検索エンジンにサイト構造を伝えやすくする