ブログを一生懸命更新しているのに、アクセスも収益もいまいち伸びない…そんなモヤモヤを抱えていませんか。
書く前にブログ全体の設計図を作っておくと、ムダ打ちが減って結果が出るまでのスピードがかなり変わります。この記事では、私自身が使っているブログサイト設計テンプレートと、その考え方を初心者向けにかみ砕いて紹介します。
読み終わるころには、「自分のブログならこう設計しよう」というイメージがはっきりして、すぐに設計テンプレートを作り始められる状態になっているはずです。
ブログサイト設計テンプレートを使う前に知っておきたいこと

この章では、「そもそもサイト設計って何なのか」「テンプレートをわざわざ作る意味はあるのか」という土台の部分を一度整理します。ここが分かると、設計作業のハードルがかなり下がります。
ブログサイト設計とは?初心者にもわかる意味
ブログサイト設計というのは、一言でいうと「ブログ全体の設計図を先に作ること」です。思いついた記事から順番に書くのではなく、まず地図を描いてから道順を決めるイメージに近いです。
よくある勘違いが、「1記事ごとの構成を考えること=サイト設計」だと思ってしまうことです。実際にはもう少し大きな単位で、ブログ全体のテーマ、カテゴリー構成、内部リンクの流れ、どこで収益につなげるかまでをまとめて考える作業になります。
イメージしやすいように、1記事の構成づくりとの違いを表にしてみます。
| 比較項目 | ブログサイト設計 | 1記事の構成づくり |
|---|---|---|
| 考える単位 | サイト全体 | 個別の記事1本 |
| 主なゴール | テーマの一貫性、導線設計、収益設計 | その記事を最後まで読んでもらう |
| 決めること | カテゴリー構成、記事マップ、内部リンク、商品配置など | 見出し構成、導入、まとめなど |
| 間違えたときの影響 | サイト全体が迷子になる | その記事だけ読まれにくい |
ブログサイト設計用テンプレートは、この「サイト全体」の部分を漏れなく考えるためのチェックリスト兼メモ帳のような存在です。「ちゃんと考えなきゃ」と構えすぎず、頭の中のイメージを外に出す道具だと思ってもらえると気がラクになります。
テンプレートを使うメリット・デメリット
ブログサイト設計をテンプレートにしておくと、具体的には次のようなメリットがあります。
- 「次に何を書こう」と迷う時間が減り、手を動かしやすくなる
- 記事同士のつながりがはっきりして、内部リンクの貼り忘れが減る
- ブログの専門分野が読者にも検索エンジンにも伝わりやすくなる
- 集客用の記事と、収益につながる記事の役割が整理される
その一方で、デメリットもあります。
- 最初にある程度まとまった時間が必要になる
- テンプレートを埋めること自体が目的になり、書き出すのが遅れることがある
- 運営しながら方向性を変えたくなったとき、設計図の更新というひと手間が増える
とはいえ、行き当たりばったりで記事を増やしたあとに大改修するコストを考えると、最初にざっくりでも設計しておいた方が、トータルの時間や労力は確実に少なく済むと感じています。私も「最初に少し頑張っておいてよかった」と何度も思いました。
どんな人がブログサイト設計テンプレートを使うべきか
ブログサイト設計のテンプレート作りを特におすすめしたいのは、次のような人です。
- 副業で、月数万円〜数十万円くらいの収益を本気で狙っている人
- 雑記ブログで書き散らかしてしまい、何を伸ばせばいいのか分からなくなっている人
- 企業のオウンドメディア担当になり、サイト全体の構成を任されている人
- 過去にブログで挫折した経験があり、次はきちんと設計してから始めたいと思っている人
反対に、「日記として自分の好きなことを書きたい」「収益はあまり気にしていない」という人は、ここまでガチガチに設計しなくても大丈夫です。目的が「楽しむこと」であれば、効率よりも気楽さを優先した方が続けやすいと思います。
ブログサイト設計テンプレートの全体像をつかもう

ここからは、具体的にどんな形でブログサイト設計テンプレートを作ればいいのか、全体像をお見せします。「何のシートを用意して、何を書けばいいのか」がイメージできるのがゴールです。
ブログサイト設計テンプレートの構成一覧
私が使っているサイト設計テンプレートは、スプレッドシートを前提に次のような構成にしています。
| シート名 | 役割 |
|---|---|
| サイト概要 | ブログのコンセプト、ターゲット、収益ゴールをまとめる |
| ジャンル・商品リスト | 扱うテーマやASP案件、自社商品を一覧にする |
| キーワード&記事リスト | 狙うキーワードと、対応する記事案を整理する |
| カテゴリー・サイトマップ | カテゴリー構成と、記事の配置を設計する |
| 内部リンク・導線設計 | ピラーページと関連ページのつながりを整理する |
| 運用・更新メモ | 公開日、リライト予定、気づきメモを書き残す |
いきなり全部作る必要はなく、最初は「サイト概要」「キーワード&記事リスト」「カテゴリー・サイトマップ」の3枚だけでも十分です。ブログの規模が大きくなってきたら、少しずつシートを増やしていくイメージで大丈夫です。
サイト概要シートで決めておくべきこと
ブログサイト設計の出発点になるのが「サイト概要シート」です。ここでブレると、あとでキーワードや記事構成も迷子になりやすくなるので、最初にしっかり言葉にしておきましょう。
書いておきたい項目は、おおよそ次の通りです。
- ブログのテーマ(一言でいうと何ブログか)
- ペルソナ(どんな人に読んでほしいか)
- 収益モデル(広告、アフィリエイト、自社商品など)
- 最初の目標(アクセス数や月間収益の目安など)
イメージしやすいように、ざっくりした例を載せておきます。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| テーマ | 在宅ワーク向けPC・ガジェット特化ブログ |
| ペルソナ | 自宅で仕事をする個人事業主。ITは得意ではないが、仕事道具には投資したい人 |
| 収益モデル | ショッピングサイトのアフィリエイト、自社のオンライン相談サービス |
| 目標 | 月1万PV、月3万円の収益 |
ここがふわっとしていると、あとでキーワードを選ぶときや記事案を考えるときに「これもアリかな…」と迷い続けることになります。多少時間をかけてもいいので、自分の言葉で書き切るのがおすすめです。
キーワード&記事リストシートの基本構成
次に大事なのが、キーワード&記事リストのシートです。ここはブログサイト設計テンプレートのなかでも、もっとも頻繁に開く場所になると思います。
最低限入れておきたい項目をまとめると、こんな感じです。
| 項目 | 内容・例 |
|---|---|
| キーワード | 「在宅ワーク ノートパソコン おすすめ」など |
| 検索意図メモ | これからPCを買う人向けか、スペック比較をしたい人向けか など |
| 記事タイトル案 | 在宅ワーク向けノートPCおすすめ◯選|失敗しない選び方 |
| カテゴリー | PC本体、周辺機器 など |
| 役割 | 集客記事、収益記事、サポート記事 など |
| 優先度 | 高・中・低の3段階くらいでOK |
| 状態 | 未着手、執筆中、公開済み、リライト予定 など |
このシートを開けば、「次に書くべき記事」と「後回しでいい記事」がすぐ分かる状態を目指しましょう。思いつきのネタもここにどんどん追加しておくと、ネタ帳としても機能します。
ブログサイト設計テンプレートの書き方ステップ

ここからは、ブログサイト設計テンプレートを実際に埋めていくときの手順をステップ順に解説します。ゼロから始めるときに「どんな順番で考えればいいか」が分かるように、できるだけ具体的に進めていきます。
ステップ1:ゴールとターゲットを決める
一番最初にやるべきことは、ブログのゴールとターゲットをはっきりさせることです。ここが曖昧なままブログサイト設計を進めると、テンプレートだけ立派で、実際の成果につながらない…という残念な状態になりがちです。
ゴールの決め方を、代表的なパターン別に表にしてみました。
| ブログの目的 | 具体的なゴール例 | 指標の例 |
|---|---|---|
| アフィリエイト収益を得たい | 月◯万円の成果報酬 | 申込件数、成約率 |
| 自社サービスの集客がしたい | 毎月◯件の問い合わせ | 問い合わせ数、資料請求数 |
| 仕事の受注につなげたい | 月◯件の見積依頼 | 問い合わせ数、ポートフォリオ閲覧数 |
ターゲットは、できるだけ「一人の人物」として描いてみてください。年齢や性別だけでなく、仕事、家族構成、抱えている悩み、どんなシチュエーションでスマホを開いて情報を探すのか、などを細かく書き出していくイメージです。サイト概要シートに「ペルソナメモ」という欄を作っておくと便利です。
ステップ2:ジャンルとキーワードの大枠を決める
ゴールとターゲットが決まったら、次はブログで扱うジャンルとキーワードの大枠を決めます。この段階では、まだ細かい検索ボリュームまで調べなくても大丈夫です。
- 扱うジャンルを、できるだけ一つか二つに絞る
- そのジャンルで、収益につながりそうな商品やサービスを洗い出す
- ターゲットが知りたそうなことを、思いつく限り書き出してみる
こうして出てきた「ざっくりキーワード候補」を、あとでキーワードツールなどを使って深掘りしていきます。ジャンル・商品リストのシートに商品名を書きつつ、「この商品を買う前にどんなことで悩むだろう?」と考えてメモしていくと、そのままキーワードのタネになります。
ステップ3:カテゴリーとサイト構造を設計する
ジャンルとキーワードのタネが見えてきたら、次はカテゴリーとサイト構造を考えます。ここからいよいよブログサイト設計らしい作業になってきます。
考えるときのコツはざっくり次の通りです。
- カテゴリー数は3〜7個ほどに絞る(多すぎると読者も自分も迷子になる)
- カテゴリー名を見ただけで、ブログのテーマが伝わるようにする
- 「入門」「選び方」「商品レビュー」「トラブル解決」など役割ごとにまとめる
シンプルな例を挙げると、こんなイメージです。
| カテゴリー名 | 役割・中身の例 |
|---|---|
| 入門・基礎知識 | 在宅ワークの始め方、仕事に必要なPCスペックの基礎 など |
| 選び方ガイド | ノートPCの選び方、モニターやキーボードの選び方 など |
| 商品レビュー | 各メーカーのPCや周辺機器のレビュー記事 |
| 仕事環境の作り方 | デスク環境の整え方、肩こり対策グッズ など |
このカテゴリー案とキーワード&記事リストのシートを行き来しながら、「どの記事をどのカテゴリーに置くか」を決めていくと、サイト全体の形が見えやすくなります。
ステップ4:記事マップと内部リンクを設計する
カテゴリーが決まったら、次は各カテゴリーの中で記事同士をどうつなぐかを考えます。ここでは、「ピラーページ」と「関連ページ」をセットで設計すると分かりやすいです。
- ピラーページ:そのカテゴリーの入り口になる、網羅性の高い解説記事
- 関連ページ:ピラーページでざっくり触れた内容を、個別に深掘りする記事
例えば「在宅ワーク向けノートPC」というテーマなら、「在宅ワーク向けノートPCの選び方完全ガイド」がピラーページになり、その中から「◯◯メーカーのノートPCレビュー」「在宅ワークに必要なスペック解説」などの関連ページへリンクを張るイメージです。関連ページ側からは、必ずピラーページへ戻るリンクも用意しておきます。
内部リンク・導線設計のシートには、「ピラーページ名」「関連ページ名」「リンクの向き」の3項目だけでもいいので一覧にしておくと、リンク漏れに気づきやすくなります。
ブログタイプ別のサイト設計テンプレ例

同じブログサイト設計テンプレートでも、特化ブログと雑記ブログ、企業のオウンドメディアでは少し考え方が変わります。この章では、タイプ別にざっくりとした設計のイメージを紹介します。
特化ブログ向けブログサイト設計テンプレート
特化ブログの場合は、「一つのテーマに絞って、とことん深く掘る」ことが基本になります。そのためサイト設計でも、「このテーマといえばこのブログ」と思ってもらえる構成を意識しましょう。
例えば「転職エージェント特化ブログ」を作るなら、こんなイメージです。
- テーマ:転職エージェントに関する情報に特化
- 主なカテゴリー:転職ノウハウ、エージェント比較、体験談、職種別の転職情報
- ピラーページ例:初めての転職で失敗しない転職エージェントの選び方
- 収益記事例:各エージェントの評判・口コミ記事、登録手順の解説記事
- サポート記事例:面談で聞くべきこと、よくある失敗談 など
誰が見ても「転職エージェントに詳しいブログだ」と分かるように、テーマとカテゴリーの一貫性をテンプレート上でも意識しておくことが大切です。
雑記ブログから特化寄せするときの設計テンプレ
すでに雑記ブログを運営している人のなかには、「いまある記事をどう整理して、特化ブログ寄りにしていけばいいのか分からない」という悩みを持っている人も多いと思います。その場合も、ブログサイト設計テンプレートを使って再設計していきます。
大まかな流れは次の通りです。
- いま書いているジャンルをすべて書き出す
- アクセスや収益が出ているジャンルをピックアップする
- 今後伸ばしたいジャンルを2〜3個に絞る
- 伸ばしたいジャンルだけで、新しいカテゴリー構成を考える
テンプレート上では、「既存記事」「残す記事」「リライトする記事」「削る候補」などのフラグを付けて管理するのがおすすめです。一気に全部消すのではなく、「伸ばしたいジャンルを強くしていく」イメージで設計を見直すと、リスクを抑えながら方向転換できます。
企業のオウンドメディア向け設計テンプレ
企業サイトやオウンドメディアの場合は、「商品を売ること」と同じくらい「信頼感を高めること」も重要な目的になります。ブログサイト設計テンプレートにも、その視点をあらかじめ組み込んでおくと運営しやすいです。
- サイト概要:会社のミッションや大事にしたい価値観も一緒に記入しておく
- カテゴリー:サービス紹介、導入事例、ノウハウ記事、会社の取り組み など
- ピラーページ:サービスの特徴や料金を分かりやすくまとめたページ
- 信頼を高める記事:導入事例、開発の裏側、スタッフインタビューなど
- CTA:資料請求、無料相談、お問い合わせ などを自然な形で配置
企業サイトは関わるメンバーが多いため、ブログサイト設計テンプレートを共有しておくと、担当者が変わってもメディアの方向性がぶれにくくなります。
ブログサイト設計テンプレートをうまく使うコツと注意点

この章では、ブログサイト設計テンプレートを運用していく上でのコツと、ありがちな失敗パターンをまとめておきます。「設計して満足」で止まってしまわないためにも、一度目を通しておいてください。
よくある失敗パターンと対策
まずは、サイト設計まわりでよくある失敗と、その原因・対策を整理します。
| 失敗パターン | よくある原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 設計に時間をかけすぎて記事が増えない | 完璧なテンプレートを作ろうとしすぎる | ざっくり8割決まったら記事を書き始める |
| キーワードが広がりすぎる | テーマがぼやけている | ゴールとターゲットに立ち返って絞り込む |
| 収益記事と集客記事がごちゃ混ぜ | 記事ごとの役割を分けて考えていない | テンプレートの「役割」欄を必ず埋める |
| 設計図を放置してしまう | 日々の更新で精一杯になってしまう | 月に一度は設計テンプレを見直す時間を予定に入れる |
ブログサイト設計は、一度作って終わりではなく「運営しながら少しずつチューニングしていくもの」と考えた方が気楽です。テンプレートも、状況にあわせて変えていく前提で使っていきましょう。
設計テンプレを定期的に見直すポイント
ブログを続けていると、思った以上に読まれる記事と、ほとんどアクセスが集まらない記事がはっきり分かれてきます。その結果をブログサイト設計テンプレートに反映していくことで、サイト全体がだんだんと強くなっていきます。
見直すときのチェックポイントは次の通りです。
- アクセスや収益が出ている記事は、どのカテゴリーに多いか
- よく読まれている記事に、適切な内部リンクで導線を張れているか
- 読まれていない記事は、キーワード選びやターゲット設定がズレていないか
- ペルソナやゴールが、当初の想定から変わってきていないか
各シートに「メモ」列を1つ作っておき、思いついたことを簡単に書き残しておくと、定期的な見直しのときに判断材料として役立ちます。
AIツールをブログサイト設計テンプレにどう活かすか
今は、AIライティングツールをブログの設計にも活用する人が増えてきました。うまく使えば、ブログサイト設計テンプレートを埋めるスピードをぐっと上げることができます。
例えば、次のような使い方が考えられます。
- ざっくり決めたジャンルから、関連キーワード候補をたくさん出してもらう
- ペルソナ設定案を複数パターン出してもらい、自分でしっくりくるものを選ぶ
- 記事マップのたたき台を出してもらい、自分のブログに合わせて手直しする
大事なのは、「AIに全部任せる」のではなく、自分の経験や考えをベースにして使うことです。ブログサイト設計テンプレートに落とし込むときは、「自分ならこの読者に何を伝えたいか」を考えながら調整していきましょう。そのひと手間が、結果的にファンになってくれる読者につながります。
よくある質問:ブログサイト設計テンプレート編

最後に、ブログサイト設計テンプレートについてよく聞かれる質問をまとめておきます。疑問が近いものがあれば、ここだけ読んでいただいても大丈夫です。
Q1. ブログサイト設計テンプレートは最初から完璧に作らないとダメですか?
A. まったくそんなことはありません。むしろ、完璧を目指すほどいつまでも記事を書き始められなくなるので、最初は「6〜7割できたらOK」くらいの気持ちで大丈夫です。
具体的には、次の3つが埋まっていれば十分スタートラインに立てます。
- サイト概要シートで、テーマとペルソナ、ざっくりしたゴールを書く
- キーワード&記事リストに、思いつく限りのキーワードを入れる
- カテゴリー案を3〜5個ほど決める
ここまでできたら、いったんブログサイト設計テンプレートを保存して、実際に記事を書き始めてしまいましょう。書く中で「このカテゴリーは分けた方がいいな」「このキーワードは少しずれているな」と気づくので、そのタイミングで設計を微調整していけばOKです。
Q2. 無料テーマでもブログサイト設計テンプレートを使う意味はありますか?
A. あります。サイト設計は、ワードプレスのテーマやデザインとは別のレイヤーの話だからです。
どんなテーマを使っていても、次のような点は共通して重要になります。
- どんな読者に向けたブログなのか
- 何を知ってもらい、最終的にどんな行動をしてほしいのか
- そのためにどんなカテゴリーや記事構成にするのか
特に無料テーマは装飾で目立たせにくい分、コンテンツの構成や導線がより大事になります。ブログサイト設計テンプレートで中身をしっかり作り込んでおくと、「見た目はシンプルなのに読みやすいブログだな」と感じてもらいやすくなります。
Q3. すでに記事がたくさんあるブログにも、設計テンプレを作り直す価値はありますか?
A. 記事数が多いブログほど、設計テンプレートで再設計する価値があります。最初はノープランで始めて、気づけば記事が何百本にもなっている、というケースはよくあります。
その状態だと、次のような問題が起きがちです。
- 読者がどの記事から読めばいいのか分からない
- 検索エンジンから見ても、何の専門ブログなのか伝わりにくい
- 自分自身も、どの記事をリライトすべきか判断しづらい
一度時間を取ってブログサイト設計テンプレートに向き合い、
- 既存記事をざっくり分類する
- 残す記事・統合する記事・削る候補を仕分けする
- 今後伸ばしたいジャンルを中心に、新しいサイトマップを作る
といった作業をすると、同じ記事数でも成果の出方が変わってきます。私もこの作業をやったあと、アクセスの集まり方がかなり変わった経験があります。
まとめ:ブログサイト設計テンプレートで「迷わないブログ運営」を始めよう
最後に、この記事の内容をコンパクトにまとめておきます。
- ブログサイト設計とは、ブログ全体のテーマやカテゴリー構成、記事マップ、内部リンク、収益ポイントまでを先に決める「設計図づくり」のこと
- サイト設計テンプレートを使うと、何を書くか迷う時間が減り、記事同士のつながりもはっきりして、読者にも検索エンジンにも専門性が伝わりやすくなる
- テンプレートは「サイト概要」「ジャンル・商品リスト」「キーワード&記事リスト」「カテゴリー・サイトマップ」「内部リンク・導線設計」「運用・更新メモ」といったシート構成にしておくと管理しやすい
- 特化ブログ、雑記ブログ、企業メディアなどタイプによって設計のポイントは少し変わるが、どの場合もゴールとターゲットを最初に決めることが一番の土台になる
- 設計は最初から完璧を目指さず、運営しながらブログサイト設計テンプレートを定期的に見直し、少しずつ精度を高めていくのがおすすめ
今日からできる最初の一歩は、「サイト概要シートだけでも作ってみること」です。ノートでもスプレッドシートでもいいので、
- ブログのテーマ
- どんな人に読んでほしいか
- どんな行動をしてほしいか
この3つを書き出してみてください。それが、あなたのブログサイト設計テンプレートづくりのスタートラインになります。



