ワードプレスのテーマ選びって、本当に迷いますよね。無料で人気と聞くLightningだけど「本当に使いやすいの?」「SEOは大丈夫?」と心配になる人も多いと思います。
この記事では、WordPressテーマLightningの評判をメリットとデメリットの両面から整理しつつ、他テーマとの違いや導入のコツまで私なりにかみ砕いてまとめました。
読み終わるころには「自分のサイトにLightningを使うべきか」がスッキリ判断できるはずです。ひとことで言うと、用途さえ合えばかなりコスパの良い国産テーマです。
WordPress Lightningの評判の結論を先にサクッと整理

このパートでは、Lightningがどんな人に向いているのかをざっくりおさえておきます。細かい機能の前に、「そもそも相性が良さそうかどうか」をイメージしてみてください。
Lightningを選ぶべきか一目で分かる結論早見表
まずは、サイトの目的別に見たLightningとの相性を表にしてみます。
| サイトの目的・タイプ | Lightningとの相性 | 一言でいうと |
|---|---|---|
| 小規模〜中規模のコーポレートサイト | ◎ | 迷ったら候補に入れてよい |
| 個人の雑記ブログ | ○ | 必要十分に使える |
| アフィリエイト専用ブログ | △ | 専用テーマの方が有利なことも多い |
| LP特化の1ページサイト | △ | LP特化テーマの方が楽 |
| デザイン重視のおしゃれサイト | △〜○ | CSSカスタマイズ前提で考えたい |
このあと、なぜこういう評価になるのかを、評判や機能面から順番に見ていきます。
この記事の前提と、私のスタンス
私はLightningを「万能ですごいテーマ」とベタ褒めするつもりも、「ダメだからやめておけ」と全否定するつもりもありません。無料でここまでできるのは正直すごい一方で、「得意なこと」と「正直ちょっと苦手なところ」がはっきりしているテーマだと感じています。この記事では、良いところも悪いところもできるだけそのまま書きつつ、「あなたのサイトの目的に合うかどうか」を自分で判断できるようになることをゴールにしています。
Lightningとは?特徴と基本情報

ここでは、詳しい評判に入る前に、Lightningがどんなテーマなのかをざっくり確認しておきます。基本を知っておくと、口コミやレビューの意味も理解しやすくなります。
無料で使えるWordPress公式ディレクトリ登録テーマ
Lightningは、WordPress公式ディレクトリに登録されている無料テーマです。公式ディレクトリに登録されているということは、テーマとしての基本的な品質や安全性がチェックされているということなので、よく分からない海外製のテーマよりも安心感があります。また、日本の会社が作っている国産テーマなので、管理画面の表記や公式マニュアルも日本語でそろっています。英語ドキュメントと格闘しなくていいのは、初めてテーマをいじる人にとってかなり大きなメリットです。
テーマ本体はシンプル+ExUnitで機能を追加
Lightningの特徴のひとつが「テーマ本体はシンプルにして、細かい機能はプラグインで足す」という考え方です。公式の多機能プラグイン「VK All in One Expansion Unit(ExUnit)」を組み合わせることで、アクセス解析コードの設置やSNSボタン、ウィジェットの強化など、よく使う機能をまとめて追加できます。しかも、個別の機能をオン・オフできるので、必要ない機能まで読み込んでサイトが重くなる…といった失敗も避けやすいです。
ブロックエディタ向けのVK Blocksやパターンライブラリ
Lightningは、ブロックエディタと相性の良いテーマでもあります。ブロック追加プラグイン「VK Blocks」を入れると、ボックスや吹き出し、ステップ表示など、さまざまな装飾ブロックをクリックだけで呼び出せます。さらに「VK Pattern Library」というパターン集を使えば、よくある企業サイトのレイアウトを丸ごとコピーして、自分のサイト用に少し修正するだけでページを作ることもできます。HTMLやCSSが分からなくても、それなりに見栄えのするページを作りやすいのは、Lightningの分かりやすい強みです。
WordPress Lightningの評判:メリット・良い口コミの傾向

ここからは、実際の評判や口コミでよく挙がる「良いところ」を整理していきます。実際に使っている人の声と、機能面の特徴を合わせて見るとイメージしやすくなります。
無料とは思えない機能とコスパの良さ
一番多いのは「無料にしてはかなり高機能」という声です。Lightning本体に加えてExUnitやVK Blocksを組み合わせると、次のようなよくあるサイトを作れます。
- お知らせ付きの企業サイト
- サービス紹介ページをまとめたコーポレートサイト
- スタッフ紹介やアクセスマップを含む店舗サイト
- 簡単なブログを併設した情報発信サイト
こういったサイトを有料テーマで作るケースも多いなか、テーマ本体は無料でここまでできるのは、やはりコスパが良いと言えます。制作費やテーマ代をなるべく抑えつつ、きちんとした公式サイトを持ちたい人にとって、Lightningは現実的な選択肢です。
初期状態でもそこそこ見栄えが整う
Lightningは、インストール直後のデザインが素直で整っているのも特徴です。ロゴ画像とメインカラー、ヘッダー画像を設定するだけでも、「とりあえず公開しても恥ずかしくないサイト」になりやすいです。VK Blocksを使えば、ボックスや3カラムレイアウト、ステップ説明などもクリックだけで挿入できるので、デザインのセンスに自信がなくても「それっぽいレイアウト」が作れます。
国産テーマなので日本語の情報や事例が豊富
Lightningは国産テーマということもあり、日本語での情報量が豊富です。開発元の公式サイトやブログだけでなく、ユーザーによる解説記事やデモサイト、制作会社の事例紹介などもたくさん見つかります。独学でWordPressを触っている人でも、「設定で詰まったら検索する」で解決しやすいテーマと言えます。トラブル時に情報が出てこないテーマだと不安ですが、その点Lightningは安心感があります。
ここまでのメリットを、ざっくり表にまとめると次のようなイメージです。
| メリットのポイント | 内容のイメージ |
|---|---|
| コスパが良い | テーマ本体は無料で、必要に応じて有料機能を足せる |
| 企業サイトとの相性が良い | 会社概要・サービス紹介・ブログをまとめて構成しやすい |
| 初心者でも見栄えを整えやすい | 初期デザインが整っていて、ブロックで装飾しやすい |
| 日本語情報が多い | 公式ドキュメントも解説記事も日本語で探しやすい |
WordPress Lightningの評判:デメリットと注意点

一方で、Lightningには向かないケースや、あらかじめ知っておきたい弱点もあります。このパートでは「買ってから後悔しないために気をつけたいポイント」をまとめます。
「SEOが弱い?」と言われる理由
ネットでLightningの評判を調べると、「SEOが弱いのでは?」という声を見かけることがあります。実際のところ、Lightningだから検索に不利になる、ということはありません。ただ、構造化データの細かい自動出力や、目次・パンくずリストなどの内部SEO機能は、テーマ単体だけで見ると控えめです。そのため「テーマだけでSEO対策も全部やりたい」という人には、物足りなく感じられることがあります。基本はExUnitのSEO機能や、一般的なSEOプラグインを組み合わせて使う前提で考えるとちょうど良いです。
デザインを突き詰めたい人はCSSカスタマイズ前提
Lightningはビジネス寄りのシンプルなデザインが得意です。その反面、ポップで個性的なデザインや、雑誌のようなメディア型レイアウトを目指したい場合は、子テーマを作ってCSSを追加したり、ブロックの組み合わせを工夫したりといった一手間が必要になります。「テーマを変えただけで一気におしゃれサイトになる」というより、「きれいな骨組みと基本デザインを用意してくれるテーマ」というイメージに近いです。
機能が多いぶん、最初は設定箇所で迷いやすい
Lightningは長く開発・改良が続いているテーマで、そのぶん機能も増えています。カスタマイザーやテーマ設定画面、ExUnitの各種設定など、慣れないうちは「どこを触れば何が変わるのか」が分かりにくい場合があります。とくに、次のような人は最初に少し戸惑うかもしれません。
- 「とりあえずブログを始めたいだけ」の人
- WordPress自体をほとんど触ったことがない人
このあたりを踏まえて、よくあるデメリットと対策の方向性をまとめると、次のようになります。
| よくある不満・デメリット | 原因のイメージ | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| SEOが弱い気がする | テーマ内SEO機能が控えめ | ExUnitやSEOプラグインで補う |
| デザインをもっと派手にしたい | 初期デザインがビジネス寄りで落ち着いている | VK BlocksやCSSで装飾を足していく |
| 設定画面が多くて迷う | カスタマイズ箇所が複数に分かれている | 公式マニュアルや解説記事を見ながら順番に設定する |
無料版Lightningと有料機能(G3 Proなど)の違い

次に、無料版Lightningだけで足りるケースと、有料機能を足した方がよいケースの違いを整理します。「最初から課金すべきか?」と迷っている人は、このパートを目安にしてみてください。
無料版Lightningだけで十分なケース
無料版だけでも、次のようなことは問題なくできます。
- ヘッダー画像やロゴの設定
- メニューやウィジェットの配置
- ブログ機能(投稿)での情報発信
- 固定ページで会社概要やサービス紹介ページの作成
小さな企業サイトや店舗サイト、ポートフォリオサイトなど、「必要な情報がきちんと載っていて、最低限きれいに見えればOK」というサイトなら、無料版Lightning+ExUnit+VK Blocks(無料版)だけでも十分実用レベルです。
有料機能を足した方がよいケース
一方で、Lightning G3 Pro Unitなどの有料機能を利用すると、デザインの自由度がぐっと広がります。余白や装飾の細かい調整、トップページのレイアウトパターン追加、専用ブロックやデザインパターンの利用などができるようになるため、複数のクライアント案件でLightningを使い回したい人や、他社サイトと見た目で差別化したい人には向いています。「無料版で試してみて、もっときれいに作り込みたくなったら有料機能を足す」という段階的な使い方がしやすいのもLightningの良いところです。
無料版と有料機能のざっくり比較
無料版と有料機能の違いを、ざっくり表にまとめると次のようになります。
| 項目 | 無料版Lightning | 有料機能(Lightning G3 Pro系) |
|---|---|---|
| 費用 | 0(テーマ本体は無料) | ライセンス料金が必要 |
| デザイン自由度 | 基本パターン中心で似た見た目になりやすい | 余白や装飾、パターン追加で差別化しやすい |
| 作り込みやすさ | シンプルで扱いやすい | 案件レベルの作り込みがしやすい |
| 向いている人 | まず1サイトをしっかり作りたい人 | 複数サイトをしっかり作り込みたい人 |
他テーマ(Cocoon・SWELLなど)と比べたときのLightning

WordPressテーマLightningの評判を調べている人の多くは、CocoonやSWELLなどの人気テーマと迷っているはずです。このパートでは「ざっくりどう違うのか」をイメージしやすいように整理します。
無料テーマ同士:Lightning vs Cocoon
無料テーマの代表格としてよく名前が挙がるのがCocoonです。LightningとCocoonを、よく比較されるポイントで並べてみると次のようになります。
| 項目 | Lightning | Cocoon |
|---|---|---|
| 得意分野 | 企業サイト・サービスサイト | ブログ・アフィリエイトサイト |
| デザイン傾向 | ビジネス寄りでシンプル | ブログ寄りでカスタマイズ性が高い |
| SEO機能 | ExUnitやSEOプラグイン併用前提 | テーマ内で細かいSEO設定が可能 |
会社やお店の公式サイトを自前で作りたいならLightning寄り、広告収入を狙ったブログやアフィリエイトに全振りするならCocoon寄り、という選び方をすると分かりやすいです。
有料テーマ(SWELLなど)とLightning
SWELLのような有料テーマは、デザインの完成度やブログ向けの便利機能、高速化や内部SEOなどにお金を払うイメージです。一方Lightningは、本体は無料で、必要に応じて有料機能を少しずつ足すスタイルです。テーマ代を抑えたいけれど、しっかりした企業サイトを作りたい人にはLightningが向きます。事業の中心となるメディアを育てたり、LPを徹底的に作り込んだりしたい場合は、SWELLなど有料テーマを本命にしつつ、Lightningも比較対象として触ってみるとよいと思います。
用途別のざっくり指針
用途別に、ざっくりした指針をまとめると次のようなイメージになります。
- 会社や店舗の公式サイトを自前で作りたい → Lightningが有力候補
- ブログ運営やアフィリエイトがメイン → CocoonやSWELLなどブログ向けテーマも検討
- 事業の柱になるメディアやLPを作り込みたい → SWELLなど有料テーマを軸に比較
Lightningの導入手順と初期設定の流れ

ここからは、WordPressにLightningを入れてから、最初にどんな設定をすると失敗しにくいかを簡単にまとめます。作業のイメージをつかんでおくと、実際に触るときの不安が減ります。
WordPressにLightningをインストールする
テーマのインストール自体はとてもシンプルです。
- 管理画面の「外観」→「テーマ」→「新しいテーマを追加」をクリック
- 検索窓に「Lightning」と入力して検索
- 表示されたLightningを「インストール」→「有効化」で完了
ファイルを自分でアップロードする必要はなく、管理画面だけで完結します。WordPressに慣れていない人でも、画面の案内どおりに進めれば問題なくインストールできます。
ExUnitやVK Blocksなど推奨プラグインを入れる
Lightningをうまく活かすなら、次のようなプラグインは候補に入れておきたいところです。
- VK All in One Expansion Unit(ExUnit)
- VK Blocks(必要に応じてVK Blocks Pro)
- キャッシュや画像圧縮など高速化系プラグイン
とくにExUnitは、SEO機能やSNSボタン、ウィジェットの拡張などをひとまとめにした統合プラグインで、Lightningと組み合わせる前提で作られています。あとから「この機能も欲しい」と思ったときに個別プラグインを増やすより、最初からExUnitである程度そろえておく方が管理が楽な場面も多いです。
最初に触っておきたい設定ポイント
テーマを有効化したら、まず次のあたりから設定していくと、サイト全体の印象が一気に整います。
- ロゴ画像とサイトアイコン
- メインカラー(ブランドカラーやイメージカラーに合わせる)
- ヘッダー画像やメインビジュアル
- グローバルメニューとフッターメニュー
- サイドバーのウィジェット構成(プロフィール・新着記事など)
このあたりを先に決めてから、細かい装飾やブロック配置を調整していくと、迷いにくくなります。
よくある質問(FAQ)

最後に、WordPressテーマLightningの評判まわりで、よく聞かれやすい疑問に答えておきます。
Q1. WordPressテーマLightningの評判では「無料でも十分」と見ますが、本当に無料のままで大丈夫ですか?
A1. 用途さえ合っていれば、無料版Lightningだけでも十分実用的なサイトが作れます。企業サイトやお店のサイトなど、基本的な情報発信が中心であれば、無料版LightningとExUnit、VK Blocks(無料版)の組み合わせで問題ありません。もっとデザインを作り込みたくなったり、複数サイトをしっかり作りたいと思ったタイミングで、Lightning G3 Proなどの有料機能を検討すれば大丈夫です。
Q2. ブログ運営がメインですが、Lightningを選んでもいいですか?
A2. ブログ運営がメインでもLightningを使うこと自体は問題ありません。ただ、アフィリエイトや広告収入に特化したい場合は、Cocoonのようなブログ向け無料テーマやSWELLなどの有料テーマもかなり強力です。Lightningはどちらかというと「ブログ機能も付いた企業サイト」が得意なので、純粋にブログに全振りしたいなら、他テーマとの比較もしたうえで選ぶのがおすすめです。
まとめ:WordPress Lightningの評判を踏まえてどう選ぶか
最後に、本記事のポイントを簡単に整理します。
- Lightningは無料で使える国産テーマで、とくにコーポレートサイトやサービスサイトとの相性が良い
- SEO面は「テーマだけで全部完結」ではなく、ExUnitやSEOプラグインと組み合わせて仕上げる設計になっている
- デザインをとことん突き詰めたい場合や、ブログ・アフィリエイト特化の場合は、CocoonやSWELLなど他テーマも候補に入る
- 無料版Lightningだけでもかなりのことができ、必要に応じてLightning G3 Pro系の有料機能を足すことで、案件レベルの作り込みにも対応できる
WordPressテーマLightningの評判を一言でまとめると、「企業サイト寄りの用途なら、まず検討して損はないバランス型テーマ」です。今日からできる最初の一歩として、テスト用のWordPress環境にLightningをインストールしてみて、トップページに載せたい情報を書き出してみてください。どの程度までデザインにこだわりたいか、どこまで自分で設定できそうかが見えてくると、Lightningが自分に合っているかどうかも自然と判断しやすくなります。



