アフィンガー6は複数サイトで使ってもいい？入れる前に知りたい大切な事

アフィンガー6を買うなら、どうせなら複数サイトでガッツリ使いたいですよね。

でも「何サイトまでOKなの？」「家族やクライアントのサイトにも入れていいの？」と、ライセンス周りがちょっと不安になる気持ちもよくわかります。

結論から言うと、アフィンガー6は「購入者である自分が所有している複数のサイト」であれば、追加料金なしで使えるようなライセンスになっています。

一緒にアフィンガー6の複数サイト運用のルールやコツを整理していきましょう。

アフィンガー6を複数サイトで使う結論と基本ルール

アフィンガー6は自分が所有する複数サイトならOK

アフィンガー6のライセンスは、基本的に「購入した本人」が基準になります。

公式の説明でも、「購入者自身が所有する複数のサイトなら利用可能」という考え方になっていて、自分の名義で運営しているサイトであれば、複数サイトでの利用が想定されています。

イメージしやすいように、代表的なケースを表にまとめました。

ケースの例	複数サイト利用の目安
自分名義で運営している複数のブログ	購入者本人が運営しているなら、1ライセンスで複数サイト利用OKと考えられます。
個人事業主として運営している複数のメディア	名義が同じなら、複数サイトで使いやすいライセンスです。
配偶者や家族の個人ブログを作ってあげる	名義が別になるため、家族用に別ライセンスを用意したほうが安心です。
クライアントのサイト制作に使う	制作側とクライアント側、それぞれ正規ライセンスを持っておく形が推奨されます。
作ったサイトをあとで第三者に売却する	テーマごと譲渡する形は、ライセンス的にグレーなので事前確認が必須です。

あくまでざっくりとした目安ですが、「自分のお金と責任で運営しているサイトならOK」「他人の資産になるサイトにそのまま入れるのは避ける」という感覚を持っておくと、判断しやすくなります。

私も相談を受けるときは、「サーバー契約者や運営者名義が誰なのか」「最終的に誰の資産になるサイトなのか」を一緒に確認するようにしています。

アフィンガー6複数サイトでライセンス違反になりやすいNG例

一方で、アフィンガー6を複数サイトで使った結果、ライセンス違反と見なされやすいパターンもあります。

どのケースも、「テーマファイルを配布している」「最終的な所有者が購入者本人だけではない」という状態になりやすく、規約違反と判断される可能性があります。

悪意がなかったとしても、トラブルに発展するケースもゼロではないので、アフィンガー6を複数サイトで使うときは次の2つを意識しておくと安心です。

• テーマファイル（ZIP）を他人に配らないこと
• 自分が所有していないサイトには、安易に入れないこと

この2点さえ守っていれば、アフィンガー6を複数サイトで使うときの大きなトラブルはかなり減らせます。

アフィンガー6を複数サイトへ導入する手順

2つ目以降のサイトにアフィンガー6をインストールする流れ

アフィンガー6を複数サイトにインストールするときの大まかな流れは、どのサイトでも共通です。

イメージしやすいように、手順を一覧にしました。

手順	内容
1	アフィンガー6の親テーマと子テーマのZIPファイルを、PC内のわかりやすい場所に保管しておく。
2	新しく作ったWordPressサイトにログインし、「外観」→「テーマ」を開く。
3	「新規追加」→「テーマのアップロード」から、アフィンガー6の親テーマZIPをアップロードしてインストールする。
4	続いて子テーマZIPをアップロードし、子テーマを「有効化」する。
5	必要なプラグインをインストールし、基本的な初期設定（パーマリンク、サイトタイトルなど）を整える。

大事なのは、「親テーマはインストールだけ」「実際に有効化するのは子テーマ」という順番を守ることです。

親テーマを直接いじってしまうと、アップデートのタイミングでカスタマイズが消えるリスクがあります。

アフィンガー6を複数サイトで使う場合、あとから設定をまとめて見直したくなる場面も多いので、最初から子テーマ運用を徹底しておくと、管理がかなりラクになります。

設定やデザインを複数サイトでコピーする方法

アフィンガー6の便利なところは、一度作り込んだデザインや設定を、別サイトにもある程度コピーできる点です。

たとえば「1つ目のサイトで作ったヘッダーやボタンのデザイン、広告の配置を、ほかのサイトにも持っていきたい」というシーンはよくあります。

やり方の例としては、次のようなものがあります。

アフィンガー6は細かい設定項目が多いぶん、最初の1サイトでしっかり「型」を作っておくと、その後の複数サイト運用がかなりスムーズになります。

ただ、まったく同じデザインを量産しすぎると、サイト同士の違いがわかりづらくなるので、このあと紹介する「デザインの差別化」とセットで考えるとバランスが取りやすいです。

トラブルを避けるためのチェックポイント

アフィンガー6を複数サイトに導入するときに、つまずきがちなポイントも先に押さえておきましょう。

• テーマファイルのバックアップを必ず取っておく
• 親テーマと子テーマを取り違えて有効化しないよう注意する
• プラグインの入れすぎで表示速度を落とさない
• いきなり本番サイトをいじらず、テスト用のサブドメインでデザインを試してから反映する

複数サイトを運営していると、「このサイトにはどのプラグインを入れていたっけ？」と混乱しがちです。

簡単でいいので、スプレッドシートやメモアプリに「サイトごとのテーマ・プラグイン構成」をメモしておくと、あとからトラブル対応するときに自分を助けてくれます。

アフィンガー6で複数サイト運営するメリット・デメリット

アフィンガー6を複数サイトで使う主なメリット

アフィンガー6を複数サイトで使うメリットは、大きく次の3つです。

• テーマ代が1回で済むので、サイト数が増えるほどコスパが良くなる
• 操作に慣れるほど、新しいサイトを立ち上げるスピードが上がる
• 専用プラグインやデザインテンプレートを、すべてのサイトで共有できる

表にすると、こんなイメージです。

メリット	具体的なイメージ
コスパが良い	アフィンガー6を1つ買えば、自分名義の複数サイトに入れられるので、サイトが増えるほど1サイトあたりのテーマ費用が下がります。
作業スピードが速い	設定画面の構成や操作感が共通なので、2サイト目以降は「どこを触ればいいか」がすぐわかるようになります。
ノウハウを横展開できる	広告の位置やボタンの色など、1サイト目で試した結果を、ほかのサイトにもすぐ反映できます。

私の感覚では、「いろんなテーマをちょっとずつ触る人」より、「アフィンガー6のようなテーマを1つ決めてとことん使い込む人」のほうが、複数サイトで成果を出しやすい印象があります。

テーマの使い方に悩む時間が減って、そのぶん記事作成や分析に時間を使えるからです。

アフィンガー6を複数サイトで使うデメリットと対策

もちろん、アフィンガー6を複数サイトで使うことにはデメリットもあります。

• 見た目の雰囲気が似てしまい、ブランドの違いが出しづらい
• 高機能なぶん、設定項目が多くて慣れるまで少し大変
• 楽しくなってサイトを増やしすぎると、更新が追いつかなくなる

とはいえ、次のような工夫をすれば、大きな問題にはなりにくいです。

• サイトごとにメインカラーやアクセントカラーを変えて、世界観を分ける
• 最初のうちは1サイトに集中し、一定の形ができてから複数サイトに広げる
• 新しいサイトを作る前に、「週に何記事くらい更新できるか」を現実的に計算しておく

アフィンガー6自体は心強いテーマですが、サイトだけ増やして中身が薄いままだと、どうしても伸びにくくなります。

複数サイト運営の前に、「どのサイトをどこまで育てるか」をざっくり決めておくと、後悔しづらいです。

他テーマと比較したアフィンガー6と複数サイト運営の相性

複数サイトで使える代表的なテーマとの比較

複数サイト運営を考えている人が、アフィンガー6と一緒に候補に挙げることが多いテーマとして、SWELL、THE THOR、JINシリーズなどがあります。

ここでは、「複数サイトとの相性」という観点に絞って、ざっくり比べてみます。

テーマ名	複数サイトとの相性	ざっくりした特徴
アフィンガー6	自分が所有する複数サイトで、じっくり育てたい人向け	カスタマイズ性が高く、広告やランキングなど収益化パーツが豊富です。
SWELL	複数サイトでも記事編集の快適さを重視したい人向け	ブロックエディタとの相性がよく、直感的にデザイン調整ができます。
THE THOR	着せ替えデザインで、雰囲気の違うサイトを作り分けたい人向け	デザインテンプレートが豊富で、見た目を大きく変えやすいです。
JINシリーズ	やわらかい雰囲気のブログを複数作りたい人向け	ブログらしいデザインと、書きやすいエディタが特徴です。

アフィンガー6は特に、「広告配置」「ランキング」「ボタン」など、収益化に直結しやすいパーツが細かく用意されています。

複数サイトでアフィリエイトや広告収入を狙いたい人にとって、「一度覚えれば、他のサイトでも同じやり方で試せる」という点は大きな強みです。

どんな人にアフィンガー6の複数サイト運営が向いているか

アフィンガー6を複数サイトで使うのに向いているのは、次のようなタイプです。

• ジャンルの違う特化ブログをいくつか作り、長期的に育てたい人
• 広告の位置やデザインを細かくいじって、成果を伸ばすのが好きな人
• 「テーマ選びの沼」から抜け出して、1つのテーマを使い倒したい人

反対に、次のような人は、別テーマのほうがラクな場合もあります。

• デザインはほぼテンプレに任せて、とにかく文章だけ書きたい人
• 設定項目が多いと、それだけで疲れてしまう人
• サイトごとに、まったく違う世界観のデザインにしたい人

ただ、アフィンガー6も一度「自分なりの設定テンプレ」を作ってしまえば、複数サイトでもかなり扱いやすいテーマです。

最初の1サイトでは多少迷うかもしれませんが、2つ目、3つ目のサイトでは、それまでの経験がそのまま活きてきます。

アフィンガー6で複数サイトを成功させる運営のコツ

サイトの役割を分けて複数サイトを作る考え方

アフィンガー6を複数サイトで使うときは、「なんとなくもう1サイト作る」のではなく、役割を分けておくと迷いにくくなります。

たとえば、次のような分け方です。

サイトのタイプ	主な目的
特化ブログA	1ジャンルに絞り、検索流入を狙ってアフィリエイト収益を伸ばす。
特化ブログB	別ジャンルで収入の柱を増やし、リスク分散する。
雑記ブログ	日々の気づきや検証結果を気軽に書き、ネタのストックにする。
ポートフォリオ・実績サイト	自分の活動をまとめ、仕事の相談窓口として使う。

アフィンガー6を複数サイトで使うからこそ、「このサイトは収益を伸ばすため」「このサイトは信用を積み上げるため」というように、役割をはっきりさせておくことが大切です。

役割が決まると、トップページの構成やメニューの作り方、設置するボタンの種類なども決めやすくなります。

デザインが被らないようにするポイント

アフィンガー6を複数サイトで使うと、なにも考えずにコピペするだけでは、どうしても似たデザインになりがちです。

とはいえ、少し意識するだけで、「同じテーマだけど別のサイトだ」とわかるようにできます。

たとえば、ガジェット特化ブログなら黒やグレーでシャープに、子育てブログならやわらかい色と丸いフォントでかわいく、といった感じです。

同じアフィンガー6でも、「色」「フォント」「ロゴ」を変えるだけで、初めて訪れた人にも別サイトだと伝わりやすくなります。

収益化・SEO設定を複数サイトで最適化する

最後に、アフィンガー6で複数サイトを運営するときに意識したい、収益化とSEOまわりのポイントです。

• 広告の貼り方は、サイトのジャンルごとにテストして最適な位置を探す
• ランキングやボックスデザインは、クリックされやすいパターンを1サイト目で検証し、他のサイトに展開する
• 内部リンクを張るとき、「同じ運営者が作った別サイト」への導線もさりげなく入れる
• サイトごとに狙うキーワードの粒度を変え、検索結果で食い合わないようにする

アフィンガー6は、広告やボタン、見出しなどをかなり細かく調整できます。

複数サイトを運営していると、「この配置はクリックされる」「この色はあまり反応が良くない」といった感覚がたまりやすいので、その知識をサイト間で回していくイメージで使っていくと、少しずつ成果につながります。

よくある質問：アフィンガー6で複数サイト運用するときの疑問

Q1. アフィンガー6は何サイトまで複数サイト利用できますか？

A. アフィンガー6は、購入者本人が所有しているサイトであれば、複数サイトで利用できるライセンスになっています。

「何サイトまで」といった数字が決められているわけではなく、「誰の名義で運営しているサイトか」「テーマファイルを配っていないか」という点が大事です。

複数サイトにどんどん導入する前に、一度アフィンガー6の利用規約を読み直しておくと、安心して運用できます。

Q2. 家族や友人のブログにもアフィンガー6を複数サイトとして使っても大丈夫ですか？

A. 家族や友人のブログは、名義が別になるケースが多いため、1つのライセンスを共有して複数サイト利用するのは基本的におすすめできません。

そのブログが「自分の資産サイト」ではなく、「家族や友人の資産サイト」であるなら、アフィンガー6を共有するのではなく、その人自身の名義で購入してもらったほうが安全です。

時間がたつと誰が何のライセンスを持っているのかあいまいになりやすいので、最初からスッキリ分けておくほうが、あとで気持ちよく運営できます。

Q3. クライアントのサイト制作にアフィンガー6を使い、複数サイト納品してもいいですか？

A. クライアントワークにアフィンガー6を使う場合は、複数サイト利用というより「テーマの扱い方」そのものに注意が必要です。

一般的には、制作者とクライアント、それぞれが正規ライセンスを持っておく形が安心とされています。

「テーマ付きでサイトを丸ごと売ります」というスタイルにしてしまうと、テーマファイルの再配布と見なされる可能性もあるため、契約前に必ずクライアントと話し合い、同時にアフィンガー6の公式情報も確認しておきましょう。

アフィンガー6で複数サイト運営を始めよう：まとめ

この記事の要点おさらい

• アフィンガー6は、購入者本人が所有する複数サイトであれば、追加料金なしで利用できるライセンスになっています。
• 家族や友人、クライアントなど、他人の資産サイトへテーマファイルを共有するのは避けたほうが安全です。
• 2つ目以降のサイトでも、親テーマ→子テーマの順でインストールし、子テーマを有効化する流れを統一しておくと管理しやすくなります。
• アフィンガー6を複数サイトで使うメリットは、コスパの良さと作業スピードの向上、そして収益化ノウハウを横展開できる点にあります。
• サイトの役割を決めて作り、色やフォント、ロゴを変えながら、複数サイトでもブランドの違いを出していくことが大切です。

今日から取るべき最初の一歩

今日からできる、アフィンガー6の複数サイト運用に向けた最初の一歩は、そんなに難しくありません。

• すでにアフィンガー6を持っているなら、「自分が所有しているサイト」を紙やメモアプリに全部書き出してみる
• その中から「このジャンルは特化ブログとして育てたい」と思うサイトを1つだけ選ぶ
• 選んだサイトのために、アフィンガー6の設定テンプレ（色、フォント、広告位置など）を一度しっかり作り込む

この「最初の1サイトで作った型」が、アフィンガー6を複数サイトで使うときの強力な土台になります。

型さえできてしまえば、2サイト目、3サイト目は、その型をベースにサクサク立ち上げていけます。

アフィンガー6を味方につけて、自分のペースで、無理のない複数サイト運営を始めてみてください。