アフィンガー6を導入したものの、「吹き出しを出したいのに設定場所が分からない」「いじるところが多すぎて不安…」と感じていませんか。
ひとことで言うと、アフィンガー6の吹き出しは基本設定だけ押さえればサクッと使いこなせて、読みやすさも収益面もじわっと底上げしてくれる心強い機能です。
アフィンガー6の吹き出し機能とは?全体像をサクッと整理

ここでは、アフィンガー6の吹き出しがそもそもどんな仕組みなのか、ざっくり全体像を整理しておきます。ここが分かると、あとで迷いにくくなります。
会話ふきだしと簡易会話の違いを比較
アフィンガー6の吹き出し機能は、大きく分けて「会話ふきだし」と「簡易会話」の2種類があります。役割が少し違うので、先にイメージをつかんでおきましょう。
| 項目 | 会話ふきだし | 簡易会話 |
|---|---|---|
| 設定場所 | 専用ブロック(AFFINGER:会話ふきだし など) | 段落ブロックのスタイルで「簡易会話A/B」を選択 |
| アイコン | 会話アイコン3〜8を使うブロックがメイン | 会話アイコン1と2の設定が自動で使われる |
| 向きの切り替え | 左右どちらにも変更できる | 基本は片側のみで、右寄せはできない |
| 見た目 | 名前表示もできて「キャラ同士の会話」っぽく見せられる | シンプルで軽い吹き出し風。ひと言コメント向き |
| 用途のイメージ | ストーリー仕立ての解説、レビュー記事、プロフィールなど | 注意書き、補足、ワンポイントのメモ |
ざっくり言うと、「しっかり会話させたいときは会話ふきだし」「ちょっと一言添えたいときは簡易会話」と覚えておけばOKです。
吹き出しを使うメリット
テキストだけの記事と比べて、吹き出しを入れると体感でかなり読みやすくなります。具体的には、こんなメリットがあります。
- 文字だけの記事より、読者が途中で飽きにくくなる
- 難しい話も「質問する読者」と「答える自分」の会話にするとスッと入ってくる
- 注意点や失敗談を吹き出しで見せると、印象に残りやすい
- 商品レビューやアフィリエイトリンクの前に置くと、クリックしてもらいやすくなる
装飾のひとつというより、「読者の頭の中でちゃんとイメージしてもらうための補助線」として使うイメージに近いです。
アフィンガー6 吹き出しを使う前の準備(会話アイコン設定)

ここからは、実際の設定作業に入っていきます。まずは、吹き出しで使う「会話アイコン」を用意して登録するところからです。ここを一度やっておけば、記事を書くたびに楽になります。
会話アイコン画像を用意するポイント
会話アイコンは、ブログに登場するキャラクターの顔だと思ってください。自分の分身でもいいですし、読者役のキャラを作ってもOKです。
- 画像サイズは一辺100px以上の正方形にしておくと、きれいに表示されやすい
- 背景は透過PNGだと、どんな背景色の吹き出しにもなじみやすい
- 細かいイラストより、シルエットがはっきり分かるデザインの方が見やすい
- 顔出しに抵抗があるなら、似顔絵メーカーやAI画像、イラスト素材などもおすすめ
アイコンの雰囲気は、ブログ全体のテイストに合わせて選ぶと統一感が出ます。ガチガチのビジネス系ならシンプルな線画、ゆるい雑記ブログならイラスト寄り…といった感じですね。
AFFINGER管理で会話アイコンを登録する手順
画像が用意できたら、アフィンガー6の管理画面で会話アイコンを登録していきます。
- WordPress管理画面で「AFFINGER管理」をクリック
- 左側メニューの「会話アイコン」を選択
- アイコン名と画像を設定して保存
登録時に入力する主な項目は、ざっくりこんなイメージです。
| 項目 | 内容の例 | 意識しておきたいポイント |
|---|---|---|
| アイコン名 | 私、先生、読者さん など | 吹き出しの下に出る名前。5文字前後にすると崩れにくい |
| 画像 | 縦横100〜120px程度の正方形 | 背景透過PNGだと、どんな背景色にも合わせやすい |
| メモ欄 | 「レビュー用」「LP用」など | 自分用のメモ。どの場面で使うキャラか書いておくと管理しやすい |
アイコン名は、読者が見たときに「誰が話しているのか」一瞬で分かるものにしておくと親切です。私の場合は、「私」「初心者さん」「公式」など役割が伝わる名前にしています。
アイコンを増やしたいときの選択肢
アフィンガー6の標準機能では、会話アイコンは最大8個まで登録できます。多くのブログではこれで十分ですが、キャラをもっと増やしたいケースもあると思います。
ざっくり整理すると、次のような選び方になります。
| 方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| テーマ標準の会話アイコン | 会話アイコン1〜8まで登録可能。簡易会話A/Bはアイコン1・2を利用 | 「自分」と「読者役」など、数キャラいれば足りる人 |
| 会話ふきだし系プラグイン | ほぼ無制限にキャラを追加でき、キャラごとに色やカテゴリも持てる | 案件ごとにキャラを変えたい人、LPや漫画風ページを作り込みたい人 |
まずは標準機能で試してみて、「キャラが足りない」と感じてからプラグインを検討するくらいで十分です。
アフィンガー6 吹き出しブロックの基本の使い方

会話アイコンの準備ができたら、いよいよ記事内で吹き出しを使っていきます。ここでは、ブロックエディタでの基本的な使い方をまとめます。
会話ふきだしブロックを挿入する手順
会話ふきだしブロックの挿入は、慣れてしまえば数秒でできます。
- 記事編集画面で「+」ボタンからブロック追加を開く
- 検索窓に「会話」や「AFFINGER」と入力
- 「AFFINGER:会話ふきだし」などのブロックを選択
- 右側の設定パネルで使用する会話アイコンと向きを選ぶ
- 吹き出し内にセリフを入力して完了
| ステップ | 操作 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 会話ふきだしブロックを追加 | ブロック検索窓で「会話」と入れるとすぐ見つかる |
| 2 | 会話アイコンを選択 | AFFINGER管理で登録したキャラから選ぶだけ |
| 3 | 向きを指定 | 左側か右側かを選択。後から変更も可能 |
| 4 | セリフを入力 | 1つの吹き出しには1メッセージだけにすると読みやすい |
最初はテスト用の記事を作って、会話ふきだしだけを何パターンか試してみると、操作の感覚がつかみやすいです。
アイコン・吹き出しの向きを切り替える
会話ふきだしブロックでは、吹き出しの向きを簡単に左右切り替えできます。設定パネルの「向き」や類似の項目で変更できるので、会話の流れに合わせて調整しましょう。
例えば、
- 左側に「読者役のキャラ」
- 右側に「解説する自分」
と決めておくと、初めて記事を読む人でも誰が話しているか直感的に分かります。
段落スタイルで使う簡易会話ふきだし
「がっつり会話ではないけれど、ひと言だけ目立たせたい」というときに便利なのが、段落スタイルの簡易会話です。
- 普通の段落ブロックを追加する
- スタイルやブロックの設定から「簡易会話A」または「簡易会話B」を選ぶ
- そのまま文章を入力すると、吹き出し風のデザインで表示される
簡易会話は、会話アイコン1と2の設定が流用されますが、名前の表示はありません。また、右寄せにはできない仕様なので、「ちょっとした補足」「注意書き」「まとめの一言」などで使うとしっくりきます。
吹き出しデザインをカスタマイズする方法(色・枠線・影など)
カスタマイザーで吹き出しの色や枠線を調整
吹き出し全体の見た目をまとめて変えたいときは、「外観」からカスタマイザーを開きます。
- WordPress管理画面で「外観」→「カスタマイズ」をクリック
- 「オプション(その他)」→「会話ふきだし」を選ぶ
- 背景色・枠線・角丸・アイコンの枠線などを設定する
| 項目 | 内容 | 使いどころの例 |
|---|---|---|
| 吹き出しの背景色 | 吹き出し内のベースカラー | 読者役は淡い色、自分は少し濃い色にして区別する |
| 枠線 | 線の有無や色、太さ | 注意書き用の吹き出しだけ枠線をつけて重要度を示す |
| 角丸 | 角を丸くするかどうか | 親しみやすさ重視なら丸く、ビジネス寄りなら控えめに |
| アイコンの枠線 | アイコンの周囲に線を付けるかどうか | 背景と同化しそうなアイコンに枠線を付けて見やすくする |
色を決めるときは、「文字が読みやすいかどうか」を最優先にしましょう。派手な色より、少し彩度を落とした淡い色の方が長く読んでもらいやすいです。
会話アイコンを大きく・動かして目立たせる
会話アイコンは、少し大きくしたり、ふわっと動かしたりすることもできます。
- 「AFFINGER管理」→「会話アイコン」を開く
- 「会話アイコンを少し大きく」「会話アイコンを少し動かす」にチェック
- 保存して、実際の記事で表示を確認する
| 設定 | 表示イメージ | 向いているケース |
|---|---|---|
| 会話アイコンを少し大きく | アイコンがひと回り大きく表示される | プロフィール記事や自己紹介など、キャラを印象付けたい場面 |
| 会話アイコンを少し動かす | アイコンにふわっとした動きが付く | LPやセールスページで、注意してほしいメッセージを置く場所 |
動きを付けすぎると落ち着かない印象になることもあるので、「ここだけ目立たせたい」という箇所に絞って使うのがおすすめです。
アフィンガー6 吹き出しを活かす文章のコツと活用アイデア

ここからは、少し文章寄りの話です。同じアフィンガー6の吹き出しでも、「何をどう書くか」で読みやすさがガラッと変わります。
読まれるブログになる吹き出し活用シーン
実際に使ってみて「ここに吹き出しを入れると読みやすいな」と感じたパターンを、ざっくりまとめてみました。
| シーン | 吹き出しの使い方 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| Q&A形式の解説 | 読者役が質問して、自分が答える形にする | 疑問が整理されて、専門用語も受け入れやすくなる |
| 商品レビュー | 悩みを話す読者役に、自分が商品を提案する | セールス感を薄めつつ、自然におすすめにつなげられる |
| 注意点・失敗談 | キャラに失敗ストーリーや「やってはいけない例」をしゃべらせる | 「自分もそうなりたくない」と印象に残る |
| CTA直前 | 吹き出しで背中をひと押しするセリフを書く | ボタンやリンクのクリック率アップが期待できる |
| 長文の合間 | 要点だけを吹き出しで短くまとめる | 流し読みの読者でも内容がつかみやすくなる |
「読者が迷いそうな箇所」「集中力が切れそうな箇所」に吹き出しを入れてあげるイメージで配置していくと、記事全体のテンポが良くなります。
伝わるセリフを書くための3つのポイント
吹き出しは、見た目だけでなく中身も大事です。私が意識しているポイントは3つあります。
- 1つの吹き出しには、伝えたいことを1つだけ入れる
- 文字数は40〜60文字くらいを目安に、長くなったら分割する
- 会話文は少しだけくだけた口調にして、読者と話している感じを出す
例えば、
「アフィンガー6の吹き出し機能は、このように使うことでとても便利です。」
よりも、
「アフィンガー6の吹き出し、ここで使うと一気に読みやすくなりますよ。」
くらいのニュアンスの方が、会話としては自然に伝わります。
やりがちなNGパターンと対策
私自身が最初にやってしまった失敗も含めて、「これはやめておいた方がいいな」というパターンを挙げておきます。
- 楽しくなって、記事の半分以上が吹き出しだらけになる
- 1つの吹き出しに長文を詰め込みすぎて、逆に読みにくくなる
- キャラごとの話し方がバラバラで、誰がどんな人なのか分からなくなる
対策としては、
- 本文と吹き出しのバランスを、おおよそ「本文7:吹き出し3」くらいを目安にする
- 吹き出し内で話が長くなりそうなら、2〜3個に分ける
- キャラごとに「語尾」や「口調」を軽く決めておく
このあたりを意識するだけでも、アフィンガー6の吹き出しは一気に使いやすくなります。
会話吹き出し「しゃべるモード」の設定と上手な使い方

アフィンガー6には、会話ふきだしのテキストがタイピングされているように表示される「しゃべるモード」という機能があります。うまく使うと、読者の目線を引きつける強力な演出になります。
しゃべるモードをオンにする手順
しゃべるモードは、AFFINGER管理の会話アイコン画面から設定します。やることはとてもシンプルです。
- WordPress管理画面で「AFFINGER管理」→「会話アイコン」を開く
- しゃべらせたいアイコンの設定にある「しゃべるモード」にチェックを入れる
- 保存して、記事内の会話ふきだしブロックでそのアイコンを使う
| ステップ | 操作 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | AFFINGER管理 → 会話アイコンを開く | しゃべらせたいキャラを選ぶ |
| 2 | 「しゃべるモード」にチェック | 複数のアイコンにまとめて設定してもOK |
| 3 | 記事内の会話ふきだしブロックで使用 | 会話ふきだしブロックでのみ動作する点に注意 |
マニュアルにもある通り、しゃべるモードは会話ふきだしブロック専用の機能です。ショートコードだけで作った吹き出しや、簡易会話スタイルには基本的に対応していません。
しゃべるモードを使うときの注意点
しゃべるモードは便利ですが、使い方を間違えると読者のストレスになってしまうこともあります。私が実際に使ってみて感じた注意点は、次の通りです。
- 長文のセリフには使わない(表示が終わるまで待たせてしまう)
- 重要なメッセージだけを短めのセリフでしゃべらせる
- 1ページで多くても数回までにして、使う場所を絞る
- 必ずスマホ表示で、アニメーションの速さと読みやすさを確認する
おすすめなのは、プロフィールページやサービス紹介ページなど、「ここはしっかり読んでほしい」というポイントにだけピンポイントで使うことです。アフィンガー6の吹き出しに少し動きが加わるだけで、ページの印象がグッと変わります。
よくある質問(アフィンガー6 吹き出し編)
Q1. アフィンガー6の吹き出しが表示されないときはどうすればいいですか?
A1. まずは「AFFINGER管理 → 会話アイコン」で、会話アイコンがきちんと保存されているか確認してください。そのうえで、記事側では会話ふきだしブロックを使っているか、簡易会話と混ざっていないかをチェックします。
テスト用の記事を作って、装飾やプラグインをほとんど使っていない状態で吹き出しだけを挿入してみると、原因の切り分けがしやすくなります。
Q2. アフィンガー6 吹き出しの文字数はどれくらいが読みやすいですか?
A2. アフィンガー6の吹き出し1つあたりの文字数は、40〜60文字前後を目安にすると読みやすくなります。あまり詰め込みすぎると、せっかくの吹き出しが「小さな長文」になってしまうので注意です。
言いたいことが多いときは、会話のテンポに合わせて2〜3個の吹き出しに分けてしまう方が、結果的にスムーズに読んでもらえます。
Q3. しゃべるモードはアフィンガー6のどの吹き出しでも使えますか?
A3. しゃべるモードは、アフィンガー6の会話ふきだしブロックに対して動作する機能です。AFFINGER管理の会話アイコンで「しゃべるモード」にチェックを入れておけば、そのアイコンを使った会話ふきだしにタイピング風のアニメーションが付きます。
ショートコードだけで作った吹き出しや、段落スタイルの簡易会話では基本的に動作しないので、演出したい場面では会話ふきだしブロックを選ぶようにしましょう。
まとめ|アフィンガー6 吹き出しを楽しく使いこなそう
この記事のポイントをまとめておきます
- アフィンガー6の吹き出しは「会話ふきだし」と「簡易会話」の2種類があり、役割が違う
- 会話アイコンはAFFINGER管理の会話アイコン画面から最大8個まで登録でき、簡易会話A/Bにはアイコン1・2が使われる
- デザインはカスタマイザーで背景色や枠線、角丸などを調整でき、アイコンの動きや大きさも管理画面から変えられる
- アフィンガー6 吹き出しは、Q&Aやレビュー、注意喚起など「読者の理解を助けたい場所」に使うと効果的
- しゃべるモードは会話ふきだしブロック専用の機能で、短い重要メッセージに絞って使うと読者の目を引きやすい
今日からできる最初の一歩は、「テスト用記事を1本作り、会話アイコンを2〜3種類登録して、実際に吹き出しを挿入してみること」です。最初は形だけでも表示できれば十分で、「この辺に吹き出しを入れたら読みやすそうだな」という感覚が少しずつつかめてきます。
アフィンガー6の吹き出しを味方につけて、読者にとって分かりやすく、つい最後まで読みたくなるブログを一緒に育てていきましょう。


