Cocoonで投稿者を非表示にする5つの手順【初心者必見】

Cocoonで投稿者名を非表示にしたいのに、どこを触ればいいか分からなくてモヤモヤしていませんか。

この記事では、Cocoonで投稿者名を安全に非表示にする方法と、SEOや見た目とのバランスの取り方を、順番にかみくだいて解説していきます。

この記事で分かること

Cocoonで投稿者名が表示される主な場所と、それぞれの非表示の考え方
テーマ設定だけで投稿者名を非表示にする具体的な手順
CSSを使って一部のページだけ投稿者名を非表示にする方法と、SEOへの影響

先に結論を一言で伝えると「Cocoonの設定と簡単なCSSを組み合わせれば、投稿者名を自分のスタイルに合わせて安全にコントロールできるので、焦らなくて大丈夫」です。

Cocoonで投稿者を非表示にしたい人のよくある悩み
Cocoonで投稿者名が表示される場所と非表示の考え方
Cocoon設定だけで投稿者を非表示にする手順3つ
CSSで一部ページだけ投稿者を非表示にする方法
Cocoonの投稿者非表示とSEO・セキュリティの関係
よくある質問｜Cocoonの投稿者非表示Q&A
まとめ｜Cocoonの投稿者を安全に非表示にしよう

Cocoonで投稿者を非表示にしたい人のよくある悩み

ごとう

最初に、Cocoonで投稿者名を非表示にしたくなる理由を整理しておきます。ここがはっきりすると、どの設定から手を付ければいいか見えやすくなります。

そもそもCocoonの投稿者非表示で何に困っているのか

私のところに寄せられる相談をざっくりまとめると、悩みはだいたい次のようなパターンに分かれます。

悩みのパターン	具体的な声のイメージ
セキュリティが不安	ログインIDっぽい名前が投稿者として表示されていて怖い。
デザインがごちゃごちゃ	アイキャッチ下や本文下に情報が多すぎて、スッキリさせたい。
一部だけ非表示にしたい	固定ページだけ投稿者を隠したい。トップページだけ消したい。
SEOが心配	投稿者を非表示にすると信頼性が下がって検索結果に影響しないか不安。
設定場所が分からない	Cocoonのどこを触れば投稿者が消えるのかさっぱり分からない。

どれか一つでも当てはまるようなら、この先を読んでもらえれば一通り整理できるはずです。テーマ設定だけで解決できるものと、CSSを使った方が早いものを分けながら解説していきます。

投稿者名を非表示にする前に知っておきたいこと

いきなり全部の投稿者名を消してしまう前に、次の3つだけは頭の片隅に置いておいてほしいです。

投稿者名がログインIDと同じ場合があり、そのまま表示するとセキュリティリスクになること
複数人で運営しているブログでは、投稿者名が「誰が書いたか」を示す大事な情報になること
SEOの観点では、投稿者情報は信頼性を示す材料の一つだが、表示方法はいろいろ工夫できること

この3点を押さえておけば、「どこは消すべきで、どこは残すべきか」の判断がぐっとラクになります。

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Cocoonで投稿者名が表示される場所と非表示の考え方

ごとう

ここからは、Cocoonテーマで投稿者名がどこに表示されているのかを整理していきます。簡単に言うと「投稿者名の出てくる場所の地図」を作るイメージです。

Cocoonで投稿者が出てくる主な場所

Cocoonは多機能なテーマなので、自分では意識していない部分にも投稿者名が表示されていることがあります。代表的な表示場所を整理すると、次のようになります。

表示場所	画面のイメージ	非表示のやり方の難易度
記事本文の上・下の投稿情報	タイトルの下や本文の最後に出る「投稿日・投稿者・カテゴリー」など。	かんたん（テーマ設定で対応可能）
記事一覧（ブログカードやインデックス）	トップページやカテゴリー一覧のカード下に表示される投稿者名。	かんたん（テーマ設定で対応可能）
関連記事一覧	記事下に出る関連記事カードの中に投稿者名が含まれる場合。	かんたん（テーマ設定で対応可能）
SNSフォローボックス	「この記事を書いた人」のような著者紹介エリア。	ふつう（テキスト調整などが必要）
投稿者アーカイブページ	/author/○○ で表示される、投稿者ごとの記事一覧ページ。	ややむずかしい（リダイレクトやnoindexなど）

この記事では、まず「テーマ設定だけで消せる場所」を中心に説明し、その後で、必要な人向けに投稿者アーカイブの考え方も軽く触れていきます。

投稿者を全部消すべきか、残すべきか

Cocoonで投稿者名を非表示にするかどうかは、ブログの目的や運営体制によって答えが変わってきます。いくつか例を挙げてみます。

個人の雑記ブログや趣味ブログ
→ ログインIDを守ることを優先して、投稿者名を非表示にするか、ログインIDとは別のニックネームに変更してから表示するのがおすすめです。
専門性の強いブログ（医療、法律、お金など）
→ 誰が書いた記事なのかが信頼性に直結するので、安全な表示名に変えたうえで投稿者名を表示するのがおすすめです。
複数人で記事を書いているメディア型サイト
→ 投稿者名を残しつつ、各著者のプロフィールページを用意し、個人の専門性や実績を伝える形が相性が良いです。

最初にこのあたりを決めておくだけで、「全部消すべきか」「一部だけ残すべきか」の判断がとてもスムーズになります。

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Cocoon設定だけで投稿者を非表示にする手順3つ

ごとう

ここからは、Cocoonの管理画面だけでできる投稿者非表示の手順を3つに分けて解説します。コードを書くのが苦手な人は、この章をしっかり押さえるだけでも多くの悩みが解決するはずです。

手順1：記事本文の投稿者を非表示にする

まずは一番目につきやすい「記事の上や下にある投稿者名」を消していきましょう。操作の流れ自体はシンプルなので、画面を開きながら一緒に進めてみてください。

大まかな手順は次のとおりです。

WordPress管理画面で「Cocoon設定」を開く。
「本文」タブ、または投稿情報に関するタブをクリックする。
「投稿者名を表示」「投稿情報に投稿者を含める」といった項目のチェックを外す。
設定を保存し、実際の記事ページを開いて投稿者名が消えているか確認する。

やっていることとしては「記事のタイトル下や本文下に出ている投稿情報の中から『投稿者』だけ抜く」というイメージです。

手順	メニュー	やること
1	Cocoon設定	管理画面のサイドバーからCocoonの設定画面を開く。
2	本文タブ	投稿情報の表示設定がまとまっているタブを探してクリックする。
3	投稿者名関連のチェック	「投稿者」「作者」「author」などの表記がある項目のチェックを外す。
4	設定を保存	保存ボタンを押し、公開画面で投稿者名が消えたか確認する。

テーマのバージョンやスキンによって文言が少し違う場合もありますが、「投稿者名」「author」といったキーワードを目印に探すと見つけやすいです。

手順2：投稿一覧やインデックスの投稿者を非表示にする

次に、トップページやカテゴリー一覧などの「記事一覧部分」に表示されている投稿者名を非表示にしていきます。ここもCocoonの設定から簡単に変更できます。

「Cocoon設定」の「インデックス」タブを開く。
「エントリーカードの表示情報」などの項目を探す。
「投稿者名を表示」「投稿者情報を表示」といったチェックを外す。
保存して、トップページやカテゴリー一覧を表示して確認する。

ブログカードの下に小さく表示されていた投稿者名や著者アイコンが消えていれば、このステップは完了です。ここまで設定すると、記事ページと一覧ページの両方で、かなりスッキリした印象になります。

手順3：関連記事やSNSフォローボックスの投稿者を調整する

最後に、記事下に出てくる「関連記事」や「この記事を書いた人」といったエリアも見直しておきましょう。ここはサイトの雰囲気や運営方針によって、残すか消すかが変わってきます。

Cocoon設定の「投稿」タブや「SNSフォロー」タブを開く。
関連記事エリアに投稿者名が含まれている場合は、表示情報のチェックを外す。
SNSフォローボックスのテキストに「投稿者」「author」などの文言があれば、必要に応じて編集する。

例えば「この記事を書いた人：○○」という文言を残したい場合は、ログインIDとは別のニックネームを設定してから使うと安心です。セキュリティを優先したい場合は、SNSフォローボックス自体を非表示にする選択肢もあります。

ここまでの3つの手順で、Cocoonのテーマ設定だけでコントロールできる投稿者表示はほとんどカバーできます。

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CSSで一部ページだけ投稿者を非表示にする方法

ごとう

ここから先は、「このページだけ投稿者名を消したい」といった、もう少し細かい要望に応えるための内容です。CSSを少し書くだけで、Cocoonの投稿者表示をかなり柔軟にコントロールできます。

固定ページだけ投稿者を非表示にする

「お問い合わせ」「プロフィール」「プライバシーポリシー」などの固定ページだけ投稿者名を隠したい場合は、CSSでの指定が便利です。イメージとしては「固定ページに付いている投稿者情報のボックスだけ丸ごと非表示にする」感じです。

大まかな流れは次のようになります。

WordPress管理画面の「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」を開く。
固定ページの投稿者情報の部分に付いているクラス名をブラウザの検証ツールで確認する。
.page .entry-author { display: none; } のようにCSSを書いて保存する。

実際に使うクラス名は環境やスキンによって違うので、検証ツールで対象の要素をクリックして確認しながら調整してください。自分だけで調べるのが難しいと感じたら、Cocoonのフォーラムで「固定ページ投稿者非表示」といったキーワードで検索すると、近いCSS例が見つかることが多いです。

トップページや特定のテンプレートだけ投稿者を非表示にする

「ブログのトップページだけ投稿者名を隠したい」「特定のレイアウトで使っているページだけ投稿者を消したい」といった場合も、CSSでピンポイントに対応できます。代表的なパターンをまとめると、次のようになります。

ページ種別	よく使うセレクタ例	イメージ
トップページ（インデックス）	.home .entry-author	フロントページの投稿者表示をまとめて消す。
ブログページ	.blog .entry-author	「ブログ用の一覧ページ」に出る投稿者を消す。
固定フロントページ	.home.page .entry-author	固定ページをフロントページにしている場合の投稿者を消す。
特定カテゴリー	.category-○○ .entry-author	指定したカテゴリーの記事だけ投稿者を消す。

ここで大事なのは、「すべてをCSSだけで無理に対応しないこと」です。Cocoonの設定で消せる部分は設定で対応しつつ、「どうしても残ってしまう表示だけCSSで隠す」という使い方の方が、後々の管理もラクになります。

CSSを触るときの注意点

投稿者名を非表示にするためのCSS自体はシンプルですが、次のポイントを意識しておくとトラブルを減らせます。

子テーマか「追加CSS」に書くようにする。
→ 親テーマのファイルに直接書くと、テーマを更新したときに上書きされて消えてしまう可能性があります。
どのページに効いているか必ず確認する。
→ テスト用の記事や固定ページを一つ決めて、PCとスマホの両方でチェックすると安心です。
分からなくなったときは、CSSを1行ずつコメントアウトして原因を探す。
→ どのCSSが効きすぎているのか切り分けやすくなります。

慣れないうちは少し時間がかかるかもしれませんが、「設定だけではどうしても取り切れない投稿者表示を整える最後のひと押し」としてCSSを使ってみてください。

Cocoonの投稿者非表示とSEO・セキュリティの関係

ごとう

ここでは「投稿者名を非表示にすると、SEOやセキュリティ的にどうなのか」という、少し踏み込んだ話をしていきます。できるだけ難しい言葉を避けながら、イメージしやすいようにお伝えします。

投稿者名とセキュリティの関係

まずはセキュリティの視点から見てみます。WordPressでは、ユーザー名や投稿者名がログインIDと同じになっているケースが少なくありません。この状態で投稿者名をそのまま表示していると、ログインIDを他人に教えているのとほぼ同じ状態になってしまうことがあります。

不正ログインを狙う攻撃では、IDとパスワードの組み合わせを機械的に何度も試されます。つまり、IDが分かっている状態だと、残りはパスワードを当てるだけで済んでしまうわけです。

Cocoonで投稿者名を非表示にしたり、ニックネームに変更してから表示したりするのは、このリスクを少しでも減らすための対策だと考えてください。

設定	セキュリティ	説明
投稿者をログインIDのまま表示	弱い	ログインIDと同じだと、攻撃の的になりやすい。
投稿者をニックネームに変更して表示	ふつう	IDは守れるが、プロフィールの書き方や公開情報には注意が必要。
投稿者を非表示にする	強い	IDが推測されにくくなり、リスクを減らせる。

私個人のおすすめとしては、小規模な個人ブログであれば「いったん投稿者名を非表示にしておき、必要になったタイミングで、安全な名前に変えてから表示する」という流れが安心だと感じています。

投稿者非表示とSEO（検索順位）の関係

次に、SEOとの関係です。「誰が書いた記事なのか」が重視されているという話はよく耳にするので、投稿者名を消すと検索順位に悪影響が出るのではと心配になるかもしれません。

ここでポイントになるのは、投稿者名の表示そのものよりも「読者から見て、どんな人がサイトを運営しているか分かるかどうか」です。投稿者ラベルがなくても、プロフィールページや運営者情報のページ、記事末尾の著者紹介などで情報を補うことができます。

例えば、次のような工夫が考えられます。

投稿者名は非表示にしつつ、サイドバーに「運営者プロフィール」を設置する。
記事の最後に「この記事を書いた人」として、簡単な経歴や実績を載せる。
「サイト運営者情報」ページを作り、そこで詳しいプロフィールや運営方針、連絡先をまとめる。

このようにしておけば、「投稿者」というラベルを出さなくても、読者に安心してもらえるだけの情報をしっかり伝えることができます。

「投稿者を残すか非表示にするか」の判断基準

ここまでの内容を踏まえて、「投稿者名を非表示にするか」「表示したままにするか」を決めるための目安を表にまとめておきます。自分のブログの状況に近いものを探してみてください。

状況	おすすめ設定	理由
一人で運営している雑記ブログ	投稿者非表示＋プロフィールページ	セキュリティを優先しつつ、プロフィールで信頼性を補える。
専門性の高いテーマブログ	ニックネームに変更して投稿者表示＋詳細プロフィール	「誰が書いたか」が重要なので、著者情報をしっかり示したい。
複数人で運営しているメディア	投稿者表示＋著者ごとの紹介ページ	著者ごとの個性や専門分野を出しやすく、読者にも分かりやすい。