ブログで収益を出したいけれど、SWELLを商用利用して本当に大丈夫なのか、複数サイトやクライアント案件でどこまでOKなのか、モヤモヤしていませんか。
SWELLは商用利用OK?まずは結論と全体像

最初に、SWELLがどこまで商用利用できるのか、全体のイメージをざっくり整理しておきます。
SWELLの商用利用でよくある利用パターン
自分やクライアントがどのケースに当てはまりそうか、代表的なパターンを一覧にしてみました。
| 利用パターン | 商用利用としての可否 | ポイント |
|---|---|---|
| 自分のアフィリエイトブログ | 問題なく利用できる | 収益の有無に関係なく、広告やアフィリエイトの利用は基本的にOK |
| 自分が運営する複数のブログやメディア | まとめて利用できる | 購入者が管理・運営しているサイトなら、複数サイト利用が認められている |
| 自社のコーポレートサイト | 利用できる | 会社として運営するサイトにも使えるので、小さな企業サイトとも相性が良い |
| クライアントのサイト制作(制作代行) | 条件付きで利用できる | 誰を購入者にするか、誰のアカウントで認証するかを事前に決めておく必要がある |
| テーマをコピーして配布・転売する | 避けるべき | テーマ自体を配る行為や、会員サイト情報の共有は規約の禁止事項に関わる可能性が高い |
公式の利用規約では、SWELLのファイルはすべてGPLライセンスで提供されており、ジャンルに関わらずサイトに利用できることが明記されています。そのうえで、「誰が利用者か」「どのサイトに認証してよいか」といったルールが細かく定められているイメージです。
SWELLのライセンスと商用利用の関係をざっくり解説
ライセンスと聞くと一気に難しく感じますが、SWELLについては次の3点だけ押さえておけば、商用利用で困ることはほとんどありません。
- SWELLはテーマの全ファイルがGPLで配布されている
- 利用者はどんなジャンルのサイトでも使ってよい
- 利用者が管理・運営するサイトに対して認証できる、というルールがある
つまり、「自分(もしくは自社)が管理するサイトであれば、複数の商用サイトにSWELLを使っても構いません」というスタンスです。その一方で、会員サイトのアカウントやダウンロードURLを他人に渡したり、公式が想定していない形でテーマをばらまくことは、禁止事項に触れるおそれがあります。
SWELLを商用利用するときの基本ルール(複数サイト・個人/法人)

次に、個人・法人問わず押さえておきたい「複数サイト運用」の考え方と、NGになりやすいケースについて整理します。
自分が運営する複数サイトでのSWELL商用利用ルール
SWELLが人気な理由のひとつが、「一度購入すれば、自分が運営する複数のサイトで使える」という点です。どんなイメージか、具体例を挙げてみます。
| サイトの例 | SWELLを使ってよいか | 補足 |
|---|---|---|
| 自分個人の雑記ブログ | 利用できる | 収益化していても問題なし |
| 自分名義で運営する特化ブログを3つ | 利用できる | すべて自分が管理していれば、複数サイト利用の範囲内 |
| 自分が代表を務める会社の公式サイト | 利用できる | 個人が法人を代表して購入した場合、その法人が利用者として扱われる |
| 自分がオーナーのネットショップサイト | 利用できる | 商品販売サイトでも、SWELLの利用は特に制限されていない |
| 友人から頼まれた個人ブログ | 避けたほうがよい | 友人は利用者ではないため、その人に購入してもらう形が安心 |
ポイントは、「利用者(購入者)が管理・運営するサイトかどうか」です。自分や自社の管理を超えて、友人や知人のサイトまで自分のアカウントでどんどん認証していくのは、規約の考え方から外れてしまう可能性が高いので、控えた方が無難です。
会社・店舗・チームでSWELLを商用利用するときの注意点
法人や店舗でSWELLを使う場合も、基本は同じです。ただ、社内の体制や人の出入りがある分、最初にルールを決めておいた方がスムーズです。
- 会社としてSWELLを購入し、その会社が運営するサイトで使う
- 担当者が変わっても、ライセンス管理は会社単位で行う
- 子会社や別事業部のサイトで使うときは、誰が管理しているかを明確にする
ありがちな失敗例としては、担当者個人のアカウントでSWELLを購入して、そのまま会社全体のサイトに使ってしまうパターンがあります。あとからその担当者が退職したり、立場が変わったときに、「このライセンスは誰のもの?」という話になりがちなので、最初から会社名義で購入しておくほうが安心です。
SWELL商用利用でNGになりやすいケースとリスク
SWELLは商用利用に寛容ですが、利用規約にははっきりと禁止事項も書かれています。ざっくりまとめると、次のような行為は避けるべきだと考えてください。
- 購入時のメール内容をそのまま第三者に転送・公開する
- 会員サイトのマイページの内容をスクリーンショットなどで共有する
- テーマをダウンロードできるURLを第三者に教える
- 第三者のために会員アカウントを作成し、そのログイン情報を渡す
- 「SWELL」という名前を公式発表と誤解されるような形で使う
どれも、「会員だけがアクセスできる情報」や「公式と誤解されそうな表現」を勝手に広めないでください、という内容です。違反した場合は、サポート停止や損害賠償請求の対象になる可能性もあると明記されています。商用利用で長くお世話になるテーマだからこそ、このあたりはきっちり守っておきたいところです。
制作会社・フリーランスがSWELLを商用利用するときの考え方

ここからは、Web制作会社やフリーランスとして、クライアントサイトにSWELLを使いたい人向けに、具体的な考え方を整理していきます。
クライアントワークでのSWELL商用利用3パターン
クライアント案件でSWELLを導入するときに一番大切なのは、「誰が利用者(購入者)なのか」を明確にすることです。よくあるパターンをまとめると、次の3つに分かれます。
| パターン | 購入者 | 向いているケース | メリット/注意点 |
|---|---|---|---|
| クライアントに直接購入してもらう | クライアント | 長く自社で運用するコーポレートサイトなど | 最もシンプルでトラブルが少ない。ライセンス管理もクライアント側で完結する |
| 制作側がクライアント名義で代理購入する | クライアント | ネットが苦手な事業者や、代理で手続きしてほしいと頼まれたケース | クライアントのメールアドレスで会員登録し、アカウント情報を引き渡す必要がある |
| 制作側のライセンスで代理認証する | 制作会社/フリーランス | 継続的な保守契約があり、制作側が長期的に運営をサポートする場合 | テーマの更新環境を維持する義務が生じるため、保守終了時の扱いを事前に決めておくことが重要 |
単発の制作案件で、納品後はクライアントが自分で運用するスタイルなら、クライアント自身に購入してもらう形が一番分かりやすく安全です。一方、月額の保守契約を結んでサイト運用まで任される場合は、制作側のライセンスで代理認証する運用も現実的ですが、その場合は「更新が止まるタイミング」について合意しておいた方がよいでしょう。
保守契約とSWELLライセンスの考え方
保守契約付きでSWELLを使う場合、次の3点をクライアントと共有しておくと、あとから揉めにくくなります。
- テーマのアップデート作業は誰が担当するのか
- 保守契約が終わったあとも、テーマの更新が必要ならどうするのか
- 将来クライアントが自分名義でSWELLを購入し直す場合の流れ
私なら、次のような提案をすることが多いです。
- 初期構築と保守契約の期間中は、制作側のライセンスで認証し、アップデートもこちらで対応する
- 保守を終了するタイミングで、クライアント自身にSWELLを購入してもらい、ライセンスと認証をクライアント側に移す
こうしておくと、「今は制作会社に任せているけれど、いざとなれば自分たちでライセンスを持てる」という安心感につながり、提案も通りやすくなります。
トラブルを防ぐための事前説明テンプレ(例)
クライアントにSWELLの商用利用やライセンスの話をするときは、専門用語をできるだけ減らして、次のように伝えるとイメージしてもらいやすいです。
- このサイトは「SWELL」という有料テーマを使って制作します
- SWELLは一度購入すれば複数サイトで使えますが、購入者ごとにルールがあります
- 今回は私のアカウントで設定しますが、将来保守を終了する場合は、御社名義でSWELLを購入していただき、ライセンスを引き継ぐ形になります
こうした説明を見積もりや契約の段階で入れておくと、後から「そんな話は聞いていない」と言われるリスクをぐっと減らせます。SWELLの利用規約ページのURLを共有し、「内容を確認しておいてください」と伝えるひと言を添えるだけでも、印象はかなり変わります。
他テーマと比べたSWELLの商用利用メリット

他のWordPressテーマと比較したときに見えてくる、SWELLの商用利用まわりのメリットを整理しておきます。
商用利用のしやすさで比較(SWELL vs 他テーマ)
有料テーマの中には、「1ライセンス1サイトのみ」「クライアントサイトは別ライセンス」など、商用利用に制限を設けているものも少なくありません。ざっくりとした違いをまとめると、次のようなイメージです。
| 項目 | SWELL | よくある有料テーマの例 |
|---|---|---|
| ライセンス形態 | テーマの全ファイルがGPL | PHP部分のみGPLで、他ファイルに独自ライセンスを設定するケースもある |
| 複数サイト利用 | 利用者が運営する複数サイトで利用可能 | 1ライセンス1サイトとしていることが多い |
| 商用利用 | ブログ・企業サイト・ECなどジャンルを問わず利用可能 | 基本的には商用利用OKだが、サイト数に制限がある場合もある |
| クライアント案件での利用 | 利用規約に沿って代理購入・代理認証が可能 | 別契約や追加ライセンスが必要な場合がある |
| 料金 | 買い切りで追加ライセンス料なし | 買い切りまたは年額制など、テーマごとにばらつきがある |
ざっくり言うと、「SWELLは一度購入してしまえば、自分や自社の複数サイトで長く使っていきやすいライセンス設計」になっていると考えてよさそうです。複数のメディアやサービスサイトを展開したい人にとっては、大きなメリットになります。
商用利用目線で見たSWELLの機能面のメリット
ライセンス以外にも、商用利用のしやすさにつながる機能面の強みがあります。
- ブロックエディターに最適化されていて、ランディングページや記事を量産しやすい
- 広告・アフィリエイト用のパーツや管理機能が用意されている
- 表示速度やSEO対策に配慮した設計になっている
- デモやデザインパターンをベースに、短時間で整ったデザインに仕上げられる
私も実務で使っていて、「一度デザインと設定の型ができれば、同じ構成で別サイトを立ち上げるのがかなりラク」という印象があります。ライセンス的にも複数サイト利用に向いているので、商用サイトをテンポよく増やしたい人には相性がいいテーマです。
こんな人ならSWELLの商用利用がおすすめ
ここまでを踏まえて、特にSWELLの商用利用がハマりやすいのは次のような人たちです。
- ブログやアフィリエイトで本気で収益化したい個人ブロガー
- 会社や店舗、サービスごとに複数のサイトを持ちたい中小企業
- WordPress制作をビジネスにしているフリーランスや制作会社
逆に、完全オリジナルのテーマを自作したい人や、1サイトだけに特化してとことんカスタムしたい人は、SWELLよりもベーステーマ寄りのテーマを選んだ方が、やりたいことに合う場合もあります。目的に合わせて、「商用利用のしやすさ」と「カスタマイズの自由度」のバランスを考えるとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)

最後に、SWELLの商用利用についてよくある質問を、簡単なQ&A形式でまとめておきます。
Q1. SWELLを商用利用してアフィリエイトブログを運営しても大丈夫ですか?
A. はい、SWELLを使ってアフィリエイトブログや広告収入を得るメディアを運営しても問題ありません。SWELLの利用規約では、サイトのジャンルや収益の有無による制限は特に設けられていないので、「稼ぐ目的だからNG」ということはありません。
Q2. 自分が購入したSWELLを使って、友達のサイトも商用利用してよいですか?
A. 原則として、SWELLの利用規約では「利用者(購入者)が管理・運営するサイト」に対して認証できると書かれています。友達のサイトはあなたが管理者ではないため、その人自身にSWELLを購入してもらうか、代理購入したうえでアカウントを渡すといった方法を取るのが、より安全な運用です。
Q3. クライアントワークでSWELLを商用利用する場合、必ずクライアントに購入してもらう必要がありますか?
A. ケースによりますが、単発の制作案件や、今後制作側が関与しない運用スタイルであれば、クライアント自身にSWELLを購入してもらうのが一番シンプルでトラブルも少ないです。継続的な保守契約があり、制作側が運営まで担う場合には、制作側のライセンスで代理認証する運用も想定されていますが、その際は「いつまで更新環境を維持するのか」「保守終了後にクライアントが購入し直すか」などを、事前に取り決めておきましょう。
まとめ:SWELLを商用利用するなら、まずここをチェック
この記事でお伝えしたポイントを整理します
- SWELLはテーマの全ファイルがGPLで配布されており、商用サイトでも自由度高く使える
- 自分や自社が管理・運営するサイトであれば、複数サイトでの利用が認められている
- クライアントサイトで使うときは、「誰が購入者か」「誰のアカウントで認証するか」を最初に決めておくことが大事
- 会員サイトの情報やダウンロードURLの共有など、禁止事項に触れそうな行為は絶対に避ける
- 他テーマと比べても、SWELLは商用利用のしやすさとコスパのバランスが良く、複数サイト運用や制作ビジネスと相性が良い
今日できる最初の一歩としては、「自分がSWELLをどんな立場で使うのか」を紙に書き出してみるのがおすすめです。
自分のブログだけなのか、会社のサイトも含めるのか、クライアント案件にも使いたいのかを書き出したうえで、SWELL公式サイトの利用規約を一度じっくり読み直してみてください。そうすれば、自分にとってベストな商用利用のルールが自然と見えてくるはずです。




