SWELLの見出しデザインとCSSカスタマイズ｜やりすぎない8テクニック

「SWELLの見出し、なんかパッとしないな…」「どのデザインを選べばいいのか毎回迷う…」と感じていませんか。

この記事では、SWELLの見出しデザインの基本から、配色やフォント、CSSを使った少しだけ差がつくアレンジまで、まとめて紹介します。

結論を先に言うと、「SWELLの見出しデザインは、標準機能に少しのルール決めと軽いカスタマイズを足すだけで十分おしゃれになる」ということです。

swellの見出しデザインで何が変わるのか？

SWELLの見出しデザインの基本とこの記事のゴール

多くの人は「とりあえず見た目をおしゃれにしたい」という気持ちでSWELLの見出しデザインを触り始めますが、本当の目的は次の3つです。

• 読者が迷わずスルスル読み進められること
• 記事の情報が整理されて見えること
• サイト全体に一貫した雰囲気が出ること

よくある悩みと、そこから目指したいゴールを表にまとめるとこんな感じです。

読者・制作者の悩み	ありがちな状態	この記事で目指すゴール
見出しが地味で、どこが大事か分からない	文字を少し大きくしているだけ	一目で「ここが重要」と分かるメリハリ
SWELLの見出しデザインが多すぎて選べない	記事ごとに違うデザインをなんとなく使っている	サイトごとの「基本パターン」を決めてブレをなくす
他のSWELLブログと似たデザインばかりになる	標準デザインをそのまま使っているだけ	配色とCSSで少しだけ個性を出す

この記事では、このゴールに向かって、設定画面の場所から実際のデザイン例まで、順番に一緒に見ていきます。

見出しはSEOと読みやすさの要になる

見出しは、ただ文字を大きく太くすればいいものではありません。読者にとっては「この記事の地図」のような存在で、検索エンジンにとっては「この記事にはどんな内容が書かれているか」を伝えるラベルの役割を持っています。

特に意識したいのは次のような階層です。

• H2は記事の大きなテーマや章のタイトル
• H3はH2の中のポイントや小テーマ
• H4は補足やコラム、細かいメモ的な位置づけ

この階層が整理されているだけで、文章量が同じでも「読みやすさ」と「理解のしやすさ」が大きく変わります。SWELLの見出しデザインは、この階層を見た目で分かりやすくするための道具だ、とイメージしてもらえると分かりやすいと思います。

swellで見出しデザインを変更する基本設定

カスタマイザーから見出しデザインを変える流れ

SWELLの見出しデザインは、テーマのカスタマイザーからまとめて設定できます。大まかな流れは次の通りです。

• 外観メニューからカスタマイズを開く
• 投稿・固定ページのデザイン設定画面に進む
• 見出しのデザインや色、余白を調整する

それぞれのステップで何ができるのか、ざっくり整理しておきます。

手順	メニュー名のイメージ	ここでできること
1	外観 → カスタマイズ	テーマ全体の基本デザインの設定
2	投稿・固定ページ → コンテンツのデザイン	本文まわりの見た目（見出し・ボックス・リストなど）
3	見出しに関する設定項目	H2〜H4のデザイン、セクション見出し、カラー、余白

ポイントは、「ここで決めた見出しデザインは、基本的にサイト全体の記事に反映される」ということです。記事ごとに違う見出しを選ぶのではなく、「このサイトの標準」を先に決めるつもりで触っていくと、後々すごく楽になります。

H2・H3・H4・セクション見出しの役割

SWELLには通常の見出し（H2〜H4）に加えて、「セクション用見出し」というブロックも用意されています。それぞれの役割を頭に入れておくと、見出しデザインを決めるときに迷いにくくなります。

種類	想定する用途	デザインのイメージ
H2見出し	記事の大きな章・テーマ	しっかり目立たせたい、強めの装飾
H3見出し	H2の中の小テーマや要点	H2より控えめで、読みやすさ重視
H4見出し	補足説明・コラム・メモ	本文と見出しの中間くらいの存在感
セクション用見出し	記事全体の大きな区切りや章タイトル	やや大きく、ページの区切りが一目で分かるデザイン

私は、セクション用見出しを「長めの記事を大きく3〜4ブロックに分けるとき」に使うことが多いです。例えばレビュー記事なら、「基本情報」「良かったところ」「気になったところ」「まとめ」といった大きな区切りをセクション用見出しにして、その中でH2やH3を使い分けるイメージです。

swell標準の見出しデザインパターンを一気にチェック

H2見出しデザインの代表パターンと向いているブログ

H2のデザインは、記事全体の印象を大きく左右します。よく使われるパターンと、相性の良いブログジャンルの例をまとめました。

デザインの雰囲気	向いているジャンルの例	特徴・印象
下線のみのシンプル系	雑記ブログ、日記、ライフスタイル全般	クセが少なく、どんな内容にも合わせやすい
左に太い縦線・帯付き	ビジネス、マーケティング、ハウツー記事	スマートで「ちゃんとしている感」が出る
背景の塗りつぶし系	商品レビュー、アフィリエイト、特化ブログ	見出しが強く目立ち、訴求力が高い
付箋風・メモ風	子育て、教育、ハンドメイドなど	やわらかく親しみやすい雰囲気になる
ストライプやステッチ系	デザイン系、ポートフォリオ、おしゃれ寄りブログ	世界観や個性を出しやすい
ほぼ装飾なしのシンプル見出し	ミニマルなブログ、テキスト重視の専門系	装飾よりも文章内容で勝負したい人向け

もし迷ったら、最初は「シンプルな下線系」か「左に縦線が入っているタイプ」を選んでおくと、大きく外しにくいです。最初から派手なデザインを選びすぎると、コンテンツより装飾ばかりが目立ってしまうので注意しましょう。

H3・H4・セクション用見出しの組み合わせ例

次に、H2以外の見出しをどう組み合わせるかです。同じサイトの中でも、「H2だけ少し強め」「H3はシンプル」「H4はさらに控えめ」と階段のように強さを変えてあげると、とても読みやすくなります。

よく使う組み合わせをセットでまとめました。

パターン名	H2デザインの傾向	H3デザインの傾向	H4・セクション見出しの例
ベーシック型	左縦線＋太字	細めの下線	H4はシンプルな左線、セクション見出しは太めの下線
やわらか型	背景が淡く塗られた付箋風	シンプルな下線	H4は装飾なし、セクション見出しは太字だけ
メリハリ重視型	背景塗りつぶし＋文字は白	左縦線＋下線	H4は点線系、セクション見出しは帯＋大きめ文字
ミニマル型	下線のみ	装飾なし（太字だけ）	H4は本文とほぼ同じで、セクション見出しだけ帯あり
デザイン強め型	ストライプやステッチ系	下線＋カラーライン	H4はシンプル、セクション見出しは背景色を少し濃くする

「ベーシック型とやわらか型の中間」など、自分のサイトの雰囲気に合わせて少しずつアレンジしていくのもありです。大事なのは、H2〜H4に段差をつけて「どこがどのレベルの話か」が分かるようにしてあげることです。

swell見出しデザインを配色とフォントで整えるコツ

色と余白で「読みやすさ」をつくる

SWELLの見出しデザインでよくある失敗が、「テーマカラーが好きすぎて、見出しもボタンも何もかも同じ色にしてしまう」というパターンです。色をうまく使うなら、次のようなバランスを意識すると良いです。

特に余白はとても大事です。H2の上にしっかり余白があると、「ここから新しい章が始まるんだな」と読者が直感的に理解できます。H3、H4になるにつれて余白を少しずつ減らしていくと、画面いっぱいに情報が詰まって見えるのを防げます。

ジャンル別おすすめ配色レシピ

「色の組み合わせが本当に苦手…」という方のために、ざっくりとした配色レシピをいくつか用意しました。カラーコードは自分の好みで変えてOKですが、「どの位置の色を濃くするか」という考え方だけ意識してみてください。

ジャンル例	ベースカラーのイメージ	アクセントカラー（H2など）	サブカラー（H3やボックスなど）
ビジネス・IT系	白〜薄いグレー	ネイビーや深めのブルー	薄いグレーや淡いブルー
美容・コスメ	白〜明るめグレー	くすみピンクやピンクベージュ	薄いピンクやベージュ系
子育て・ライフスタイル	クリーム色ややわらかい白系	やさしいオレンジやイエロー	薄いグリーンや水色
ガジェット・レビュー	白〜薄いグレー	はっきりしたブルーやグリーン	グレーや淡いブルー
教育・学習系	白〜ごく薄いクリーム	深いグリーンやブルーグリーン	薄いグリーンやグレー

ベースカラーは背景や本文の文字色、アクセントカラーは主な見出しやボタン、サブカラーはH3やボックスなどに使うと覚えておくと、見出しだけ色がうるさくなるのを防ぎやすくなります。

CSSでswell見出しデザインを一歩差別化する方法

CSSカスタマイズの基本の考え方と注意点

CSSでSWELLの見出しデザインをいじるときは、いきなり凝ったデザインにするより、次のステップで考えると失敗しにくいです。

• まずカスタマイザー側の見出しデザインをシンプル寄りにしておく
• 追加CSSでは「色」「線」「角丸」「影」など1〜2個の要素だけ変える
• PCだけでなく、必ずスマホ表示も確認する

注意しておきたいポイントもいくつかあります。

• 強すぎる影や派手なグラデーションは、古い印象になりやすい
• 行間を詰めすぎると、スマホで読みにくくなる
• CSSで文字サイズを大きくしすぎると、見出しだけ浮いてしまう

「1つの見出しであれもこれもやる」のではなく、「変化させる要素は1〜2個まで」と決めておくと、落ち着いたデザインになりやすいです。

コピペしやすいオリジナル見出しアレンジ例

ここでは、実際に私がよく提案するSWELLの見出しデザインのアレンジアイデアを、イメージベースで紹介します。実装するときは、SWELLの「追加CSS」に、見出し用のタグやクラスに合わせてコードを書いていく流れになります。

パターン名	見た目のイメージ	向いているブログ
シンプル二重下線	H2の下に細い線と太い線が2本入る	ビジネス、ハウツー、解説記事
左カラーバー＋薄い背景	左に細いカラーライン、見出し全体に淡い背景色	読み物系ブログ、コラム、日記
タグ風ラベル付き	見出しの左上に小さなラベルが付く	特集記事、シリーズ記事、まとめ記事
ドットライン見出し	下線が点線になっていて軽い印象	子育て、ハンドメイド、やわらかい雰囲気のサイト
アイコン付き見出し	見出しの左にシンプルなアイコンが付く	レビュー、チェックリスト、手順解説

CSSを書くときは、あらかじめ「このサイトで使う色はこれ」「線の太さはこのくらい」「角丸にするかどうか」といったマイルールを決めておくと、複数の記事で見出しがバラバラになるのを防げます。

画像やアイコンを使ったswell見出しデザインの応用

画像見出しを使うときのメリット・デメリット

Canvaなどで作った画像を見出し代わりに使うと、一気にバナーのような印象になり、ブランド感を出しやすくなります。その一方で、SWELLの見出しをすべて画像にしてしまうと、作業面でも表示面でも負担が増えがちです。

観点	メリット	デメリット
デザイン性	一気にプロっぽい印象になる	他ページとの統一感を保つのが難しくなることがある
認知・世界観	ロゴやブランドカラーを入れやすく、覚えてもらいやすい	デザイン次第では情報より飾りが目立ちすぎる
読み込み速度	画像が少なければ大きな問題は起きにくい	画像が増えるとページの読み込みが重くなりやすい
編集の手間	テンプレを作っておけばある程度効率的	毎回画像を用意する必要があり、時間がかかる

私のおすすめは、「記事の最初に出てくるセクション用見出しだけ画像にする」など、使う場所をあらかじめ絞っておくやり方です。全部の見出しを画像にすると編集も大変なので、「ここだけ特別」というポイントに絞ると運用しやすくなります。

アイコン・絵文字を使ったライトなアレンジ

もう少し軽めにアレンジしたいなら、アイコンや絵文字を少し添えるだけでも印象は変わります。

• H2の先頭にだけシンプルなアイコンを入れる
• Q&Aの見出しに「Q」「A」アイコンを使う
• メリット・デメリットの見出しに、それぞれ1つだけ絵文字を添える

ただし、次の点には気をつけてください。

• アイコンの雰囲気は揃える（線画なら線画で統一するなど）
• 絵文字は多用せず、1つの見出しに1つまでにする

アイコンや絵文字は、ちょっとしたスパイスとして使うくらいがちょうどいいです。入れすぎると、真面目な内容の記事でも軽く見えてしまうことがあります。

サイト全体で見出しデザインを統一するチェックリスト

運営者目線で決めておきたい5つのルール

見出しデザインは、記事ごとに悩むより、最初に「このサイトのルール」を決めてしまったほうが圧倒的に楽です。私がよくクライアントさんと共有しているルールの例を紹介します。

これらを最初に決めてから、SWELLの見出し設定や追加CSSを触ると、デザインに悩む時間をかなり減らせます。

執筆前に見出しデザインを整えるワークフロー

記事をたくさん書く人ほど、「毎回デザインに迷う時間」は減らしたいところです。私が実務でよくやっている、シンプルなワークフローを紹介します。

こうしておくと、SWELLの見出しデザインについて毎回考え込まずに済み、執筆そのものに集中できます。ライターを複数人抱えているメディアの場合でも、「このルールで見出しを付けてください」と共有しやすくなります。

よくある質問：swell見出しデザイン編

Q1. SWELLの見出しデザインは記事ごとに変えても大丈夫？

A. 結論として、記事ごとにデザインを変えるのはあまりおすすめしません。理由は、読者が「このサイトではどこが重要な部分なのか」を毎回学び直さないといけなくなるからです。

おすすめの方針は次の通りです。

• サイト全体のH2デザインは基本的に統一する
• 特別な記事だけ、セクション用見出しや画像見出しで少し変化をつける

このくらいの範囲にとどめておけば、SWELLの見出しデザインの個性と、読みやすさのバランスを取りやすくなります。

Q2. SWELLの見出しをCSSでいじったら、スマホで崩れました…

A. CSSで見出しデザインをカスタマイズしたときに、スマホだけ表示が崩れるのはよくあるトラブルです。まず次のポイントを確認してみてください。

• 文字サイズを固定値（px）で大きくしすぎていないか
• 上下の余白を広げすぎて、スマホで見出しだけが浮いて見えていないか
• 行の高さ（line-height）が狭すぎて、2行目以降が詰まっていないか

基本的には、PCだけで判断せず、必ずスマホのプレビューも見ること、追加CSSは最初は最小限の変更だけにとどめること、この2つを意識すると大きな崩れを防ぎやすくなります。

Q3. SWELLの見出しデザインはSEO的にどれを選んでも平気？

A. 見出しのデザインそのものが直接SEOスコアに影響するわけではありませんが、「どの見出しをどの階層に使うか」はSEOと関係があります。意識したいポイントはこちらです。

• 記事タイトルがH1、本文の大きな見出しがH2になるようにする
• 大事なキーワードは、無理のない範囲でH2やH3のテキストに入れる
• 見た目だけで判断せず、「文章構造」と「見た目の階層」を一致させる

このあたりを守っていれば、SWELLの見出しデザインは、自分の好みや読者の読みやすさを優先して選んで問題ありません。

まとめ：自分のブログに合うswell見出しデザインを育てよう

この記事の内容をまとめます

今日からできる最初の一歩としては、次の流れを試してみてください。

• 自分のブログの過去記事を数本開き、見出しデザインが記事ごとにバラバラになっていないか確認する
• カスタマイザーを開いて、H2・H3・H4・セクション見出しの基本パターンを一度決め直す
• 決めた設定をスクリーンショットにして、「このサイトの見出しルール」として保存しておく

このステップを踏むだけでも、すでにある記事とこれから書く記事が、少しずつ読みやすく、整った印象に変わっていきます。SWELLの見出しデザインを味方にして、あなたのブログの世界観を一緒に育てていきましょう。