最近「そろそろ自分のサイトのアクセス数をちゃんと知りたいな」と感じていませんか?
この記事では、そんな過去の私と同じように悩んでいる人に向けて、WordPressで使えるアクセス解析プラグインの選び方とおすすめ、さらに入れたあとどう活用していくかまでをまとめておきます。
結論から言うと「Googleアナリティクスと連携するタイプ」と「WordPress内だけで完結するタイプ」の違いを押さえたうえで、自分の目的やレベルに合うものを1〜2個だけ選ぶのが一番ラクで失敗しにくい選び方です。
WordPressでアクセス解析プラグインを入れる理由
まずは「そもそも、なぜWordPressにアクセス解析プラグインを入れるのか」を整理しておきます。ただの数字集めではなく、サイト運営にどう役立つのかをイメージできると、モチベーションがかなり変わります。
アクセス解析で分かることと得られるメリット
アクセス解析プラグインを入れると、ざっくり次のような数字が見えるようになります。
| 指標 | 意味 | ざっくりイメージ |
|---|---|---|
| PV(ページビュー) | ページが表示された回数 | どのページがどれだけ読まれているか |
| ユーザー数 | サイトに来た人の数 | 読者の人数のイメージ |
| 流入元 | どこから来たか | 検索・SNS・広告などの割合 |
| 滞在時間 | ページに滞在した平均時間 | ちゃんと読まれているか |
| 直帰率 | 1ページだけ見て離脱した割合 | 内容や導線が合っていないサイン |
私の経験だと、最初はPVと流入元だけ分かれば十分です。数字が見えるようになると、次のような変化が出てきます。
- どの記事を優先的にリライトすべきかが分かる
- 思っていないキーワードやSNSから読者が来ていることに気づける
- 「全然読まれていない」と思っていた記事が、実はじわじわ読まれていると分かる
つまりWordPressのアクセス解析プラグインを1つ入れておくだけで、勘頼りの運営から「数字を見て判断できる運営」に一歩近づけます。
プラグインでアクセス解析するメリット・デメリット
アクセス解析は、テーマのヘッダーに直接タグを入れたり、タグマネージャーを使ったりして行うこともできます。それでも多くの人がプラグインを使うのには理由があります。
まずはメリットからです。
- コードを書かずに、管理画面からの操作だけで導入できる
- WordPressのダッシュボード内にグラフや表が表示されるので、数字を見に行くハードルが低い
- WP Statistics や Koko Analytics のように、データを自サイトのサーバー内だけで完結させるプラグインもある
一方で、デメリットもあります。
- プラグインの数が増えるとサイトが重くなることがある
- アップデートやテーマとの相性問題をチェックする手間がある
- 設定を間違えると、数字が二重に計測されたり、そもそも正しく計測できていなかったりする
そのため「とりあえず有名なアクセス解析プラグインを全部入れておく」というやり方はおすすめできません。同じ役割のものをいくつも入れず、自分にとって必要な機能を満たすものを1〜2個に絞るのがポイントです。
WordPressアクセス解析プラグインの種類と選び方

ここからは、WordPressのアクセス解析のやり方の全体像と、どんな基準でプラグインを選ぶと失敗しにくいかを整理していきます。先に全体をつかんでおくと、おすすめ記事を見ても迷いにくくなります。
WordPressでアクセス解析する3つのパターン
WordPressでアクセス解析をする方法は、大きく分けると次の3パターンです。
| 方法 | 具体例 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Googleアナリティクス+プラグイン連携 | Site Kit、MonsterInsights など | 本格的で柔軟、レポートが豊富 | ブログやメディアをしっかり育てたい人 |
| WordPress内完結型プラグイン | WP Statistics、Koko Analytics、Slimstat Analytics など | データを自サーバー内に保存でき、プライバシーに配慮しやすい | 外部サービスにデータを渡したくない人 |
| 外部アクセス解析サービス+タグ設置 | アクセス解析研究所 など | 複数サイトをまとめて管理しやすい | サイトを複数運営している人 |
ここでまず決めたいのは「Googleアナリティクスとちゃんと付き合うか」「もっとシンプルなWordPress内のプラグインで済ませるか」です。このあと具体的なプラグインを見ながら、自分がどのタイプかをイメージしていきましょう。
自分に合うWordPressアクセス解析プラグインを選ぶ4つのポイント
プラグインがたくさんありすぎて迷うときは、次の4つの軸で考えてみてください。
- どこまで細かく分析したいか(ざっくりでいいのか、コンバージョンまで追いたいのか)
- コードや英語の画面がどれくらい苦手か(完全に苦手なら日本語UIのプラグインが安心)
- 無料だけでいきたいのか、有料版も視野に入れるのか
- プライバシーやクッキー同意をどれくらい意識したいか
例えば「とりあえずPVと人気記事さえ分かれば十分」という場合は、WP Statistics や Jetpack Stats のようなシンプル系のプラグインで足ります。逆に「広告やECも含めてしっかり分析したい」という場合は、Site Kit や MonsterInsights のようなGoogleアナリティクス連携タイプが心強いです。
このあと、具体的なWordPressアクセス解析プラグインのおすすめを見ながら「自分はどのタイプかな」と照らし合わせてみてください。
WordPressアクセス解析プラグインおすすめ8選【無料中心】
ここからはいよいよ、私が「これは候補に入れておきたい」と思うWordPressのアクセス解析プラグインを8つ紹介します。無料で使い始められるものを中心に、タイプ別にまとめました。
Googleアナリティクス連携型のおすすめプラグイン
まずは「どうせならGoogleアナリティクスもきちんと使いたい」という人向けのプラグインです。
| プラグイン名 | 料金イメージ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Site Kit by Google | 基本無料 | Google公式。Analytics や Search Console などをまとめて連携できる | Googleアナリティクスの設定が不安な初心者〜中級者 |
| MonsterInsights | 無料版+有料版 | GA4連携に特化し、ダッシュボードレポートが見やすい | ECサイトや本格的な分析をしたい人 |
Site Kit by Google は、Googleが公式で提供しているWordPressプラグインです。WordPressの管理画面から、Googleアカウントでログインして接続を許可するだけで、Analytics や Search Console などの主要なツールと連携できます。コードをコピペする必要がないので、初めてでも導入しやすいのがメリットです。
MonsterInsights は「Google Analytics for WordPress」の代表的なプラグインで、有効インストール数も非常に多いです。無料版でも基本的なレポートが見られ、有料版ではECやフォーム送信などの計測を自動化するアドオンが充実しています。「GA4は使いたいけれど、細かい設定はあまり触りたくない」という人にも合いやすいです。
WordPress内で完結する無料アクセス解析プラグイン
次は「Googleアナリティクスは使わず、WordPressの中だけで完結させたい」という人向けのプラグインです。外部サービスにデータを送信しないものが多く、プライバシーの面でも安心感があります。
| プラグイン名 | 特徴 | プライバシー | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| WP Statistics | データをWordPressのデータベースに保存する | 基本的に外部送信なし | 外部サービスを使わずにアクセスを把握したい人 |
| Koko Analytics | 軽量で、クッキーなしのシンプルな設計 | プライバシー重視 | 軽さとプライバシーのバランスを取りたい人 |
| Slimstat Analytics | リアルタイム解析や詳細ログが得意 | 設定次第で柔軟に調整可能 | アクセスを細かく追いたい中級者 |
WP Statistics は、Googleアナリティクスの代わりとしてよく紹介されるプラグインです。導入に外部アカウントは不要で、訪問者データは自分のサーバー内に保存されます。画面も比較的分かりやすく、日本語化も進んでいるので、英語が苦手な人にも使いやすいです。
Koko Analytics は、とにかくシンプルで軽いのが持ち味です。トラッキングコードが小さく、デフォルトではクッキーも使わない設計のため、表示速度とプライバシーの両方を重視したい人に向いています。「必要最低限の数字だけ見られればいい」という個人ブログとの相性が良いと感じます。
Slimstat Analytics は、リアルタイムでのアクセス状況や詳細な行動ログを追いやすいプラグインです。そのぶん機能も多く、慣れないうちはどこを見ればいいか迷うかもしれません。使いこなすと強力ですが、小規模サイトではログの種類や保持期間を絞っておくと、サーバー負荷の面でも安心です。
日本語に強い・多機能なWordPressアクセス解析プラグイン
最後に、日本語ユーザー向けに使いやすいものや、多機能プラグインの一部として統計機能が使えるタイプも押さえておきます。
| プラグイン・サービス名 | 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Jetpack Stats | 多機能プラグインの一部 | WordPress.com と連携した基本的な統計が見られる | すでにJetpackを入れている人 |
| アクセス解析研究所 | 外部サービス+タグ設置 | 日本語UIで複数サイトを一元管理しやすい | 日本語でまとまったレポートを見たい人 |
| Matomo(+WordPress連携) | 外部解析+自ホスト | 自分のサーバーにインストールして高度な解析ができる | 技術に慣れていて、本格的に解析したい人 |
Jetpack Stats は、多機能プラグイン「Jetpack」に含まれている統計機能です。すでにJetpackを導入している場合は、追加で別のアクセス解析プラグインを入れなくても、基本的なPVや人気記事を把握できます。「ひとまずざっくり数字だけ把握したい」という用途には十分です。
アクセス解析研究所は、日本語の管理画面で使える外部解析サービスです。WordPress側には専用タグを設置して使う形で、複数サイトのアクセスをまとめて管理したい人に向いています。レポートも日本語で読めるので、海外サービスの画面に抵抗がある場合の選択肢になります。
Matomo は、もともと「Piwik」という名前で知られていたオープンソースの解析ツールで、自分のサーバーにインストールして使います。WordPressとの連携プラグインもあり、プライバシーを重視しながら高度な解析をしたい企業サイトなどでよく使われています。ただし、サーバー管理や設定にある程度慣れている人向けです。
WordPressアクセス解析プラグイン無料の導入手順

ここでは、代表的な無料のアクセス解析プラグインを、WordPressにどうやって入れるかの流れをまとめます。細かいボタン名はプラグインによって少し違いますが、基本的なステップは共通です。
無料アクセス解析プラグイン共通のインストール手順
ほとんどのプラグインは、次の流れでインストールして有効化します。
| 手順 | 操作内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」を開く | 管理者権限のあるユーザーでログインしておく |
| 2 | 右上の検索窓にプラグイン名を入力する | 例:Site Kit、WP Statistics など |
| 3 | 表示されたプラグインで「今すぐインストール」→「有効化」をクリック | 有効化しないと計測が始まらないので注意 |
| 4 | 左メニューや設定画面に追加されたメニューから初期設定を行う | トラッキングIDの入力や接続認証などを行う |
複数のアクセス解析プラグインを試したくなるかもしれませんが、特にGoogleアナリティクス関連のプラグインは同時に有効化しないほうが良いです。同じ計測タグを二重に読み込んでしまい、数字が二倍になってしまうことがあります。
Site KitでGoogleアナリティクスを連携する大まかな流れ
Googleアナリティクスをなるべく簡単に連携したい場合、Site Kit はかなり便利です。大まかな流れは次のようになります。
- Site Kit プラグインをインストールして有効化する
- 管理画面左に「Site Kit」というメニューが追加されるので開く
- 案内にしたがってGoogleアカウントでログインし、サイトへのアクセス権限を許可する
- Analytics や Search Console など、連携したいサービスを選んで接続する
- 接続が完了すると、WordPressダッシュボード内にアクセス数のカードが表示される
基本的にはウィザード形式で進んでいき、「次へ」「許可」などのボタンを押していけば設定が終わるようになっています。コードを自分で貼り付けるのが怖い人には、とても使いやすい方法です。
WP Statisticsで最低限やっておきたい設定
WordPress内だけで完結する代表として、WP Statistics を入れたときに最低限やっておきたい設定も簡単に書いておきます。
- プラグインをインストール&有効化すると「統計」などのメニューが増えるので、まず一般設定を確認する
- 自分のIPアドレスを除外する項目があれば、管理者のアクセスがカウントされないよう設定する
- 検索エンジンのクローラーなど、ボットのアクセスを除外する設定をオンにする
- データの保存期間を決め、古いログは自動削除するようにしてデータベース肥大を防ぐ
私も最初のころ、保存期間を考えずに放置してしまい、数年たってからデータベースが重くなって焦ったことがあります。無料のWordPressアクセス解析プラグインとはいえ、データ量には少し気を配っておくと安心です。
WordPressアクセス解析プラグインの活用テクニック

ここからは「プラグインを入れたけれど、結局どう使えばいいのか分からない」という状態から抜け出すためのポイントをまとめます。むずかしい分析テクニックではなく、今日からできる範囲の話です。
まず押さえたい基本指標とチェック頻度
最初からすべての数字を追いかけようとすると、ほぼ間違いなく疲れます。まずは次の指標だけに絞って見るのがおすすめです。
| 指標 | どこで見られるかの例 | 何を見るか | ざっくりチェック頻度 |
|---|---|---|---|
| PV・ユーザー数 | Site Kit や WP Statistics のダッシュボード | 全体の伸び具合 | 週1回 |
| 人気ページ | 各プラグインの「ページ別」レポート | どの記事がよく読まれているか | 週1回〜月1回 |
| 流入元 | 検索・SNS・外部サイトなどの内訳 | どこから来ているか | 週1回 |
| 直帰率・滞在時間 | ページ別の詳細レポート | 離脱が多いページの発見 | 月1回 |
これくらいの範囲であれば、忙しい中でもなんとか追いかけられますし、「この数字がこうだから、ここを変えてみよう」という発想も生まれやすくなります。
ブログ・メディアでの具体的な改善パターン
個人ブログやオウンドメディアでアクセス解析プラグインを使うなら、次のような改善パターンが回しやすいです。
- 人気記事トップ10をリストアップし、タイトルや導入文を分かりやすく整える
- よく読まれている記事から、関連する別記事への内部リンクを追加する
- 直帰率が高い記事の冒頭に「この記事で分かること」の箇条書きを入れて、読み進めてもらいやすくする
- 検索からの流入が多い記事には、検索意図に合った見出しを追加して、読者の疑問に答えきる
私のブログでも、アクセス解析プラグインで人気記事を確認し、その記事から他の記事へリンクを増やしただけで、全体のPVがじわじわ伸びていきました。難しいことをしなくても、こうした地味な改善が後々効いてきます。
コーポレートサイトやLPでの活用例
コーポレートサイトやLP(ランディングページ)の場合は、「コンバージョンまでの導線」を意識して数字を見ると効果的です。
- お問い合わせや資料請求フォームまでの導線上にあるページを洗い出す
- 途中で離脱が多いページの文言やボタンのテキスト、配置を変えてテストする
- 広告からの流入が多い場合は、そのキーワードに合わせて見出しやキャッチコピーを修正する
- スマホとPCのアクセス比率を見て、多いほうの端末で見やすいデザインになっているか確認する
いきなり高度なABテストをしなくても、「どこで人が離脱しているか」「どこまで読まれているか」を意識しながら、少しずつ文言や導線を整えていくだけでも成果は変わってきます。
WordPress無料アクセス解析プラグインの注意点

便利な一方で、アクセス解析プラグインには気をつけておきたいポイントもあります。ここを押さえておくと、後から困ることがかなり減ります。
プラグインの入れすぎ・サイト速度への影響
アクセス解析系のプラグインは、どうしてもログを記録したり、リアルタイムに集計したりするため、一定の負荷がかかります。特に次の点には注意しましょう。
- 役割が似ているアクセス解析プラグインをいくつも同時に有効化しない
- リアルタイム解析や詳細ログの機能は、本当に必要なものだけオンにする
- ログの種類と保存期間を決めて、不要な古いデータは自動で削除する
Slimstat Analytics のような高機能なプラグインは、そのぶんデータ量も増えやすいです。「いろいろ見られて楽しいから全部オン」にするのではなく、サイト運営に本当に必要な数字だけを取るイメージで設定しておくと安心です。
自分のアクセス・ボットのアクセスを除外する
正しい数字を見るためには、「自分のアクセス」と「ボットのアクセス」をできるだけ除外することが大切です。これをしておかないと、自分で記事を確認した回数までPVに含まれてしまいます。
- 自分のIPアドレスを除外する機能があれば、管理者のアクセスをカウントしないように設定する
- ログインユーザー(管理者・編集者など)のアクセスを計測しない設定があればオンにする
- 明らかに不自然なリファラーやボットを除外するフィルターがあれば有効にする
最初のうちにここだけ設定しておけば、後になって「このPV、本当に読者の分なんだろうか…」と悩まずに済みます。
プライバシーとクッキー同意の考え方
アクセス解析は、読者の行動データを扱うことになります。細かい法律の話は専門家に任せるとしても、プラグインの種類によって扱うデータが違うことは意識しておいたほうが良いです。
- Googleアナリティクス系のプラグインを使う場合は、クッキーの扱いや同意の仕組みもセットで考える
- Koko Analytics や WP Statistics のような、自サイト完結型でクッキーを使わない設計のプラグインも選択肢に入れる
- プラグインの説明ページに書かれている「プライバシー」「GDPR」などの項目をざっと読んでおく
「なんとなく有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分のサイトの方針や読者層に合わせて、どのタイプのWordPressアクセス解析プラグインがよさそうか考えてみてください。
よくある質問(WordPressアクセス解析プラグイン編)

最後に、WordPressのアクセス解析プラグインについて、よく聞かれやすい質問をいくつかピックアップしておきます。
Q1. 無料のWordPressアクセス解析プラグインだけでも十分ですか?
A. 多くのサイトでは、無料のプラグインだけでも十分です。Site Kit や WP Statistics、Koko Analytics などは無料で使えますが、PVや人気ページ、流入元といった基本的な数字をしっかり確認できます。
「ECサイトの売上レポートを細かく見たい」「フォームの送信やボタンクリックを自動でイベント計測したい」といったニーズが出てきたら、MonsterInsights の有料版などを検討すればOKです。最初から有料にする必要はありません。
Q2. WordPressのアクセス解析プラグインは結局どれを選べばいいですか?
A. ざっくりとした目安は次のとおりです。
- ブログ初心者で、とりあえず簡単にアクセスの傾向だけ知りたい
→ WP Statistics か Koko Analytics - 今後SEOや広告も含めて、しっかり分析していきたい
→ Site Kit か MonsterInsights(Googleアナリティクスと連携) - サイトを複数運営していて、一つの画面でざっと数字を見たい
→ アクセス解析研究所などの外部サービス+タグ設置型
どうしても1つに絞れない場合は、似たタイプのものをいくつも同時に入れないよう注意しつつ、期間を分けて試してみるのも手です。1〜2か月使ってみると、自分にとって見やすいかどうかがはっきりしてきます。
Q3. GoogleアナリティクスとWordPressアクセス解析プラグインの数字が違うのはなぜ?
A. 同じサイトでも、ツールによって数字がぴったり一致しないことはよくあります。主な理由は次のようなものです。
- 計測のタイミングや方法が違う(ページの読み込み時なのか、イベント発火時なのかなど)
- 自分のアクセスやボットの除外条件が違う
- データの保存期間や集計方法の違い
WordPressアクセス解析プラグインの中には、Googleアナリティクスのデータを読み込んで表示するタイプと、独自に計測するタイプがあります。同じページでも数字が多少ズレるのは普通なので、「どちらが絶対に正しいか」よりも「傾向を把握するための道具」として割り切って使うのがおすすめです。
まとめ:WordPressアクセス解析プラグインの選び方
最後に、この記事のポイントをサッとおさらいします。
- WordPressにアクセス解析プラグインを入れると、PVや人気ページ、流入元などが分かり、感覚ではなく数字で運営しやすくなる
- アクセス解析の方法は「Googleアナリティクス連携型」「WordPress内完結型」「外部サービス型」の3パターンがあり、自分の目的とレベルに合わせて選ぶのが大事
- 無料で使える代表的なプラグインは、Site Kit、WP Statistics、Koko Analytics、Jetpack Stats などで、ほとんどのサイトはこれだけで十分なことが多い
- プラグインの入れすぎや詳細ログの取りすぎは、サイトの表示速度やデータベースに負荷がかかる原因になるので、必要な機能だけに絞る
- 自分のアクセスやボットの除外、プライバシーへの配慮も、これからのサイト運営では外せないポイント
今日からの最初の一歩としては、次の流れで進めてみてください。
- 自分の目的を「ざっくりアクセス把握」か「しっかり分析」のどちら寄りか決める
- この記事で紹介したWordPressアクセス解析プラグインの中から、自分に合いそうなものを1〜2個まで絞る
- プラグインをインストールして有効化し、自分のアクセス除外とボット除外などの基本設定だけ先に済ませる
- 1〜2週間ほど数字を眺めながら「人気ページ」と「流入元」だけに絞って、改善のアイデアをメモしていく
このステップを踏むだけでも「なんとなく更新しているブログ」から「数字を見ながら育てていくサイト」に少しずつ変わっていきます。あなたのWordPressにも合うアクセス解析プラグインを見つけて、一緒に育てていきましょう。



