ブログを続けていると、スパムコメントや心ない書き込み、毎日の承認作業にぐったりすることってありますよね。
この記事では、WordPressのコメントを無効にしたい方に向けて、設定画面・プラグイン・コード編集という三つの方法を、できるだけ迷わず進められるように整理してお伝えします。
結論から言うと、WordPressのコメントは「設定画面」と「必要ならプラグイン」を組み合わせれば、ほとんどのサイトで安全かつ短時間で無効にできます。
WordPressでコメントを無効にしたいのはどんなとき?

まずは、そもそもどんなときにコメントを無効にしたくなるのかを整理します。自分のサイトがどのパターンに当てはまるかをイメージしながら読んでみてください。
コメントを無効にしたくなるよくある理由
私のところに相談が来るときも、理由はだいたい似ています。
代表的なパターンを表にまとめました。
| 理由 | 具体的な状況 | コメント無効がおすすめ度 |
|---|---|---|
| スパムが多すぎる | 英語スパムや怪しいリンクだらけになる | 高い |
| 企業サイトで不要 | 会社案内・採用・サービス紹介が中心 | 高い |
| 対応コストが重い | 毎日コメントの承認・返信に時間を取られる | 中〜高 |
| 荒れやすいテーマ | 炎上しやすい話題や対立しやすいテーマ | 中〜高 |
| 窓口を一本化したい | SNSや問い合わせフォームで連絡をまとめたい | 中 |
私が企業サイトを運営していたときは、担当者が毎朝コメントを確認して承認・返信するだけでかなり時間を取られていました。
しかも中身は営業の売り込みやスパムばかりで、正直「ここに時間を使うくらいなら、コンテンツに回したい」と感じていました。
そんな場合は、思い切ってコメントを無効にしたほうが運営がかなり楽になります。
一方で、個人ブログで濃い読者との交流が育っている場合は、コメント欄がコミュニティの中心になっていることもあります。
その場合は、全部を一気に閉じるのではなく、一部の記事だけ開けておくといった調整も検討する価値があります。
コメント機能を残すか迷ったときの考え方
「本当にコメントを無効にしてしまっていいのかな」と迷うときは、次のポイントをチェックしてみてください。
- 読者からのコメントに返信する時間や気持ちの余裕があるか
- コメント欄が記事の価値を高めているか、それとも荒れやすいか
- 問い合わせや意見をSNSやフォームに集約したほうが分かりやすいか
- 扱っているテーマの炎上リスクが高いかどうか
私の感覚だと、「きちんと読んで返すつもりがないコメント欄なら、いったん閉じてしまったほうが親切」です。
放置されたコメント欄は、読む側からしてもあまりいい印象ではありませんし、スパムが溜まればサイト全体の信頼感を下げる原因にもなります。
コメントを無効にするかどうかは、「読者との距離をどうするか」というより、「連絡や会話の窓口をどこにまとめるか」という目線で考えると決めやすくなります。
【深呼吸タイム】 稼ぐために必要な3つのポイントを知っていますか? これら全部を暴露します。
【全体像】WordPressでコメントを無効化する3つのパターン

ここからは、具体的な操作に入る前に「コメント無効のパターン」をざっくり整理します。全体像が分かっていると、自分のサイトにはどの方法が向いているのか判断しやすくなります。
コメント無効の3つのパターンをざっくり整理
WordPressのコメントを無効化する方法は、大きく次の三つに分けられます。
| パターン | 対象 | 主なやり方 | 向いているサイト |
|---|---|---|---|
| サイト全体で無効 | すべての投稿・固定ページ | ディスカッション設定+プラグイン | 企業サイト、LP中心サイト |
| 新規投稿だけ無効 | これから作る記事 | ディスカッション設定 | ブログ・オウンドメディア |
| 一部だけ無効 | 固定ページや特定カテゴリなど | 個別設定・プラグイン・コード | 個人ブログ、情報サイト |
この三つを組み合わせて、自分のサイトに合う形にしていきます。
例えば企業サイトなら「全体でコメント無効」が基本になりやすく、個人ブログなら「レビュー記事だけコメント有効」「雑記記事は無効」など、少し細かくルールを決めていくイメージです。
どのパターンを選ぶか迷ったときの目安
「自分はどれを選ぶべき?」と迷ったときは、次のような観点で考えると決めやすくなります。
- すでに問い合わせフォームやSNSの窓口があるか
- 過去のコメントに価値がある記事がどのくらいあるか
- 運営メンバーの人数や、コメントに割ける時間
- ECや会員サイトなど、コメント機能と連動したプラグインを使っているか
私がBtoB向けメディアを任されたときは、資料請求フォームと問い合わせフォームがしっかり整っていたので、コメント欄は完全に閉じました。
逆に趣味ブログでは、レビュー記事だけコメント欄を開けておき、その他の記事はクローズするという運用にしたこともあります。
なんとなく全閉鎖するのではなく、「どこで読者とやり取りしたいのか」を決めたうえでパターンを選ぶと、後悔しにくいです。
【ちょっと一息♪】 私の妻がどうやって7日で初報酬を得て5万円の不労所得を得られるようになったか?
その全貌を知りたくありませんか?
【基本操作】設定画面からコメントを無効化する手順

ここからは具体的な操作に入ります。まずはプラグインを使わず、WordPress本体の「設定>ディスカッション」だけでできる基本的なコメント無効化の方法を見ていきます。
ディスカッション設定で新しい投稿のコメントを止める
まずは「これから作る記事にはコメント欄を出さない」という初期設定をしてしまいましょう。
一度設定しておけば、新しい投稿を作るたびにチェックを外す必要がなくなります。
| 手順 | 画面 | 操作内容 |
|---|---|---|
| 1 | 管理画面 | 左メニューの「設定」をクリック |
| 2 | 設定画面 | 「ディスカッション」を選ぶ |
| 3 | ディスカッション設定 | 「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外す |
| 4 | ディスカッション設定 | 必要なら「◯日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる」に日数を入れる |
| 5 | ディスカッション設定 | 一番下の「変更を保存」をクリック |
「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外すと、その設定以降に作る記事にはコメントフォームが自動では表示されなくなります。
ただし、すでに公開済みの記事にはこの設定だけでは反映されません。
既存の記事のコメントも止めたい場合は、後ほど紹介する「投稿一覧からの一括編集」とセットで行う必要があります。
また、「◯日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる」を使うと、一定期間を過ぎた記事だけ自動でコメント受付を締め切ることができます。
長くアクセスが集まる記事で、古いコメントが荒れやすいときに便利な設定です。
投稿一覧から既存記事のコメントを一括で無効にする
すでに公開済みの記事にコメント欄が残っている場合は、投稿一覧画面から一括で「コメントを許可」をオフにしてしまうと効率的です。
流れとしては次のようなイメージです。
- 管理画面の「投稿>投稿一覧」を開く
- コメントを無効にしたい記事にチェックを入れる
- 上部の「一括操作」プルダウンで「編集」を選んで「適用」
- 表示された一括編集の項目で「コメント」を「許可しない」に変更
- 「更新」ボタンで反映
記事数が多いときは、表示件数を増やしたり、カテゴリや検索を使って絞り込んでから一括編集すると作業がスムーズです。
私も数百記事あるブログのコメントを止めたときは、カテゴリごとに分けて何回かに分けて実行しました。
個別の記事や固定ページだけコメントを表示しないようにする
「このページだけコメントを禁止したい」ということもよくあります。
例えばプロフィールページや、お問い合わせフォーム付きの固定ページなどです。
その場合は、記事の編集画面で個別に設定します。
- 対象の記事や固定ページの編集画面を開く
- 右サイドバーに「ディスカッション」が見えない場合は「画面オプション」から表示をオンにする
- 「コメントを許可」のチェックを外す
- 「更新」ボタンで保存
固定ページでは、そもそもコメントを受け付ける必要がないケースも多いので、新規作成時に「とりあえずコメントをオフにする」ことをクセにしておくと運営が楽になります。
★ちょっとだけ宣伝させてください★ 「ブログで10万」と聞くと、 と思われがちですが、実は「勝ちパターン」を知っているかどうかだけなんです。
プラグインでコメント無効を一括設定する方法

記事数が多いサイトや、投稿タイプが複雑なメディア・ECサイトでは、設定画面だけで細かく制御するのが大変なこともあります。そこで頼りになるのが、コメント無効に特化したプラグインです。ここでは代表的な「Disable Comments」を例に、WordPressのコメントを一括で止める方法を紹介します。
Disable Commentsでできること
Disable Commentsは、その名のとおりコメント機能を制御するためのプラグインです。
主な機能を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイト全体で無効 | 投稿・固定ページ・メディアなど、すべてのコメントを一括で無効化 |
| 投稿タイプごとの無効 | 投稿だけ・固定ページだけ・メディアだけなど、対象を選んで無効化 |
| コメントフォーム非表示 | フロント側のコメントフォームを非表示にする |
| 管理画面の整理 | 管理画面の「コメント」メニューを非表示にできる |
私が便利だと感じているのは、「投稿タイプごとにコメントを無効にできる」点です。
例えば「ブログ記事ではコメントOKだけど、商品ページやLPでは完全にNG」といった運用を、設定だけで実現できます。
Disable Commentsの具体的な設定手順
Disable Commentsの導入から設定までの流れは、おおむね次のとおりです。
- 管理画面の「プラグイン>新規追加」を開く
- 検索窓に「Disable Comments」と入力して、インストール&有効化
- 「設定>Disable Comments」を開く
- 「全ての投稿タイプでコメントを無効にする」か「指定した投稿タイプだけ無効にする」かを選ぶ
- 必要に応じて、管理画面のコメントメニューを非表示にする項目にチェック
- 設定を保存して完了
一括で強制的に止められる反面、「一部の記事だけコメントを開けておきたい」といった細かい調整はしにくくなる場合があります。
なので、「どの範囲までコメントを完全に止めたいか」を事前に整理してから導入するのがおすすめです。
プラグインでコメントを止めるメリット・デメリット
プラグインでWordPressのコメントを無効にする前に、良い点と注意点をざっくり整理しておきましょう。
メリットは次のようなものがあります。
- 設定画面だけでコメントを一括無効にできる
- 投稿タイプごとの細かい制御がしやすい
- コード編集が不要なので、操作に自信がない人でも扱いやすい
一方で、デメリットや注意点もあります。
- プラグインが増えると、全体の管理やトラブルシュートが複雑になる
- テーマや他のプラグインとの相性によっては、想定と違う動作になることがある
- 長く更新されていないプラグインだと、将来のWordPressアップデートとの相性が不安になる
私個人としては、「記事数が多くて手作業では厳しい」「複数の投稿タイプを使っていて、コメントのルールをきちんと分けたい」というサイトではプラグインを積極的に検討し、それ以外の一般的なブログでは、まず設定画面と一括編集から試してみるのがバランスがいいと感じています。
コード編集でコメント機能を無効にする方法(中級者向け)

ここからは少し中級者向けの内容として、functions.phpやテーマファイルを編集してコメント機能そのものを無効にする考え方を紹介します。「子テーマを使っている」「PHPファイルの編集に慣れている」という方が対象ですので、不安がある方は読み物としてざっくりイメージをつかむ程度で大丈夫です。
functions.phpでコメント機能をオフにする考え方
functions.phpでは、投稿タイプから「コメント」や「トラックバック」のサポートを外すことで、コメント機能を根本からオフにできます。
イメージとしては、「投稿」「固定ページ」「メディア」など、それぞれの投稿タイプからコメント機能を切り離してしまう感じです。
ただし、この方法で大事なのは次のポイントです。
- 必ず子テーマ側のfunctions.phpで行うこと
- 編集前に必ずバックアップを取ること
- 構文エラーがあると画面が真っ白になり、管理画面にも入れなくなる可能性があること
コードによるコメント無効化は強力ですが、ミスをすると復旧が大変になることもあります。
少しでも不安がある場合は、無理にfunctions.phpを触らず、設定画面やプラグインによる無効化にとどめたほうが安全です。
テーマファイルからコメント表示を消すときの注意点
「コメント機能自体は残しておきたいけれど、デザイン上コメント欄を見せたくない」というケースもあります。
その場合、テーマのテンプレートからコメント部分の呼び出しを外す、というやり方があります。
多くのテーマでは、投稿ページのテンプレート内でコメント部分を読み込む関数が使われています。
その部分を削除したり、コメントアウトすることで、画面上からコメント欄だけを消せます。
ただ、この方法にはいくつか注意点があります。
- テーマアップデートで編集内容が上書きされる可能性がある
- ブロックテーマや独自テンプレート構成のテーマでは、編集箇所が分かりにくいことがある
- 将来コメントを戻したくなったとき、どのファイルを直せばよいか忘れがち
私は、どうしてもデザイン上コメント欄を消したい場合を除き、テーマファイルに手を入れずに設定やプラグインで対応するほうを基本方針にしています。
方法ごとの向き不向きを比較
ここで一度、コメント無効の方法を「設定」「プラグイン」「コード編集」の三つで比較しておきます。
| 方法 | 難易度 | 柔軟性 | 向いている人・サイト |
|---|---|---|---|
| 設定画面 | 低い | 中 | 初心者、記事数がそこまで多くないサイト |
| プラグイン | 中 | 高 | 記事数が多いサイト、複数の投稿タイプを使うサイト |
| コード編集 | 高い | 高 | 子テーマ利用者や、開発者寄りのユーザー |
自分のスキルとサイト規模を考えながら、「ここまでは自分で安全に扱える」と思える範囲の方法を選んでください。
★ブログでは公開できない裏情報★ 例えば、 などをこっそり暴露しています。ぜひ公開停止する前に受け取ってください。
私の発行するメルマガではブログでは公開できない秘匿性が高い特別な情報を発信しております。
固定ページ・古い記事・メディアだけコメントを無効にするやり方

WordPressでは、「全部まとめてコメントを閉じる」のではなく、「ここは無効」「ここは有効」と細かく分けたい場面も多いです。ここでは、部分的にコメントを無効にする代表的な三つのパターンを紹介します。
プロフィールやお問い合わせなど固定ページのコメントを止める
プロフィールやお問い合わせページなどは、コメント欄があると読者が迷いやすい場所です。
「ここに書き込めば運営者に届くのかな?」と勘違いされるより、フォームに入り口を一本化したほうが親切です。
固定ページでコメントを無効にする手順は、先ほどの個別設定と同じです。
- 固定ページの編集画面を開く
- 右サイドバーの「ディスカッション」で「コメントを許可」のチェックを外す
- 「更新」ボタンで保存
よく使う固定ページは、テンプレートを複製して「コメントオフの固定ページ」をひとつ作っておくと、以降の作業がかなり楽になります。
古い投稿だけ自動でコメント受付を締め切る設定
ブログ運営では、「新しい記事のコメントは歓迎だけど、古い記事のコメント欄が荒れてしまう」ということがよくあります。
そんなときに役立つのが、ディスカッション設定にある「一定期間が経過した投稿のコメントフォームを自動で閉じる」機能です。
ディスカッション設定で、例えば「◯日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる」に日数を指定しておくと、その期間を超えた記事のコメントフォームは自動的にクローズされます。
「新しい記事では読者との会話を楽しみつつ、古い記事のスパムだけ減らしたい」というときに、ちょうどいい落としどころになります。
メディアページで発生するコメントスパムを止める
WordPressでは、画像などのメディアに対して自動で「添付ファイルページ」が作られ、そのページにコメント欄が付いていることがあります。
このメディアページにスパムコメントが大量についてしまうケースも意外と多いです。
メディアページのコメントを止める場合、次のような選択肢があります。
- Disable Commentsなどを使い、「メディア(添付ファイル)」のコメントだけを一括無効にする
- コードで添付ファイルの投稿タイプからコメントサポートを外す
- メディアページ自体を別ページにリダイレクトする設定にする
メディアページは通常の導線からはほとんど見られないことが多いので、コメント欄をきちんと運営する必要性は低めです。
スパム対策という意味でも、メディアに対するコメントはまとめて閉じてしまうのが現実的なことが多いと感じています。
コメント無効がうまく反映されないときのチェックリスト

ここまで設定しても、「なぜかコメント欄が消えない」「一部だけコメントフォームが残っている」という相談もよくあります。最後に、コメント無効がうまく反映されないときに確認したいポイントを見ていきましょう。
テーマやキャッシュが原因でコメント欄が残るケース
まず疑いたいのが、「テーマ側のテンプレート」と「キャッシュプラグイン」です。
よくある症状と原因、対処法をまとめると次のようになります。
| 症状 | 考えられる原因 | 主な対処 |
|---|---|---|
| 一部の記事だけコメント欄が残る | テーマのカスタムテンプレートでコメント表示が固定されている | 別テーマに一時切り替えて確認し、テーマ独自の設定もチェック |
| コメントを無効にしたのに、ログアウト状態だとまだ見える | キャッシュプラグインが古いHTMLを配信している | キャッシュを削除し、必要ならプラグインを一時停止して確認 |
| スマホだけコメント欄が消えない | モバイル専用テーマやAMPプラグインが別テンプレートを使っている | モバイルテーマ側の設定やテンプレートも確認 |
キャッシュ系プラグインを入れている場合は、「設定を変えたらキャッシュを削除する」を習慣にしておくと、トラブルがかなり減ります。
一時的に別テーマに切り替えて、「コメントをオフにした状態で正しく表示されるか」を確認するのも、切り分けに役立ちます。
プラグインの競合やレビュー機能への影響
ECサイトや会員サイトでは、コメント機能をベースにした「レビュー」や「問い合わせ」機能がプラグインで実装されていることがあります。
この場合、コメント無効化プラグインがそれらの機能にも影響してしまうことがあります。
例えば次のようなケースです。
- 商品レビュー機能がコメントシステムを使っていて、Disable Commentsで一括無効にした結果、レビュー投稿もできなくなった
- フォーラムや会員制プラグインがコメント機能と連動していて、表示が崩れた
こうしたサイトでは、「どの範囲までコメントを止めてよいか」を事前に洗い出し、テスト環境があればそちらで試してから本番に適用すると安心です。
不安がある場合は、サイト制作を担当した制作者や開発者に一度相談してから設定を変えるとトラブルを防ぎやすくなります。
★ちょっとブレイク★ 「あと3ヶ月早くこの情報を知りたかった…」 そうならないために、今すぐ実践したいノウハウをギュッと一つのメルマガに詰め込みました。 無料で読めるうちに受け取っておいてください。
コメント無効とSEO・サイト運営のバランス

最後に、コメントを無効にすることがSEOやサイト運営にどう関係してくるのかを整理しておきます。「コメントを閉じたら検索順位が下がるのでは?」と心配している方も多いので、ざっくりとした考え方を共有します。
コメントを無効にすることで得られるメリット
コメントを無効にすることで得られるメリットは、想像より大きいことが多いです。
- スパムコメントに悩まされなくなる
- 誹謗中傷や炎上のリスクを減らせる
- 承認・返信作業の時間をほかのことに回せる
- コメント経由の不正リンクや怪しいURLのリスクを避けられる
とくに運営メンバーが少ないサイトや、個人で運営しているブログでは、「コメント対応に追われるストレス」がなくなるだけでもかなり大きな効果があります。
私自身も、思い切ってコメントを無効に切り替えたことで、コンテンツ制作やサイト改善に集中できるようになった経験があります。
コメントを残す場合のメリットとデメリット
一方で、コメントを残しておくこと自体にもメリットはあります。
- 読者の疑問や感想がリアルタイムで分かる
- 良質なコメントがつけば、記事の内容を補足してくれる
- 常連さんとのやり取りが増え、コミュニティ感が生まれやすい
ただし、これには前提があります。
それは、「コメントをきちんと読み、必要に応じて返信する余裕があること」です。
コメントを残すか、思い切って無効にするかを考えるときは、「コメント欄をどう運営するか」という視点も必ずセットで考えましょう。
コメントの方針ごとのバランスを、表で整理するとこんなイメージです。
| 方針 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コメントを完全に無効 | 管理が楽になり、スパムや炎上リスクを大きく減らせる | 読者との対話の場が減り、フィードバックを得にくい |
| 一部の記事だけコメント有効 | 大事な記事だけコミュニケーションをとれる | 設定や運用ルールがやや複雑になる |
| 全記事コメント有効 | 読者との距離が近く、コミュニティ化しやすい | スパム・対応コスト・炎上のリスクが高まる |
あなたのサイトの目的や運営体制を踏まえて、「どのレベルまでコメントを受け付けるか」を決めていくと、後から方針がブレにくくなります。
まとめ
この記事の内容を簡単に整理します。
- WordPressでコメントを無効にする方法は「サイト全体」「新規だけ」「一部だけ」の三つに分けて考えると分かりやすい
- まずは「設定>ディスカッション」と投稿一覧の一括編集で、基本的なコメント無効化を行う
- 記事数が多いサイトや投稿タイプが複雑なサイトでは、Disable Commentsなどのプラグインが強力な選択肢になる
- コード編集でのコメント無効は中級者向けで、子テーマとバックアップが必須
- コメントを無効にするかどうかは、SEOだけでなく「運営リソース」と「読者との関係性」で判断するのが現実的
今日からできる最初の一歩として、まずはあなたのサイトで「コメント欄が本当に必要なページ」と「なくても困らないページ」をざっと書き出してみてください。
そのうえで、「固定ページはコメントなし」「古い記事は自動でクローズ」「本命の記事だけコメントあり」といったざっくりしたルールを決めていけば、あとはこの記事で紹介した順番に、設定画面・一括編集・必要ならプラグインと進めていくだけです。
自分とサイトに合った形でコメントを無効にして、コメント対応ではなくコンテンツづくりに時間を使える状態を一緒に目指していきましょう。
【深呼吸タイム】 稼ぐために必要な3つのポイントを知っていますか? これら全部を暴露します。



