WordPress Lightningの使い方入門｜失敗しない初期設定10チェック

WordPressのテーマLightningでホームページを作ろうとして、何から始めればいいか分からず止まっていませんか。

この記事を読むと分かる事

Lightningの特徴と向いているサイト
インストールから公開までの流れ
トップページや固定ページ・ブログの作り方

結論は、WordPress Lightningの使い方を順番どおりに進めれば、初めてでも会社やお店のサイトを公開しやすくなる、ということです。

WordPress Lightningの使い方全体像をざっくり確認しよう
WordPress Lightningを導入する基本の使い方ステップ
カスタマイザーでWordPress Lightningを整える使い方
トップページ制作でWordPress Lightningの使い方に慣れよう
固定ページとブログでWordPress Lightningの使い方を広げる
プラグイン連携でWordPress Lightningの使い方を強化する
カスタマイズでWordPress Lightningの使い方を一歩進める
よくある質問（WordPress Lightningの使い方Q&A）
まとめ：WordPress Lightningの使い方を今日から実践しよう

WordPress Lightningの使い方全体像をざっくり確認しよう

ごとう

まずは、Lightningというテーマがどんな立ち位置なのかを押さえておくと、このあと説明する細かい設定もイメージしやすくなります。

WordPressテーマLightningの基本スペック

Lightningは、日本の制作会社が開発している無料のWordPressテーマです。ビジネス向けのサイトで使いやすいように作られていて、WordPress公式ディレクトリにも登録されています。

主な特徴を表にすると、次のようなイメージです。

項目	内容
テーマの種類	無料で使えるビジネス向けWordPressテーマ
デザインの方向性	シンプルでクセが少なく、会社・お店・サービス紹介に使いやすい
編集スタイル	ブロックエディタ対応で、マウス操作中心でレイアウトできる
用意されている機能	トップページのスライドショー、PRエリア、3カラムの特徴紹介など
拡張性	公式のVK BlocksやExUnitなどと組み合わせて機能を追加しやすい

WordPress.org上ではアクティブインストール数が10万以上と表示されていて、実運用されているサイトも多いテーマです。最初の1サイト目に選びやすい定番テーマと言ってよいと思います。

Lightningが向いているサイト・向かないサイト

Lightningが特に使いやすいのは、次のようなサイトです。私もこのパターンの案件でよく使っています。

小さな会社や個人事業のコーポレートサイト
美容室、飲食店、整体院などの店舗サイト
士業やフリーランスのサービス紹介サイト
ブログ機能付きのお知らせページが必要な会社サイト

一方で、次のようなケースでは別のテーマも候補に入れてよいと思います。

派手なアニメーションや凝った演出を前面に出したいとき
フルサイト編集対応のブロックテーマで、ヘッダーやフッターもブロックだけで作り込みたいとき
写真作品を全面に出したポートフォリオサイトやギャラリーサイトを作りたいとき

「まずはちゃんとしたホームページを1つ用意したい」というビジネス用途なら、Lightningを選んでおけば大きく外すことはありません。

無料版と有料版Lightning（Pro）の違いをざっくり理解する

Lightningには、テーマ本体としての無料版に加えて、有料の拡張ユニットやサブスクリプションのプランがあります。ここをざっくり押さえておくと、あとで迷いにくくなります。

無料版 … 基本的なレイアウトやトップページ機能はひと通り使える。小さな会社・お店のサイトなら、まずはこれで十分なことが多いです。
有料版（Pro） … デザインスキンの種類が増え、装飾ブロックも増える。見た目を細かく整えたいときに便利です。

この記事では、無料版をベースにWordPress Lightningの使い方を説明しつつ、「ここから先はPro版も検討してよいポイントだな」という目安も軽く触れていきます。

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WordPress Lightningを導入する基本の使い方ステップ

ごとう

ここからは、WordPressにLightningを入れて使い始めるまでの流れを、準備から順番に見ていきます。大きく分けると、サーバー準備→WordPressインストール→Lightning有効化という流れです。

サーバーとドメインを用意する

Lightning以前に、WordPressそのものを動かすための「土地」と「住所」を用意する必要があります。レンタルサーバーが土地、独自ドメインが住所というイメージです。

レンタルサーバーを契約する
独自ドメインを取得する
サーバーとドメインを紐づける（多くの会社では自動設定のメニューがあります）

最近のレンタルサーバーは、管理画面から「WordPress簡単インストール」といったメニューが用意されていることが多いので、そこでWordPress本体も一緒に入れてしまうと作業がかなり楽になります。

WordPressをインストールして初期設定する

サーバー側の案内に沿ってWordPressをインストールしたら、次のような初期設定だけ済ませておきましょう。

サイトタイトルとキャッチフレーズを仮で入れておく
ログイン用のユーザー名とパスワードを安全なものにする
ログインURLをブックマークしておく
パーマリンク設定を「投稿名」など分かりやすいものに変更する

ここまでできたら、ブラウザから自分のサイトにアクセスすると、初期状態のWordPressトップページが表示されます。まだ味気ない見た目ですが、ここからLightningの出番です。

Lightningテーマをインストールして有効化する

WordPress管理画面にログインしたら、左メニューの「外観」→「テーマ」からLightningをインストールして有効化します。操作の流れは次のとおりです。

ステップ	画面でやること
1	管理画面左メニューの「外観」→「テーマ」をクリックする
2	画面上部の「新しいテーマを追加」をクリックする
3	検索窓に「Lightning」と入力し、テーマが表示されるのを待つ
4	「Lightning」のサムネイルにマウスを乗せて「インストール」をクリックする
5	インストール完了後、「有効化」ボタンを押す

有効化した直後は、「テーマは変わったけれど、まだ仮のサイト」という状態です。ここからLightningのカスタマイザーを使って、全体の見た目や情報を整えていきます。

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カスタマイザーでWordPress Lightningを整える使い方

ごとう

このパートでは、Lightningのカスタマイザー画面を使って、サイトの基本的な見た目や情報を設定していきます。土台をきちんと作っておくと、その後のページ作りがぐっと楽になります。

サイト基本情報とロゴを設定する

まずは、サイトの「名刺」のような部分から決めていきましょう。カスタマイザーは、管理画面左メニューの「外観」→「カスタマイズ」から開けます。

Lightningのカスタマイザーでよく触る項目を、目的と一緒に整理すると次のようになります。

設定項目	目的	例
サイトのタイトル	ブラウザタブや検索結果に表示されるサイト名を決める	「〇〇株式会社」「〇〇整体院」など
キャッチフレーズ	サイトの一言説明を入れる	「地域密着の〇〇専門店」など
サイトアイコン	ブラウザのタブに出る小さなアイコンを設定する	会社ロゴのマーク部分など
ロゴ画像	ヘッダー左上に表示するロゴを登録する	横長のロゴ画像がおすすめ

ロゴがまだ決まっていない場合は、とりあえずテキストだけでも問題ありません。あとから画像が用意できたタイミングで差し替えれば大丈夫です。「完璧な状態になってから公開する」ではなく、「ひとまず形にしてから少しずつ整える」くらいの感覚で進めると気が楽です。

色・フォント・レイアウトを決める

次に、サイト全体の雰囲気を作る「色」「フォント」「レイアウト」をざっくり決めていきます。

メインカラー（ブランドカラー）を1色決める → 会社やお店のロゴの色に合わせると統一感が出ます。
フォントは、読みやすさ重視で無難なものを選ぶ
レイアウトは、基本は「右サイドバー」か「1カラム」のどちらかにする

迷ったときは、次のような組み合わせにしておくと、多くのビジネスサイトで違和感なく使えます。

トップページ：1カラム（サイドバーなし）
ブログ記事：右サイドバーあり

ヘッダーとフッターでサイト全体の枠を作る

ヘッダーとフッターは、全ページで共通して表示される「サイトのフレーム」です。

ヘッダー … ロゴ、グローバルメニュー、電話番号やお問い合わせボタンなどを配置する場所
フッター … 会社情報、住所、電話番号、著作権表記などをまとめておく場所

Lightningでは、「外観」→「メニュー」でメニューを作成し、カスタマイザー側で「どのメニューをどの位置に表示するか」を選ぶ、という流れになります。ここまで整えるだけでも、初期状態から「ちゃんとしたホームページ」らしい雰囲気が出てきます。

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トップページ制作でWordPress Lightningの使い方に慣れよう

ごとう

トップページは、訪問者の第一印象を決める一番大事なページです。先に全体の構成を決めてから、ブロックやウィジェットを配置していくと迷いにくくなります。

Lightningトップページの構成イメージを決める

たとえば会社サイトなら、次のような構成が分かりやすいです。

セクション	内容の例
ヒーロー（最上部）	キャッチコピー＋メイン画像＋お問い合わせボタン
3つの特徴	サービスや会社の強みを3つに分けて紹介
サービス紹介	具体的なサービス内容や料金の概要
お客様の声・実績	ロゴ一覧、事例、口コミなど
お知らせ・ブログ	新着情報や役立つ記事へのリンク
会社概要・アクセス	会社情報、地図、営業時間など
フッターCTA	「お問い合わせはこちら」など最後の一押し

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Lightning本体と関連プラグインのPRエリアや3PRウィジェットを使うと、この構成にかなり近い形を、コピペと少しの編集だけで作れます。

スライドショーとPRエリアを設定する

Lightningには、トップページ上部に画像スライドショーを表示できる機能があります。ここには、次のようなものを載せるとイメージが伝わりやすくなります。

店舗やオフィスの外観写真
メインサービスのイメージ写真
キャッチコピーと「お問い合わせ」ボタン

その下にあるPRエリアには、

「初めての方へ」ページ
「サービス紹介」ページ
「料金・プラン」ページ

といったリンクを並べると、初めて訪れた人が迷いにくくなります。まずはこの「スライドショー＋PR」のセットだけでも整えると、かなりサイトらしく見えてきます。

グローバルメニューとナビゲーションを整える

トップページを作りながら、ヘッダーのグローバルメニューも一緒に整えていきましょう。メニューは、サイト内で読者を迷子にさせないための地図のような役割です。

メニューに入れるのは「会社概要」「サービス」「料金」「アクセス」「お問い合わせ」などの主要ページ
リンク先のページがまだない場合は、「下書きの固定ページ」を先に作っておく
スマホ表示も意識して、メニュー数は多くても7つ以内にしておく

Lightningの使い方で大事なのは、「先にトップページの構成を考え、必要なページを洗い出す」という順番です。この流れで進めると、作業中に迷子になりにくくなります。

固定ページとブログでWordPress Lightningの使い方を広げる

ごとう

トップページの形が見えたら、次はサイトの中身となる固定ページとブログ（投稿）を作っていきます。

会社概要・サービス・お問い合わせページを作る

Lightningでは、固定ページを使って「あまり頻繁には変わらない情報ページ」を作ります。たとえば、次のようなページです。

会社概要（または店舗情報）
サービス紹介
料金・メニュー
お問い合わせフォーム

ブロックエディタの操作に慣れていない場合は、まずは次のような基本ブロックだけを意識して使えば大丈夫です。

見出しブロック（H2、H3など）
段落ブロック（普通の文章）
画像ブロック
ボタンブロック

最初はシンプルに作っておき、あとから少しずつ装飾を追加していくやり方のほうが、完走しやすいと感じています。

ブログ（お知らせ）一覧ページの作り方

ブログやお知らせは、WordPressの「投稿」機能を使って書いていきます。Lightningでも同じです。

カテゴリを「お知らせ」「ブログ」など、用途ごとに分ける
トップページに「新着情報」を表示させる場合は、そのカテゴリを指定する
アーカイブページ（一覧ページ）は、固定ページやメニューからリンクする

「投稿で書いた記事がどこに出るのか分からない」という悩みはよくありますが、「ブログ一覧用のページ（固定ページ）を用意して、そこから投稿アーカイブへ誘導する」というイメージで組むと整理しやすいです。

ページ種類ごとの役割を整理しよう

ここで一度、ページの種類と役割を表に整理しておきます。これを頭に入れておくと、WordPress Lightningの使い方全体がすっきりしてきます。

ページ種類	主な役割	Lightningでの例
トップページ	全体の案内と第一印象作り	スライドショー＋PRエリア＋新着情報
固定ページ	変化の少ない情報を掲載する	会社概要、サービス紹介、料金、アクセス
投稿（ブログ）	お知らせや更新情報、コラムを書く	「お知らせ」カテゴリ、「スタッフブログ」など
お問い合わせフォーム	連絡窓口として使う	固定ページにフォームブロックやプラグインを設置

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プラグイン連携でWordPress Lightningの使い方を強化する

ごとう

ここからは、Lightningと組み合わせると便利なプラグインを取り上げます。入れすぎず、必要なものに絞るのがポイントです。

Lightningと相性の良い公式プラグイン

Lightningの開発元が提供しているプラグインを中心に使うと、デザインや機能の相性が良く、トラブルも起きにくいです。代表的なものを表にまとめると、次のようになります。

プラグイン名	ざっくり用途	どんなときに使う？
VK Blocks	ブロックエディタ用の追加ブロック	目立つボックスやカラムレイアウトを簡単に作りたいとき
VK Block Patterns	デザイン済みのセクションを丸ごと挿入	サービス紹介や料金表などを一気に配置したいとき
VK All in One Expansion Unit（ExUnit）	SEOやOGP、アナリティクスなどの拡張	最低限のSEO設定やアクセス解析を入れたいとき
関連する検索系プラグイン	絞り込み検索機能の追加	商品や物件の一覧から条件検索させたいとき

すべてを一気に入れる必要はありません。まずはVK BlocksとExUnitあたりを入れて、WordPress Lightningの使い方に慣れていくのがおすすめです。

ビジネスサイト向けおすすめプラグイン

Lightningに限らず、WordPressでビジネスサイトを運営するなら、次のようなジャンルのプラグインも検討すると便利です。

お問い合わせフォーム系（Contact Form 7など）
画像圧縮系（メディアの容量を減らすもの）
キャッシュ系（表示速度を改善するもの）
セキュリティ系（ログイン保護や不正アクセス対策）

表示速度と安全性をざっくり整える

WordPress Lightningの使い方として、最低限意識しておきたいのが表示速度と安全性です。難しいことをする必要はなく、次の2つを心がけるだけでも大きく違ってきます。

画像サイズを必要以上に大きくしない
WordPress本体・テーマ・プラグインを定期的に更新する

画像サイズの目安としては、横幅が大きくても2000ピクセル程度まで、容量は1枚あたり数百キロバイト程度に抑えておくと安心です。更新については、バックアップを取ってからまとめてアップデートする習慣をつけておくと、万が一のときも戻しやすくなります。

カスタマイズでWordPress Lightningの使い方を一歩進める

ごとう

基本的なサイトが形になったあと、「もう少しだけ見た目を変えたい」「ほかのサイトと少し差をつけたい」という場面向けに、ライトなカスタマイズの考え方を紹介します。

子テーマでデザインを少しだけ変える

CSSを少しいじって見た目を変えたい場合は、「子テーマ」を使うのがおすすめです。

親テーマ（Lightning本体） … 中身を直接いじらない、大元のテーマ
子テーマ … 自分で書いたCSSやテンプレートを追加するためのテーマ

よくあるつまずきとチェックポイント

Lightningを触っていると、次のような「あるある」トラブルが出てくることがあります。困ったときに確認しやすいように、代表的なものを表にまとめておきます。

症状	よくある原因	チェックポイント
トップのスライドショーが表示されない	固定ページがフロントページに設定されていない、画像サイズが極端に小さい	「表示設定」でフロントページの指定を確認し、スライド画像の登録状況を見る
メニューが思った位置に出ない	メニューの表示位置が割り当てられていない	「外観」→「メニュー」で、メニューと表示位置の紐付けを確認する
デモと同じ見た目にならない	ウィジェットやブロックの配置が違う	トップページの編集画面とウィジェット設定を見比べてみる
レイアウトが崩れた	最近追加したプラグインやカスタムCSSの影響	新しく入れたプラグインを一時停止し、子テーマのCSSを確認する