WordPressで作ったサイトを「特定の人だけに見せたい」「公開前のチェックだけお願いしたい」と思ったことはありませんか。
WordPressで限定公開を使う前に知っておきたいこと

ここでは、そもそもWordPressで「限定公開」と言ったときに何を指すのか、どんなシーンで便利なのかを整理しておきます。この前提があいまいなままだと、後半の設定方法を読んでも「結局どれを使えばいいの?」と迷いやすいので、まずは一緒にイメージをそろえていきましょう。
WordPressで限定公開を使う主なケースと選び方
まずは、よくある利用シーンと、それに合う限定公開の方法を表にしてみます。
| 利用シーン | おすすめの限定公開方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 購入者限定マニュアル・特典ページ | 記事のパスワード保護/会員向けプラグイン | パスワード共有にするか会員登録型にするかを決める |
| 社内マニュアル・社外秘資料 | サイト全体のパスワード保護/Basic認証 | 検索エンジンや第三者から見えない状態にしておく |
| 制作途中サイトの確認用・クライアントチェック | サイト全体パスワード+テスト用URL | 間違って一般公開しないように環境ごと分けておく |
| オンライン講座・コミュニティの会員ページ | 会員プラグイン(会員レベル別に閲覧制限) | 決済や退会とアクセス権を連動させやすい |
| 一部だけ読める「続きは限定公開」記事 | 記事の一部をパスワード保護/条件付き表示ブロック | メール登録やLINE登録のきっかけにもなる |
「とりあえず全部の記事にパスワードをかけてしまおう」ではなく、次のようなことを先に考えておくと、自分に合う限定公開の形が見えやすくなります。
- 誰に見せたいコンテンツなのか
- どのくらいの期間・頻度で使うのか
- どのレベルまでパスワードや権限を厳密に管理したいのか
公開・限定公開・非公開・下書きの違いを整理しよう
WordPressの「公開状態」は、ざっくり次の4つに分かれます。
- 公開:誰でもURLさえ分かれば見られる状態
- パスワード保護(限定公開):URLを知っていて、さらにパスワードも知っている人だけが見られる状態
- 非公開:ログインしていて権限を持つユーザーにしか見えない状態
- 下書き:まだ公開前で、URLを知っていても基本的には表示されない状態
ここで大事なのが、「パスワード保護」と「非公開」は似ているようで、見える相手がまったく違うことです。
- パスワード保護 → ログインしていなくても、パスワードを知っていれば閲覧できる
- 非公開 → サイトにログインしている特定のユーザーだけが閲覧できる
例えば、「お客さまにURLとパスワードをメールで送ってチェックしてもらう」ならパスワード保護が向いていますし、「社内メンバーだけに共有した議事録ページ」なら非公開が向いています。
検索エンジンと人間の「見える/見えない」は別の話
もうひとつ押さえておきたいのが、「人間から見て限定公開かどうか」と「検索エンジンから見て限定公開かどうか」は別物だという点です。
- パスワード保護されているページ:人間はパスワードがないと中身を読めませんが、リンクが貼られていればURL自体は把握される可能性があります。
- noindexを付けたページ:検索結果には表示されませんが、URLを知っていれば普通にアクセスできます。
つまり、次のようなパターンで考えておく必要があります。
- 検索結果には出したくないが、URLとパスワードを知っている人には見せたい
- 検索結果には出さないが、内部リンクから飛んでくる既存ユーザーには見せたい
このあたりは、後半の「限定公開とSEO」のところで改めて整理しますが、「人への制限」と「検索エンジンへの制限」を分けて考えておくと、設定で迷いにくくなります。
記事単位でWordPressを限定公開する基本のやり方

ここからは、いちばんシンプルな「記事単位で限定公開にする方法」を解説します。プラグインを使わずに、WordPress標準機能だけでできるので、まずはここを押さえるだけでもかなり幅広く対応できます。
投稿・固定ページをパスワード保護にする手順
ブロックエディタでもクラシックエディタでも、基本の流れはほぼ同じです。
- いつも通り、投稿や固定ページを作成する
- 画面右側の「公開」または「ステータスと公開状態」を探す
- 「公開状態」または「表示状態」の「公開」をクリックして詳細を開く
- 「パスワード保護」を選び、任意のパスワードを入力する
- そのまま「公開」または「更新」ボタンを押す
これだけで、公開ページにアクセスすると「このコンテンツはパスワードで保護されています」といったメッセージと入力フォームが表示されるようになります。
私がクライアントワークでよくやるのは、まずは通常公開や限定URLで記事を共有し、内容が固まったら「パスワード保護+noindex」に切り替えるパターンです。
こうしておくと、外部には広く見せずに、関係者だけ記事にアクセスしてもらえます。
タイトルの「保護中」表記やメッセージを整えるコツ
WordPressの仕様として、パスワード保護した記事のタイトルには自動的に「保護中:」という文字が付きます。
サイトのデザインによっては、これがちょっと味気なく見えてしまうこともあります。
対処方法としては、だいたい次の3パターンがあります。
- テーマやプラグインの設定で「保護中:」の表示を消す
- テーマのfunctions.phpにフィルターフックを追加して、好みの文言に変える
- そもそもタイトル側で「【限定】」「会員限定」など、自分で分かりやすく書いておく
コードを触るのが不安な場合は、3つ目の「タイトル側で工夫する」だけでも十分です。
例えば「【会員限定】◯◯セミナー動画」としておけば、会員さんにも「限定公開のページなんだな」とひと目で伝わります。
パスワード入力画面のメッセージも、テーマによってはカスタマイズできます。
「このコンテンツはパスワードで保護されています」だけだとそっけないので、次のようなリンクを足しておくのもおすすめです。
- 会員サイトなら:会員トップページへ戻るリンク
- 購入者限定ページなら:商品ページやサポートページへのリンク
- 社内資料なら:社内ポータルやマニュアル一覧へのリンク
こうしたひと手間で、WordPressの限定公開ページでも迷子を減らせます。
記事単位の限定公開のメリット・デメリット
記事単位のパスワード保護はお手軽ですが、万能ではありません。
ざっくり整理すると、次のようなイメージです。
| 観点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 導入ハードル | プラグイン不要で、すぐ使える | 複雑な条件分岐や会員ランク管理には向かない |
| パスワード管理 | ページごとに自由に設定できる | ページ数が増えるとパスワード管理が煩雑になる |
| セキュリティ | ログイン不要でも特定の人だけに見せられる | パスワードが一度広まると、想定外の人も見られてしまう |
| 運用コスト | 単発キャンペーンや少人数向けには合っている | 継続的な会員サイト運用にはやや不向き |
「単発で少数の人にだけ見せたい」なら記事単位の限定公開、「継続的にたくさんの人とコンテンツを共有したい」なら、後で紹介する会員プラグインを検討する、という切り分けがおすすめです。
サイト全体を限定公開するWordPressのやり方

次は、WordPressサイト全体を限定公開にするパターンです。制作途中のサイトや、社内・クライアントだけに見せたいケースでよく使う方法をまとめていきます。
プラグインでサイト全体にパスワードをかける
代表的なのが、サイト全体にパスワードをかけるタイプのプラグインです。
プラグインごとに細かな違いはありますが、基本的な動きはだいたい共通しています。
- プラグインをインストールして有効化する
- 管理画面に追加された設定画面で「サイト全体を保護」にチェック
- サイト共通のパスワードを1つ設定する
- 管理者やログイン済みユーザーはパスワード無しで見られるように設定する
こうすると、トップページなどにアクセスした時点でパスワード入力画面が出るようになります。
制作途中のサイトや、メンバー制のコミュニティサイトで「あまり外部に知られたくない」という場合にとても便利です。
ただし、次のような点には注意が必要です。
- 共通パスワードが一度外に漏れると、想定外の人もアクセスできてしまう
- 特定のページだけは公開したい、など細かい制御はプラグインによって機能が違う
サーバー側のBasic認証でサイトをロックする
多くのレンタルサーバーには、ディレクトリ単位でIDとパスワードをかける機能が用意されています。
いわゆる「Basic認証」と呼ばれる仕組みで、WordPressとは別のレイヤーでアクセス制限をかける方法です。
- ブラウザのポップアップでIDとパスワードを聞かれる
- 認証に成功しないと、そもそもWordPressの画面にたどり着けない
- 検索エンジンのクローラーも、基本的には中身を見に来られない
この性質から、次のような用途に向いています。
- 本番とは別に、開発用・ステージング用のWordPressを立てるとき
- 社外秘の情報を含む社内向けWordPressを運用するとき
逆に、次のようなサイトとは相性があまり良くありません。
- 一般公開ページと限定公開ページが混在しているサイト
- 一部のカテゴリーや記事だけ限定公開したいサイト
こうした場合は、前述のプラグイン型や記事単位の限定公開を組み合わせる方が現実的です。
制作途中サイト・テストサイトでの使い分けイメージ
制作途中のWordPressサイトをクライアントと共有するとき、私がよく使うパターンを表にまとめておきます。
| 状況 | おすすめの限定公開方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 小規模サイトのデザイン確認 | プラグインでサイト全体をパスワード保護 | URLとパスワードを1回伝えるだけで共有できる |
| 本番と同じ環境での動作テスト | サーバーのBasic認証+一部だけ通常公開 | 検索エンジンに拾われにくく、誤アクセスも防げる |
| 既存サイトのリニューアルで並行運用 | 新テーマ用のサブディレクトリにBasic認証 | 旧サイトと新サイトを同時に管理しやすい |
のちのち本番公開する前提なら、検索エンジンに不要な情報が残らないよう、noindex設定やBasic認証をセットで考えておくと安心です。
会員限定コンテンツとして運用するWordPressの限定公開

次は、購入者限定コンテンツやオンラインサロンなど、「会員制っぽく使いたい」ケースでの限定公開についてです。ここでは、パスワード共有型と会員登録型の違いを押さえながら、適したプラグインの考え方を整理します。
パスワード共有型と会員登録型の違い
会員限定コンテンツと言っても、仕組みとしては次の2パターンに分かれます。
- パスワード共有型
特定のページにパスワードをかけて、決済完了メールなどでパスワードを共有するスタイルです。設定が簡単で、少人数の講座や単発商品の特典ページなどに向いています。 - 会員登録型
ユーザーごとにIDとパスワードを発行し、ログインしたユーザーだけが特定のページを読めるスタイルです。会員ランクごとに読める内容を変えたり、退会した人は自動的にアクセスできなくしたりしやすくなります。
私の感覚では、次のように割り切ると運用がかなりスムーズです。
- 売り切り商品の特典ページ → パスワード共有型
- 継続課金のオンラインコミュニティ → 会員登録型
代表的な会員プラグインのざっくり比較
会員制サイト用のプラグインはたくさんありますが、細かい機能まで比較し始めるとキリがありません。
ここでは、限定公開という観点から、よく使われるタイプをざっくり整理しておきます。
| タイプ・イメージ | 向いているサイト | 特徴 |
|---|---|---|
| シンプル会員制(無料・軽量系) | メルマガ登録者だけが見られる資料置き場など | 機能はシンプルだが軽くて扱いやすい |
| 会員レベル管理型 | 通常会員と上位会員で見られる内容を変えたいサイト | ページごとに閲覧権限を細かく設定しやすい |
| コミュニティ特化型 | オンラインサロンやスクールサイト | プロフィールやフォーラム機能を持つものもある |
| 決済連動型 | 有料会員サイト・サブスクリプションサービス | 決済と会員ステータスが自動連動する |
どのプラグインを選ぶにしても、次のようなことを先に決めておくと失敗しにくくなります。
- 誰が、どのタイミングで、どのページを見られるようにしたいのか
- 退会や返金が発生したとき、いつアクセス権を切るのか
ツールはあくまで、その運用ルールを実現するための手段、というイメージで選ぶと良いです。
オンライン講座・コミュニティでの具体的な設計例
例えば、オンライン講座の動画コンテンツをWordPressで限定公開したいケースを考えてみます。
- トップページ:講座の案内ページ(一般公開)
- 購入者専用ページ:各レッスンへのリンク一覧(限定公開)
- レッスン詳細ページ:動画+テキスト+PDFダウンロード(限定公開)
ここで、次のような組み合わせも可能です。
- 購入者専用ページとレッスンページを、会員制プラグインでログインユーザーのみに限定
- レッスンページ内の「宿題提出フォーム」だけ、別のプラグインで保護
私が実際に担当した案件では、次のような構成にすると運用がかなりラクになりました。
- 動画は別の動画配信サービスで限定公開にして、埋め込みプレイヤーだけWordPressに表示
- テキストと資料ダウンロードは、WordPress側の会員プラグインで保護
- 退会すると自動で会員権限が解除され、限定ページにアクセスできなくなる
記事の一部だけを限定公開にするテクニック

「記事の前半は誰でも読めて、後半だけ限定公開にしたい」というニーズも多いです。ここでは、記事の一部だけを限定公開にするイメージを整理しておきます。
プラグインで途中からパスワード保護にする
一番わかりやすいのは、「この先はパスワードを入力した人だけ読めます」といった挙動をするプラグインを使う方法です。
- 通常どおり記事を書いておき、限定公開にしたい部分だけショートコードで囲む
- 囲んだ部分に、パスワード入力フォームやログインフォームが自動で挿入される
- パスワードを知っている人・ログインしている人だけ、その先の本文が表示される
こうすると、次のような構成が簡単に作れます。
- 前半:誰でも読めるお役立ち記事
- 中盤:「ここから先は会員限定です」の案内
- 後半:より具体的なノウハウやテンプレートを限定公開
いわゆる「続きはメンバー限定」というスタイルですね。
ショートコードやブロックで見せる・隠すを切り替える
最近のブロックエディタ対応プラグインでは、次のような条件をチェックボックス感覚で設定できるものも増えています。
- このブロックはログインユーザーだけに表示する
- このブロックは特定の権限ロールのユーザーだけに表示する
- このブロックはパスワード入力済みの人だけに表示する
こうしたプラグインを使うと、1つの記事の中で次のような出し分けもできます。
- ログインしていない人には:お試し部分だけ
- ログインしている通常会員には:標準コンテンツ
- プレミアム会員には:さらに詳細な解説や特典リンク
WordPressでの限定公開を「見せる/見せない」だけで終わらせず、「誰にどこまで見せるか」を設計する感覚を持っておくと、コンテンツを活かしやすくなります。
メール登録やLINE登録と連動させるアイデア
記事の一部だけ限定公開にする仕組みは、マーケティングの導線としてもかなり使えます。
例えば次のような使い方です。
| やりたいこと | 限定公開の考え方 | 具体的なイメージ |
|---|---|---|
| メールアドレスを集めたい | メール登録者だけ記事の後半を読めるようにする | 前半は一般公開、後半はパスワードを登録者に配布 |
| LINE登録を増やしたい | LINE登録特典として限定記事のURLを配布する | あいさつメッセージで限定ページのURLを送る |
| 購入前に価値を実感してもらいたい | 無料部分と限定公開部分で「差」を感じてもらう | 無料パートは概要、限定公開パートは具体的な手順 |
「限定公開=クローズド=集客に使えない」と思われがちですが、見せ方しだいでは、むしろファン作りやリスト獲得にかなり役立つ仕組みになります。
WordPressの限定公開とSEO・ユーザー体験の考え方

ここからは、WordPressの限定公開とSEO(検索エンジン対策)、そしてユーザー体験(UX)をどう両立させるかを考えていきます。限定公開ページの扱いを間違えると、「検索から来たのに何も読めない」「404と勘違いする」といった残念な体験になりがちなので、最低限のポイントを押さえておきましょう。
限定公開ページをインデックスさせるかどうか
よくある疑問が「パスワード保護しているページを、検索結果に出してもいいの?」というものです。
基本的な考え方はシンプルで、次の2つを基準にすると分かりやすくなります。
- URLを知らない人には読んでほしくない → 検索結果にも出さない(noindex推奨)
- 検索から興味を持った人にだけ、パスワードや会員登録の案内をしたい → 場合によってはインデックスしても良い
会員サイトの中には、あえて「会員限定ページの一覧」をインデックスさせて、「ここにはこういう限定コンテンツがあります」と見せる戦略を取っているところもあります。
その場合も、次のような配慮が無いと「クリックしたのに何も読めない」と感じられやすいです。
- タイトルやディスクリプションで「会員限定」「パスワードが必要」と明記する
- 検索結果から来た人向けに、ログインや会員登録への導線を分かりやすく置く
完全にクローズドにしたいならnoindex、状況によってはオープンにしたいなら、ディスクリプションや導線を丁寧に設計する、という意識を持っておきましょう。
限定公開ページへの導線とリダイレクト設計
WordPressで限定公開を運用していると、「限定ページのURLを踏んだとき、誰をどこに連れて行くか」がとても大事になってきます。
- ログインしていない人 → ログインページや会員登録ページに案内
- ログインはしているが権限が足りない人 → プランアップグレード案内ページへ
- 有効期限切れのキャンペーンページ → 通常商品の販売ページへ
どの状態のユーザーが来ても迷子にならないようにしておくと、ストレスの少ないサイトになります。
会員プラグインには、「ログインしていないときのリダイレクト先」「権限がないときのリダイレクト先」を設定できるものも多いので、導線設計とセットで見直してみてください。
運用トラブルを防ぐためのチェックリスト
最後に、WordPressの限定公開でありがちなトラブルと、事前にチェックしておきたいポイントを表にまとめます。
| よくあるトラブル | 原因になりがちなポイント | 事前チェックのポイント |
|---|---|---|
| 限定公開のつもりが、検索結果から普通に読めてしまう | noindex設定をしていない | 本当にクローラーをブロックしたいのか事前に確認する |
| 限定記事のURLがSNSで拡散されてしまう | 共通パスワードを広く配り過ぎている | パスワード共有型で良いのか、会員制にすべきか検討する |
| 退会者がずっと限定ページを読めてしまう | 決済と会員権限が連動していない | 退会・返金フローとアクセス権連動をあらかじめ設計する |
| 社外秘ページが外部からも見えていた | Basic認証やIP制限を入れていない | 本当にWordPress側だけで制御して良いのか見直す |
| クライアントが限定ページの場所を見つけられない | 導線設計があいまいで、認証メッセージも不親切 | ログイン後にマイページや一覧ページを用意しておく |
一度トラブルが起きると、信頼の回復には時間がかかります。
最初に少しだけ時間をかけて、この表のようなポイントを整理しておくと、安心して限定公開を運用できるようになります。
よくある質問(WordPressの限定公開Q&A)

ここでは、実際に私が相談されることの多い「WordPressの限定公開」に関する質問にまとめて答えておきます。
Q1. 限定公開と非公開は、どちらを使えばいいですか?
A.
「サイトの外の人に見せる可能性があるかどうか」で選ぶのがおすすめです。
- 社内だけで見る議事録やテスト用ページ → 非公開(ログインユーザーだけが閲覧)
- 購入者や会員にURLとパスワードを配るページ → パスワード保護(限定公開)
外部の人に見せる前提が少しでもあるなら、限定公開(パスワード保護)をベースに考えると、柔軟に運用しやすくなります。
Q2. 限定公開しているページでも、アクセス解析はできますか?
A.
できます。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析は「ページが表示されたかどうか」で計測しているので、パスワードを入力して中身を表示したタイミングで計測されます。
ただし、次のような点は注意しておきたいところです。
- ログインしていない人の行動ログと混ざる
- 会員ランクごとの行動を細かく分析したい場合は、会員プラグイン側との連携が必要になる
まずは「限定公開ページがどれくらい読まれているか」だけでも追えるようにしておくと、コンテンツ改善のヒントになります。
Q3. 限定公開にしているのに、なぜか記事が見えてしまいます
A.
よくある原因は次のようなものです。
- ブラウザに以前入力したパスワードが残っていて、自動的に認証されている
- 管理者としてログインしているので、パスワード無しで見えている
- キャッシュ系プラグインやCDNが、認証後の状態をキャッシュしてしまっている
まずは、次のようなチェックをしてみてください。
- 別のブラウザやシークレットウィンドウで開いてみる
- WordPressからログアウトした状態で確認する
- キャッシュプラグインを一時的にオフにしてみる
それでも解決しない場合は、テーマやプラグインの組み合わせによる不具合の可能性もあります。
バックアップを取ったうえで、プラグインを1つずつ無効化しながら原因を切り分けていくのが安全です。
まとめ:自分に合ったWordPressの限定公開の形を選ぼう
ここまでのポイントをまとめます
- WordPressの限定公開には「記事単位」「サイト全体」「一部だけ」「会員制」など複数のパターンがある
- 単発の特典ページや少人数向けなら、パスワード保護だけでも十分運用できる
- 継続的な会員サイトやオンライン講座なら、会員プラグインと組み合わせると運用がラクになる
- SEO的には、限定公開ページをインデックスさせるかどうかを事前に決めておくことが大切
- セキュリティや運用トラブルを防ぐには、「誰がいつどこまで見られるか」を先に設計するのが近道
今日からできる最初の一歩として、まずあなたのサイトで次の2つを書き出してみてください。
- 限定公開したいコンテンツが「単発」なのか「継続」なのか
- 見せたい相手が「社内」なのか「購入者・会員」なのか
そのうえで、この記事の表や例を見ながら「自分のケースにはどの限定公開パターンが合いそうか」を一つ選び、テスト用のページで試してみる。
それが、失敗しないWordPressの限定公開設計への、いちばん確実なスタートになります。




