気づいたらWordPressの管理画面がごちゃごちゃになっていて、「もう全部消して最初からやり直したい…」と感じたことはありませんか。
この記事では、WordPressを安全にリセット・初期化して、ムダなくやり直すための考え方と具体的な手順をまとめました。「とりあえず全部消す」前に、一度立ち止まって整理してみましょう。
WordPressをリセット・初期化したくなる典型パターン

まずは、「なぜここまでWordPressをリセットしてやり直したくなるのか」を言葉にしてみます。自分の状況を整理しておくと、このあと紹介するどの方法を選べばいいかが見えやすくなります。
WordPressをやり直したくなる主な理由一覧
私が相談を受けるときによく聞く「もう初期化したい…」パターンを表にまとめました。自分はどこに近いか、ざっくりチェックしてみてください。
| 状況・悩み | ありがちな背景・問題点 |
|---|---|
| いじり過ぎてデザインが崩れた | テーマ変更やカスタマイズを何度も繰り返した |
| 不要なプラグインだらけで動作が重い | 試しに入れたプラグインを整理せずに放置している |
| 設定を変えすぎて原因が分からない | パーマリンクや表示設定を思いつきであれこれ触ってしまった |
| テスト用に使っていたサイトをリセットしたい | 本番公開前に、一度まっさらな状態に戻したくなった |
| エラーが多くてログインすら不安定 | テーマやプラグインの相性問題・更新の失敗などが積み重なっている |
私も最初の頃は、「とりあえず気になったプラグインを全部試す」「テーマもどんどん入れ替える」というやり方をしていて、いつの間にか何が原因でおかしくなっているのか、さっぱり分からなくなっていました。そうなると、つい「もうリセットした方が早いかも」と思ってしまうんですよね。
本当にリセット・初期化が必要なケースとは
とはいえ、WordPressの初期化はやり直しが効きにくい作業です。「実はそこまでしなくても直せた」というケースも意外と多いです。ざっくりと目安を挙げると、次のようなイメージです。
- デザインだけ崩れている → テーマを変える、子テーマを作り直す、カスタマイズを戻す
- 表示速度が遅いだけ → 不要なプラグイン削除やキャッシュ設定の見直しで改善できる
- 一部のページだけ不具合がある → そのページのテンプレートやブロックを修正する
こういった場合は、WordPressを丸ごとリセットしてやり直す前に、個別の問題を解決できないかを試した方が安全です。
一方で、次のような場合は、思い切って初期化してやり直した方が結果的に早いことも多いです。
- テスト用に作っただけで、本番用の重要なデータはまだ入っていない
- 記事数が少なく、作り直してもそこまで負担にならない
- エラーが多すぎて、原因を一つひとつ追うよりリセットした方が楽そう
このあと、「リセットする前に必ず確認してほしいこと」と「目的別のやり直し方」を順番に見ていきます。
WordPressを初期化してやり直す前に必ず確認したいこと

ここからは、実際にWordPressをリセットしたり初期化したりする前に、最低限チェックしておきたいことを整理します。ここを飛ばしてしまうと、「あの記事だけ残したかった」「あの画像どこ行った…」と後悔しやすいポイントです。
消えて困るデータがないか洗い出す
WordPressを初期化すると、やり方によってはサイトの中身がほぼ全部消えます。ざっくりと、消える可能性があるものを挙げておきます。
- 投稿記事・固定ページの本文
- 画像・PDFなどメディアライブラリに登録されたファイル
- お問い合わせフォームの設定や送信履歴
- 会員サイトやネットショップの会員情報・注文履歴
- ウィジェット・メニューなどの外観設定
特に会員サイトやショップ系のWordPressは要注意です。リセット=ユーザー情報や注文データが失われる、という意味になることが多いので、「本当にこのタイミングでやり直していいのか」を落ち着いて考えた方がいいですね。
バックアップを必ず取っておく
WordPressのリセット前に、バックアップはほぼ必須です。最低限、この2つは押さえておきましょう。
- ファイルのバックアップ(テーマ・プラグイン・画像など)
- データベースのバックアップ(記事・設定・ユーザー情報など)
バックアップの方法はいくつかあります。プラグインで自動バックアップを取る方法もあれば、レンタルサーバー側が用意しているバックアップ機能を使う方法もあります。あまり技術に自信がない場合は、サーバーのマニュアル通りにバックアップを取得しておくのが一番安心です。
「部分リセット」で済むかどうかを考える
もう一つ大事なのが、「全部初期化しなくても済む方法がないか」を考えることです。具体的には、次のような切り分けができます。
- 記事は残したい → テーマやプラグインだけ整理する
- デザインだけやり直したい → テーマの設定をリセットする、別テーマに乗り換える
- テスト用のダミー記事だけ消したい → 投稿を一括削除する
このあと紹介するリセット系プラグインの中には、「投稿だけ」「テーマ設定だけ」など、範囲を選んで初期化できるものもあります。WordPressを丸ごとリセットするか迷っているなら、まずは部分リセットで様子を見るのもアリです。
WordPressリセットの選び方:目的別のおすすめ方法

ここからは、「自分の目的とスキルなら、どのやり直し方が合いそうか」をざっくり判断できるように、WordPressリセットのパターンを整理します。いきなり細かい手順に入る前に、全体像をつかんでおきましょう。
目的別・スキル別のおすすめ初期化方法
次の表は、よくあるケースごとに「この状況なら、まずはこのやり方を検討してほしい」という目安をまとめたものです。
| あなたの状況・目的 | おすすめのWordPress初期化方法 |
|---|---|
| WordPress初心者で、テスト用サイトを真っ白にしたい | リセット系プラグインでの初期化 |
| WordPress初心者で、サーバー操作は不安 | サーバーパネルの「サイト初期化」機能 |
| 中級者以上で、細かくリセット範囲を選びたい | プラグイン+データベース操作の組み合わせ |
| ローカルやテスト環境で何度もやり直したい | WP-CLIなどコマンドでのリセット |
| 会員サイトやショップを安全に作り直したい | バックアップ+ステージング環境でのテスト作業 |
自分のケースに近い行がなんとなく見えてきたら、その方法の詳細を中心に読んでいくと理解しやすいと思います。このあとは、特に使う人が多い「プラグインでWordPressをリセットする方法」から見ていきます。
プラグインでWordPressを簡単にリセット・初期化する方法

ここでは、WordPressの管理画面から操作できる「リセット系プラグイン」を使ったやり方を紹介します。FTPやデータベースの操作に抵抗がある人でも、比較的チャレンジしやすい方法です。
プラグインでリセットするメリット・デメリット
プラグインでWordPressをやり直したい場合、便利な反面、気をつけたい点もあります。ざっくり整理すると次のようなイメージです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | 管理画面からのクリック操作だけで初期化できる |
| 投稿だけ・テーマだけなど、範囲を選んでリセットできるものもある | |
| 「何が消えるか」「何が残るか」が画面上で確認しやすい | |
| デメリット | 操作を誤ると、大事なデータまでまとめて消してしまう可能性がある |
| ログインできない状態だと使えない | |
| サーバーや環境との相性によっては、うまく動かないことがある |
「テスト用サイトなので全消しでOK」「本番サイトなので投稿は残したい」など、自分の状況を踏まえてメリット・デメリットを比べてみてください。
代表的なリセット系プラグインのイメージ
具体的な名前はここでは深入りしませんが、リセット系プラグインには大きく分けて次のようなタイプがあります。
- サイト全体をインストール直後のような状態にリセットするタイプ
- 投稿だけ、カスタマイザー設定だけなど、項目ごとに初期化できるタイプ
プラグインを選ぶときは、次のポイントを最低限チェックしておくと安心です。
- 有効インストール数が多いかどうか
- きちんと更新が続いているか
- 評価やレビューに極端な悪評がないか
WordPressをリセットしてやり直したいときは、できるだけ信頼度の高いプラグインを選ぶのがおすすめです。
プラグインを使ったWordPressリセットの一般的な流れ
実際の画面はプラグインによって少しずつ違いますが、ざっくりとした流れはどれも似ています。
- リセット系プラグインをインストールして有効化する
- 管理画面の専用メニューからリセット用の画面を開く
- 「削除される項目」と「そのまま残る項目」の説明をよく読む
- バックアップがちゃんとあるか、その場でもう一度確認する
- 注意書きを読んだうえで、指定された文字を入力してリセットボタンを押す
正直、WordPressが荒れ放題になっているときは、早くリセットしてやり直したい気持ちが強くなります。ただ、説明を流し読みしてボタンを押してしまうと、本当に残したかったデータまで消してしまうことがあります。ここだけは、少し深呼吸してから進めてください。
サーバーパネルや再インストールでWordPressをリセットする方法

次に、レンタルサーバーの管理画面(サーバーパネル)や再インストールを使って、WordPressを根元からリセットする方法を紹介します。プラグインを入れたくない人や、テスト用のサイトを丸ごと整理したい人に向いているやり方です。
サーバーパネルからWordPressを初期化するイメージ
多くのレンタルサーバーには、「インストール済みWordPressを削除する」「サイトを初期状態に戻す」といった機能があります。これらを使うと、管理画面にログインできない状態でも、サーバー側からWordPressをリセットすることができます。
大まかな流れは次の通りです。
- サーバーパネルにログインする
- 対象となるドメインやサイトを選ぶ
- 「アプリケーション一覧」や「WordPress一覧」のようなメニューを開く
- 該当のWordPressを選び、削除または初期化の操作を行う
- 必要に応じて、新しくWordPressをインストールし直す
サーバー側からの削除や初期化はとても強力で、一度実行すると取り消しができないことがほとんどです。WordPressをやり直したい気持ちがあっても、必ず事前にバックアップを取ってから進めましょう。
サーバー初期化と再インストールの違い
レンタルサーバーによって表現は少し違いますが、ざっくりとした違いは次のようなイメージです。
| 方法 | イメージ |
|---|---|
| サーバーから削除 | そのWordPressをファイルごと、データベースごと完全に消す |
| サーバーの「初期化」機能 | 設定やデータを初期状態に戻し、最低限の情報だけ残すことがある |
| 再インストール | 空っぽの状態からWordPressを新規に入れ直す |
「このドメインでは完全に作り直したい」なら削除+再インストール、「最低限の設定は残しておきたい」ならサーバーの初期化機能、といったイメージで考えると分かりやすいと思います。
FTP・データベース操作での手動リセット(中級者向け)
もう少し踏み込んだやり方として、FTPとデータベースを直接触ってWordPressを初期化する方法もあります。こちらは中級者以上向けです。
- FTPソフトでWordPressのファイルを削除したり入れ替えたりする
- データベースのテーブルを空にする、または作り直す
- 再度インストール画面を開いて、WordPressをセットアップし直す
この方法は自由度が高い反面、うっかり別のサイトのファイルを消してしまうなど、失敗したときのダメージも大きくなりがちです。自信がない場合は、プラグインやサーバーパネル経由のリセットを優先した方が安心です。
WordPressをやり直した後に必ずやりたい初期設定チェックリスト

無事にWordPressをリセット・初期化してやり直せたら、次は「またカオスにならないように整える」番です。ここでは、最初のうちに済ませておきたい初期設定をチェックリスト形式でまとめます。
初期設定で見直しておきたい項目
WordPressをやり直した直後に設定しておくと、その後がかなり楽になる項目を表に整理しました。
| 設定項目 | やっておきたい内容 |
|---|---|
| サイトタイトル・キャッチフレーズ | サイトの目的がひと目で伝わるよう、シンプルな文言にする |
| パーマリンク設定 | 投稿名など、分かりやすくて覚えやすいURL形式にしておく |
| 表示設定 | トップページを最新記事にするか、固定ページにするか決める |
| タイムゾーン・日付形式 | 自分の地域と使いやすい表示形式に合わせる |
| メディア設定 | 自動生成される画像サイズを必要なものだけに絞る |
これらはすべて管理画面の「設定」メニューから変更できます。WordPressを初期化してやり直したタイミングで、一気に見直しておくと、後から「あのときやっておけばよかった…」と感じにくくなります。
テーマとプラグインの入れすぎを防ぐコツ
私がWordPressをリセットしたくならないように気をつけているのは、「テーマとプラグインを増やしすぎない」というシンプルなルールです。具体的には次のようなイメージで運用しています。
- テーマは「本命」と「予備」を合わせても2つまでに絞る
- プラグインは機能ごとに1つまで(同じ役割のものをいくつも入れない)
- 「ちょっと試してみただけ」のプラグインは、使わないと分かった時点で削除する
このくらい意識しておくだけでも、WordPressがごちゃごちゃして「やっぱりリセットしてやり直したい…」となる頻度はかなり減ります。
リセット後の動作チェックポイント
WordPressを初期化して作り直した後は、本格的に公開する前に次のようなポイントをざっとチェックしておくと安心です。
- トップページや主要ページが問題なく表示されているか
- お問い合わせフォームが送信できているか、確認メールが届くか
- プロフィールや会社情報など、最低限必要な固定ページが揃っているか
- スマホで見たときにレイアウトが崩れていないか
ここまで確認できれば、「リセットしてやり直した後のWordPress」としてはかなり整った状態になっています。
SEOやトラブルを防ぎつつWordPressをやり直したいときの注意点

WordPressを初期化してやり直したいときに、特に意識しておきたい注意点をまとめます。ここを押さえておくと、リセットが原因で余計なトラブルやアクセス減少を招くリスクを減らせます。
URLや記事構成を大きく変えるときの考え方
WordPressをやり直した結果、URLや記事の構成が大きく変わることがあります。その場合は、次のような点に気をつけておきましょう。
- 以前と同じURLを使うなら、記事のテーマや内容を大きく外し過ぎないようにする
- 別のURLに引っ越しするなら、重要なページにはリダイレクトを検討する
- 不要なページを整理するにしても、「全部消す」ではなく、本当にいらないものから削る
検索エンジンから見れば、「急にたくさんページが消えた」「URLが一気に変わった」というのは大きな変化です。WordPressをリセットしてやり直したいときも、「なるべく検索エンジンを混乱させない」ことを意識しておくといいと思います。
公開中サイトをリセットするときの安全な進め方
すでに公開しているWordPressサイトを初期化したい場合は、次のような手順を踏んで進めると比較的安全です。
- まずステージング環境(本番のコピー)を作成する
- ステージング側でリセットや初期化をして、新しい構成を組み立てる
- 問題がないことを確認してから、本番環境に反映する
この流れなら、ユーザーから見える本番サイトはなるべく止めずに済みます。会員サイトやショップなど、影響が大きいWordPressをやり直したいときほど、このステップをしっかり踏んだ方が安心です。
どうしても不安なときは専門家に相談するのもアリ
「バックアップの取り方もよく分からないし、WordPressの初期化も怖い…」という場合は、無理に一人で抱え込まなくて大丈夫です。サイト制作会社やWordPressに詳しいフリーランスなどに相談すれば、「そもそもリセットすべきかどうか」から一緒に考えてもらうこともできます。
WordPressをリセットしてやり直したい気持ちが強いときほど、勢いで作業を進めてしまいがちです。不安が大きいときは、一度第三者に状況を話してみるだけでも、冷静に判断しやすくなります。
よくある質問(WordPressリセット・初期化編)

最後に、WordPressをリセットしたい・初期化してやり直したいという相談の中で、よく出てくる質問にまとめて答えます。
Q1. WordPressをリセットすると記事は全部消えますか?
A1. どの方法でWordPressをリセットするかによって変わります。サイト全体を初期化するタイプの方法を選ぶと、記事や画像、設定などがまとめて削除されるケースが多いです。一方で、投稿だけ、テーマ設定だけといった部分的な初期化に対応しているプラグインを使えば、残したいデータを守りつつやり直すこともできます。WordPressをやり直したいときは、実行前に「何が消えて何が残るのか」を必ず確認しましょう。
Q2. WordPressを初期化してから、また元に戻せますか?
A2. 原則として、WordPressの初期化やリセットはやり直しが効かないと考えておいた方が安全です。ただし、作業前にしっかりバックアップを取っていれば、そのバックアップを使って元の状態に近づけることはできます。WordPressを初期化してやり直したいときこそ、「何かあったらバックアップから戻せる」という状態を作ってから手を動かすのがおすすめです。
Q3. ログインできない状態でもWordPressをリセットできますか?
A3. 管理画面にログインできない状態だと、プラグインを使ったWordPressリセットは基本的に使えません。その場合は、レンタルサーバーの管理画面からWordPressを削除・初期化したり、FTPやデータベースを操作して手動で初期化したりする必要があります。少し難易度は上がりますが、サーバーのマニュアルを見ながら慎重に進めれば、ログインできないサイトでもやり直すことは可能です。
まとめ:WordPressをリセットしてやり直したいときの一歩目
この記事の内容を整理します
- WordPressをリセット・初期化したくなる原因は、「触りすぎてカオス」「テストから本番に切り替えたい」などが多い
- 全部消す前に、「本当に初期化が必要か」「部分リセットで足りないか」を確認する
- プラグイン・サーバーパネル・手動操作など、複数のやり直し方があるので、自分の目的とスキルに合った方法を選ぶ
- リセット後は初期設定と動作チェックをきちんと行い、また同じような状態にならないように整える
- バックアップを取っておくことが、WordPressを安心してやり直したいときの最大の保険になる
今日からできる最初の一歩は、「いきなりWordPressをリセットする」のではなく、まず今のサイトのバックアップを取り、「本当に何をやり直したいのか」「絶対に残したいデータは何か」を紙やメモアプリに書き出してみることです。そこまで整理できれば、あとはこの記事を見ながら、あなたに合った初期化・リセットの方法を一つずつ選んでいくだけです。



