ブログ1万PVはすごい？すごくない？月間収益を計算してみた

ブログの月間PVが1万くらいまで育ってくると、「これって正直すごいのかな？」「このPVで収益はいくらくらいが普通なんだろう？」と、うれしさとモヤモヤが同時に出てきませんか？

この記事では、ブログ1万PVはどれくらいのレベルなのか、そして同じに一歩踏み出せる状態を目指します。

結論から言うと、ブログ1万PVは自信を持って「すごい」と言っていい数字です。ただ、お金の面ではまだ伸びしろだらけなので、これをきっかけに収益の仕組みを整えていくと、結果がどんどん変わっていきます。

ブログ1万PVはすごいのか？まず結論からお伝えします

ブログ全体の中でブログ1万PVが占める位置

体感としてですが、個人ブログの多くは数百〜数千PVあたりで止まってしまいます。そこから先に進めている人は、かなり少数派です。イメージしやすいように、ざっくりとしたレベル感を表にまとめてみます。

月間PV	レベル感	ブログの状態
〜1,000PV	超初心者	立ち上げ期。検索流入はほぼなく、SNSや身内のアクセスが中心
1,000〜5,000PV	初心者	いくつかのキーワードで検索から人が来始める段階
5,000〜10,000PV	初級〜中級手前	狙って書いた記事がポツポツと上位表示されてくる
10,000〜30,000PV	中級	検索流入が安定し、月ごとのPVにある程度の再現性が出てくる
30,000PV〜	中上級〜上級	収益の柱ができ、ブログをベースにした働き方を意識できる

あくまで目安ですが、ブログ1万PVは「中級への入口」に立っている段階だと考えてOKです。ここまで来られたということは、最低限のSEOやキーワード選びを理解して、記事を積み上げる根気も持っているということです。

なので、「ブログ1万PVはすごいのか？」と聞かれたら、胸を張って「すごい」と答えて大丈夫です。そのうえで、「PVをどう収益に変えていくか」を意識し始めると、見える景色が変わってきます。次の章では、その収益面のリアルを見ていきましょう。

 

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ブログ1万PVの収益目安とPV単価のリアル

アドセンス中心のブログ1万pvの収益イメージ

まずは、クリック型広告（アドセンス）をメインにしているケースから見ていきます。実際の数字はジャンルや読者層によってかなり変わりますが、イメージとしては次のような範囲に収まることが多いです。

月間PV	想定RPM（1,000PVあたりの収益）	月間収益の目安
10,000PV	200〜300円程度	2,000〜3,000円前後
10,000PV	400〜600円程度	4,000〜6,000円前後
10,000PV	800〜1,000円程度	8,000〜10,000円前後

RPMは「1,000PVあたりいくら稼げているか」を示す指標で、
収益 ÷ PV × 1,000 でざっくり計算できます。同じブログ1万PVでも、RPMが200円なら約2,000円、1,000円なら約1万円と、収益に大きな差が出るイメージです。

日記寄り・雑記寄りのジャンルは広告単価が低くなりやすく、ライフスタイルや趣味系も、単価はそこまで高くなりません。一方、金融や転職、副業など、お金が直接動くジャンルはクリック単価が高めになることが多いです。

「ブログ1万PVあるのに数千円しか稼げていない…」と落ち込む前に、一度自分のブログ収益をPVで割って、RPMを把握してみてください。同じブログ1万PVでも、ジャンルとRPMによって、今の収益が妥当なのか、改善の余地が大きいのかが見えてきます。

アフィリエイト・物販型ブログ1万PVの収益イメージ

次に、アフィリエイトや物販（Amazon・楽天など）を組み合わせているケースを見ていきます。こちらは、紹介している商品単価や成約率によって数字が大きく変わるので、あくまでモデルケースとして捉えてください。

収益モデル	成約率イメージ	月間収益の目安（10,000PV）
物販（Amazon等）中心	0.5〜1％前後	数千円〜1万円前後
ASPアフィリエイト中心	0.1〜0.5％前後	1万円〜数万円程度
高単価案件を織り交ぜる	0.05〜0.2％前後	数万円〜10万円程度を狙えるケースもある

ここでポイントなのは、「PVが多い＝収益が高い」ではなく、「読者の悩みと紹介している商品がきちんと噛み合っているか」で結果が決まるという点です。

私の周りでも、雑記寄りのブログ1万PVで月1,000〜5,000円くらいの人もいれば、特化寄りに設計し直した結果、同じPV帯で月数万円をキープしている人もいます。差がついているのは、ライティングスキルよりも、「どんな読者に、何を、どういう流れで提案しているか」という設計の部分です。

自分のブログ収益が多いか少ないかのチェックポイント

「今の収益が少ないのか、多いのか、正直よくわからない」という方も多いので、ざっくりとチェックできる目安をまとめておきます。

ブログの状態	月間収益の目安	よくある課題
アドセンスのみ	〜3,000円前後	単価の低いジャンル、広告配置の最適化不足
アドセンス＋物販	3,000〜10,000円前後	レビュー記事はあるが、関連記事や導線が弱い
アフィリエイト中心	10,000〜50,000円前後	悩みと商品がマッチしており、記事設計が比較的うまくいっている
高単価案件＋導線設計済み	50,000円〜	読者の状態に合わせた導線と訴求が整っている

今の自分のブログ1万PVがどのゾーンに近いかを確認し、「ジャンル」「収益モデル」「導線設計」のうち、どこに一番伸びしろがありそうかをざっくりでいいので考えてみてください。次の章では、ブログ1万PVまでの道のりを振り返りつつ、これからの戦略を立てるヒントをお伝えします。

 

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ブログ1万PVに到達するまでの期間・記事数・戦略

ブログ1万PVまでの期間と記事数のモデルケース

ブログ1万PVまでにかかる時間や記事数は、本当に人それぞれです。とはいえ、共通パターンのようなものはあるので、代表的なタイプを3つに分けて整理してみます。

タイプ	記事数の目安	到達までの期間イメージ	特徴
のんびり雑記タイプ	100〜150記事前後	マイペースに更新しつつ、時間をかけて到達	日記・雑記が多く、たまたま伸びた記事にPVが集中しがち
特化ブログタイプ	50〜80記事前後	テーマを絞ることで、比較的早めに安定	ニッチなテーマを攻めて、検索上位を取りやすい
リサーチガチ勢タイプ	30〜60記事前後	キーワードと構成を徹底的に考えてから執筆	記事数は少なめでも、1本あたりのPVが大きくなりやすい

私も最初のころは「とにかく記事数だ」と思っていましたが、途中から「何を書くか」「どのキーワードを狙うか」を意識し始めてから、伸び方が変わりました。記事数が多いだけでは、残念ながらブログ1万PVには届きません。

むしろ、途中からでも戦略を立て直せば、今ある記事を活かしながら効率よくPVを増やしていくことができます。そのときの鍵になるのが、次のキーワード戦略です。

ブログ1万PVを目指すキーワード戦略の基本

ブログ1万PVを目指すうえで大事なのは、「なんとなく思いついたことを書く」状態から、「読者の検索意図をもとに記事テーマを決める」状態にシフトすることです。基本的な考え方は、次の通りです。

ブログ1万PVが近づいてくると、「なぜか伸びる記事」と「全然読まれない記事」の違いがハッキリしてきます。その差の多くは、文章力ではなく、最初のキーワード選びと検索意図の理解にあります。

内部リンクとリライトでPVを底上げする

ブログ1万PVを狙う段階、あるいは達成した直後から意識しておきたいのが、「内部リンク」と「リライト」です。この2つをきちんとやるだけでも、PVの底上げが期待できます。

内部リンクについては、次のようなイメージで考えるとわかりやすいです。

• よく読まれている記事から、関連性の高い記事へリンクを貼る
• 「詳しくはこちら」「あわせて読みたい」など、自然な流れで紹介する
• 悩みの全体像をまとめた記事から、個別の悩みを深掘りした記事につなぐ

リライトでは、次のような点をチェックしてみてください。

• 検索上位の記事と比べて、明らかに情報量が足りない部分はないか
• 古くなっている情報や、今見るとわかりにくい説明がないか
• タイトルや見出しを少し変えたほうが、読者の興味を引けそうか

ブログ1万PVに届いている人は、書いて終わりではなく、定期的に過去記事を見直して手を入れています。逆に言うと、「書きっぱなし」の状態から抜け出すだけでも、PVの伸び方が変わってきます。

 

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ブログ1万PVがすごい理由は収益以外にもある

継続力とライティングスキルの証明になる

ブログ1万PVまで続けてこれたということは、それだけで「継続力の証明」になっています。途中で更新が止まってしまうブログが多い中で、コツコツ記事を書き、改善を重ねてきたという事実は、数字以上の価値があります。

これらは、ブログの中だけでなく、ライターの仕事や、会社での資料作成・プレゼンなど、いろいろな場面で活かせる能力です。ブログ1万PVという実績は、それ自体が「文章で結果を出した経験」として強い説得力を持ちます。

企業案件や商品販売など収益のチャンスが広がる

ブログ1万PVを超えてくると、収益の取り方も選べるようになってきます。アドセンスやアフィリエイトだけでなく、次のようなチャンスも見えてきます。

イメージしやすいように、ブログ1万PVで得られるメリットを整理してみます。

メリットの種類	具体的なイメージ
信頼・実績	プロフィールに「月間1万PVのブログ運営」と書ける
仕事のチャンス	ライティングや監修、簡単なコンサル相談などの依頼が来ることもある
ビジネス展開	オンライン講座、コミュニティ運営など、自分の商品を作れる土台になる

ブログ1万PVは、単にアクセスが増えたというだけでなく、「自分の発信で人が動くようになってきた」というサインでもあります。ここから、どう収益の形に変えていくかを考えるのは、とても楽しいフェーズです。

ブログ1万PVなのに収益が少ないときの改善ステップ

ジャンルと読者ニーズを見直してPVの価値を上げる

まず見直したいのが、「その1万PVは、どんなジャンルの記事から来ているのか」という点です。ざっくり言うと、次のような傾向があります。

• 芸能・トレンド・日記系：PVは伸びやすいが、広告単価が低くなりやすい
• お金・転職・副業・資格・恋愛など：PVは伸ばしにくいが、成約につながりやすい

もし今の収益に物足りなさを感じているなら、今ある人気記事と相性のいい「お金が動きやすいテーマ」を少しずつ増やしていくのがおすすめです。いきなり全く別ジャンルに飛ぶのではなく、すでに読まれている記事の延長線上にある悩みや商品を見つけるイメージです。

成約導線を設計してPVから収益につなげる

ブログ1万PVあるのに収益が出ないパターンで本当に多いのが、「どこで何に申し込めばいいのか、読者目線で見るとよくわからないブログ」になってしまっているケースです。

こうした状態だと、たとえブログ1万PVあっても、なかなか収益にはつながりません。読者が「次にどう動けばいいか」を自然に理解できるように、導線を設計してあげることが大切です。

読者の動きをイメージしやすいように、簡単な導線の例を表にしてみます。

読者の状態	読む記事のタイプ	次のアクション
悩みがあいまい	悩みの全体像を整理した「入門記事」	より詳しい解決策をまとめた記事への内部リンク
解決策を比較中	複数のサービスや商品の比較記事	個別のレビュー記事への内部リンク
申し込みをほぼ決めている	実際に使ってみたレビュー・体験談記事	公式サイトや申し込みページへのリンク

ブログ1万PVあるなら、すでに「入門記事」や「レビュー記事」のような役割を持った記事が、自然といくつか生まれているはずです。それぞれをつなぐ導線を整えてあげるだけでも、収益の伸び方が変わってきます。

広告配置と訴求文をテストするコツ

導線の大枠ができたら、次は「どこに、どんな形で広告やリンクを置くか」を少しずつテストしていきます。一度にすべて変えようとすると何が効いたのかわからなくなるので、少しずつ変えるのがおすすめです。

ブログ1万PVあると、小さな改善でも数字で変化が見えやすくなります。「この訴求文にしたらクリックが増えた」「ボタンの位置を変えたら申し込みが増えた」など、結果が見えてくると、ブログ運営が一気に楽しくなります。

 

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ブログ1万PVのその先へ：5万PV・10万PVを目指すロードマップ

既存記事の深堀りと関連キーワード展開

ブログ1万PVまで来ているなら、すでに「よく読まれている記事」がいくつかあるはずです。その記事を起点に、関連キーワードを広げていくのが、次のPVアップの近道です。

たとえば、「ブログ1万PVはすごいのか？」というテーマの記事が伸びているなら、そこから「3万PVや5万PVの目安」「PVと収益の関係をまとめた表」など、読者が次に気になりそうなトピックに広げていくイメージです。

同じテーマで複数の記事を書くと、検索エンジンからも「この分野に詳しいサイトだ」と認識されやすくなり、結果としてサイト全体の評価が上がりやすくなります。

別ジャンル・別サイトに広げるタイミング

ブログ1万PVを超えてくると、「別ジャンルの記事も書いてみようかな」「新しく特化サイトを作ったほうがいいかな」と考える人も多いです。この判断はなかなか難しいですが、次のような状況なら、サイトを分けることも検討していいタイミングです。

ただし、あまりにも早い段階でサイトを増やしすぎると、どれも中途半端になりかねません。まずは今のブログでしっかりと土台を作り、ブログ1万PVからさらに上のラインを安定して超えられるようになってから手を広げるほうが、結果的にうまくいきやすいです。

ブログ1万PVの段階では、まだまだ既存記事の改善や関連キーワードの展開だけでもやれることがたくさんあります。いきなり新しいことに飛びつくのではなく、「今ある強みを伸ばす」意識を持つと、ムダな遠回りを減らすことができます。

よくある質問（ブログ1万PV・収益まわり）

Q1. ブログ1万PVはすごいと言えますか？

A1. 言えます。多くの個人ブログは、数百〜数千PVあたりで更新が止まってしまいます。その中でブログ1万PVまで伸ばしている時点で、継続力と基本的なSEOの理解がある証拠です。収益面で見るとまだ伸びしろは大きいですが、「ブログ1万PVまで育てられた自分」をしっかり認めたうえで、「ここからPVと収益のバランスを整えていこう」と考えるのがおすすめです。

Q2. ブログ1万PVあるのに、収益がゼロに近いのはおかしいですか？

A2. 収益ゼロに近いケースも、実は珍しくありません。トレンドや日記系の記事が中心だったり、アドセンスしか貼っていなかったりすると、PVはあっても収益がほとんど出ないことがあります。ただ、「おかしいから諦める」のではなく、ジャンルと収益モデル、記事内の導線を見直すことで、同じブログ1万PVでも結果を変えていくことは十分可能です。

Q3. ブログ1万PVから月5万円以上の収益を目指すことはできますか？

A3. 可能です。ただ、PVを増やすだけでなく、「1PVあたりの価値をどう高めるか」がとても重要になります。低単価ジャンルでアドセンスにだけ頼っていると、PVが増えても頭打ちになりやすいです。高単価のアフィリエイト案件を組み込んだり、自分のノウハウやサービスを商品化したりして、ブログ1万PVを収益につなげる設計に変えていくことで、月5万円以上も十分現実的なラインになります。

まとめ：ブログ1万pvは“すごい通過点”、ここからが本番です

最後に、この記事の内容をサクッと振り返っておきます。

そして、今日からできる最初の一歩としておすすめしたいのは、「自分のブログ1万PVがどの記事から生まれているのか」を具体的に書き出してみることです。

• 月間PVの上位10記事をピックアップする
• それぞれがどんなキーワードで検索されているかを確認する
• その読者に、どんな商品・サービス・情報が役立ちそうかをメモしてみる

ここまで整理できれば、「次に書くべき記事」「見直すべき導線」「試してみたい収益モデル」が、自然と見えてきます。ブログ1万PVまで育ててきたあなたなら、ここからの改善とチャレンジもきっと楽しめるはずです。焦らず、自分のペースで、一緒に一歩ずつ伸ばしていきましょう。

 

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