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WordPressのセキュリティは弱い?安心のセキュリティ対策15選

ワードプレス

 

はじめまして。当ブログ管理人の後藤です。

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さて、本題に入ります。

 

 

WordPressは便利だけど「セキュリティが弱いって聞いたし、本当にこのままで大丈夫なのかな」と不安になりますよね。私もサイト制作や運用の相談を受けるときに、ほぼ毎回と言っていいほどこの話題になります。ここでは、WordPressのセキュリティが弱いと言われがちな理由と、現実的にできる対策を一通りまとめました。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • WordPressのセキュリティが弱いと言われる本当の理由
  • 自分のサイトで優先してやっておきたいセキュリティ対策
  • サイトの規模や目的ごとに、どこまで対策すれば安心と言えるかの目安

結論から言うと、ポイントを押さえて運用していけば、WordPressでも十分安全にサイトを育てていけます。

 

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WordPressのセキュリティは本当に弱いのか?

ごとう
ごとう

最初に、「そもそもWordPressのセキュリティは本当に弱いのか」というところを整理しておきます。ここがふわっとしたままだと、何をどこまで対策すればいいのか判断しづらいからです。

WordPressのセキュリティが弱いと言われる3つの理由

多くの人が「WordPressは危険」と感じてしまうのには、だいたい次の3つの理由があります。

理由 ざっくりした説明 よくある勘違い
利用者がとても多い 世界中で使われているので、自動攻撃ツールの標的にされやすい 「人気=危険」ではなく「人気=狙われやすい」だけ
プラグインやテーマの脆弱性 作りが甘いものや更新が止まっているものに穴が残りやすい 公式ディレクトリのものは基本的なチェックはあるが、完全に安全とは限らない
ユーザー側の設定ミス 初期設定のまま、弱いパスワード、更新放置など人間側の問題 これはWordPressに限らず、どんなシステムでも起こりうる

こうして見ると、「WordPressそのものが特別にダメ」というより、「よく使われているツールだからこそ狙われやすく、さらに人間側の運用ミスも重なりやすい」というほうが実態に近いです。

他のCMSよりWordPressが特別危険というわけではない

WordPressと他のCMSを比べて「WordPressだけ桁違いに危険」ということはありません。シェアが大きいツールは、攻撃者から見ても効率がいいので狙われやすい、それくらいの話です。

また、WordPressはオープンソースなのでコードが公開されていますが、これは「穴を探されやすい」という側面もある一方で、「問題が見つかりやすく、修正も行われやすい」というメリットでもあります。

つまり、「利用者が多くオープンであるがゆえに、攻撃と修正のスピードも速い」という状態であって、「構造的に極端に弱いツール」というわけではありません。

「弱い」かどうかよりも「どう運用するか」がすべて

正直なところ、

  • パスワードが簡単で使い回し
  • アップデートをずっと放置
  • よく分からないプラグインをたくさん入れている

こんな状態なら、どんなCMSやサービスでも危険です。逆に、

  • 最低限のセキュリティ設定をしている
  • 定期的に更新とバックアップを行っている
  • 怪しいテーマやプラグインを入れないようにしている

といった運用ができていれば、WordPressでも十分現実的な安全性を保てます。

このあと紹介するWordPressのセキュリティ対策を押さえていけば、「WordPressは弱いから怖い」という漠然とした不安はかなり小さくなるはずです。

放置すると危ない!WordPressセキュリティの主なリスク

ごとう
ごとう

次に、何もしないとWordPressでどんな被害が起こりやすいのかを、イメージしやすい形で整理しておきます。少し怖い話にはなりますが、「どこまで守るか」を決める材料として知っておいてほしいところです。

ありがちな攻撃パターンと被害イメージ

WordPressでよく見かける攻撃パターンと、その結果起こりがちなことをざっくりまとめると、こんな感じです。

攻撃パターン 起こりがちなこと よくある原因
総当たりログイン攻撃 管理画面に不正ログインされ、勝手に設定を変えられる 短いパスワード、adminなど読まれやすいID
脆弱なプラグインへの攻撃 記事が書き換えられる、不審な広告やリンクが埋め込まれる 更新されていないプラグイン、評価の低いプラグイン
マルウェアの埋め込み サイトからウイルスをばらまかれたり、スパムメールの踏み台にされたりする テーマやプラグインの脆弱性、管理画面乗っ取り
フォーム狙いの攻撃 お問い合わせ内容や個人情報が盗み見られる可能性 SSL未対応、フォームまわりの設定不備

攻撃者は、特定の有名サイトだけを狙っているわけではありません。自動化されたボットが、世界中のサイトを機械的にチェックして回っています。小さなブログだからといって、標的から外れるわけではないというのが現実です。

SEOや売上に与えるダメージ

攻撃されると、見た目の被害だけでなく、じわじわ効いてくるダメージもあります。

  • 検索結果やブラウザで「安全ではないサイト」と警告されてアクセスが減る
  • サイトに来てもらっても、怖くなって問い合わせや購入につながらない
  • 変なページやリンクが量産され、検索エンジンからの評価が落ちてしまう

特に、ビジネスでWordPressを使っている場合は、セキュリティの不備がそのまま売上ダウンや信頼低下につながります。セキュリティ対策は、ある意味で「売上を守る対策」でもあります。

個人情報・ブランドへの影響

会員登録やお問い合わせフォームなどで個人情報を扱っている場合、漏えいしたときの影響はさらに大きくなります。

  • お客さんへの謝罪や状況説明が必要になる
  • 内容によっては損害賠償などの話に発展することもある
  • 「あのサイトは危ない」というイメージが残り、ブランドに傷がつく

状況によっては、サイトを一度閉じて作り直すところまで行くこともあります。ここまで行くと時間もコストも大きくかかるので、できるだけ手前で食い止めたいところです。

基本から押さえるWordPressセキュリティ対策10ステップ

ごとう
ごとう

ここからは、具体的なWordPressのセキュリティ対策をステップ形式で整理していきます。いきなり全部やろうとすると大変なので、「優先度の高いもの」から順に手をつけるイメージで読み進めてみてください。

ログインまわりのWordPressセキュリティ対策

攻撃者が最初に狙いやすいのは、だいたいログイン画面です。ここをしっかり守るだけでも、WordPressのセキュリティはかなり変わります。

対策 内容 効果のイメージ
管理者IDをadminにしない よく使われるIDを避け、推測されにくいIDにする 総当たり攻撃の成功率を大きく下げられる
強力なパスワードにする 英数字と記号を混ぜて、できるだけ長くする 実質的に解析が現実的ではないレベルにできる
ログイン試行回数の制限 一定回数連続で失敗したIPを一時的にロックする ボットによる総当たり攻撃をほぼ無効化できる
ログインURLの変更 /wp-login.phpなどの定番URLを別のものに変える 「とりあえず叩いてみる」攻撃の対象になりにくい
2段階認証の導入 パスワードに加えて、スマホアプリなどで認証する パスワードが漏れてもログインされにくくなる

これらの設定は、多くがセキュリティ系のプラグインでまとめて行えます。後半で具体的なプラグインも紹介しますが、まずは「IDとパスワード」と「ログイン試行回数の制限」から着手すると、コスパよくリスクを減らせます。

本体・テーマ・プラグインをきちんと更新する

WordPressまわりの脆弱性の多くは、「古いバージョンをそのまま使い続けている」ことがきっかけになります。

  • WordPress本体
  • テーマ
  • プラグイン

このどれかが古い状態のままだと、そこを狙った攻撃が通ってしまう可能性が高くなります。

更新するときに意識しておきたいのは、次のようなポイントです。

  • 使っていないテーマやプラグインは思い切って削除する
  • 大きなアップデートの前には必ずバックアップを取る
  • 不安な場合は、ステージング環境(テスト用コピー)で動作を試してから本番に反映する

「更新が怖いからずっと放置」ではなく、「バックアップを取ってから計画的に更新する」という考え方に切り替えると、安全度がぐっと上がります。

バックアップと復元テストはセットで考える

セキュリティ対策の最後の砦がバックアップです。何かあっても戻せる状態を作っておくと、精神的な安心感もかなり違います。

  • WordPressのファイル(テーマ・プラグイン・画像など)
  • データベース(記事や設定の中身)

この2つを定期的にバックアップしておけば、最悪の場合でも復旧の余地があります。ただし、「バックアップはあるけれど、復元のやり方が分からない」という状態だと、いざというときに手が止まってしまいます。

おすすめは、

  • プラグインやサーバーの機能で自動バックアップを設定しておく
  • テスト用のサイトなどで、一度実際に復元を試してみる
  • 復元手順を自分なりのメモにまとめておく

ここまでやっておくと、「最悪壊れても戻せる」という感覚が持てるので、更新などの作業にも踏み出しやすくなります。

ユーザー権限・共有アカウントの見直し

複数人でWordPressサイトを触っている場合は、ユーザー権限の管理も重要なセキュリティ対策です。

  • 管理者アカウントを必要最小限の人数にする
  • 編集者・投稿者など、必要な範囲だけの権限を付与する
  • 一つのアカウントを複数人で共有しない

共有アカウントが増えると、「誰が何をしたのか」が追いにくくなります。トラブルが起きたときの調査も難しくなるので、できるだけ個別アカウント+適切な権限で運用するのがおすすめです。

セキュリティプラグインでできるWordPressセキュリティ強化

ごとう
ごとう

ここからは、WordPressを守るうえで心強い味方になるセキュリティプラグインについて整理します。全部入れればいいというものではないので、役割ごとにざっくり把握しておきましょう。

代表的なセキュリティプラグインの比較

よく名前が挙がるセキュリティプラグインを、比較してみます。

プラグイン名 特徴 向いているケース
SiteGuard ログイン画面の保護機能が充実していて、日本語で設定しやすい 日本のレンタルサーバーで、管理者が少人数のサイト
All In One WP Security ログイン保護やファイル監視など、基本的な機能を一通りカバー 1つのプラグインで多くの対策をまとめたいサイト
Wordfence ファイアウォールとマルウェアスキャンが強力で、攻撃のログも詳しい 海外からのアクセスが多い、攻撃の多いサイト
Login LockDownなど ログイン試行回数の制限に特化したシンプルなプラグイン まずはログインまわりだけをしっかり固めたい場合

 

 

 

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ざっくり言うと、

  • 総合タイプのプラグインを1つだけ入れて使う
  • 用途ごとに軽めのプラグインを組み合わせる

このどちらかの方針で選んでいくことが多いです。

プラグインの組み合わせと注意点

複数のプラグインを入れるときは、次の点に注意してください。

  • 同じような機能を持つプラグインを重ねて入れない(ログイン制限など)
  • セキュリティ系プラグイン同士が干渉して、正常なアクセスまでブロックすることがある
  • 不具合が出たときは、最後に入れたプラグインから順に停止して原因を探る

「セキュリティ系っぽいものをとりあえず全部入れておく」は、残念ながら逆効果になることもあります。役割を整理しながら、必要なものを必要な分だけ入れていくイメージが大事です。

プラグイン任せにしない考え方

セキュリティプラグインはとても便利ですが、「入れておけば絶対安全」というものではありません。

  • IDやパスワードが極端に弱い
  • 古いプラグインやテーマを放置している
  • バックアップがない、もしくは復元の準備がない

こういった状態では、プラグインだけで守りきるのは難しいです。あくまで、

  • 基本的な設定と運用ルールを整える
  • そのうえでプラグインで防御を厚くする

という順番を意識しておくと、バランスよくWordPressのセキュリティを高められます。

サーバー側でできるWordPressセキュリティ対策

ごとう
ごとう

WordPressのセキュリティ対策は、WordPress本体だけの話ではありません。借りているサーバーの設定や機能も含めて考えると、防御力をさらに高められます。

レンタルサーバーのセキュリティ機能をチェックする

レンタルサーバー各社は、WordPressを含むサイトを守るための機能をいろいろ用意しています。名前や細かい仕様は会社ごとに違いますが、代表的なものは次のとおりです。

機能 何をしてくれるか チェックしたいポイント
WAF(Webアプリケーションファイアウォール) 不正なリクエストを検知してブロックする WordPressと相性の良い設定か、誤検知が多くないか
自動バックアップ サイトのデータを定期的に自動保存してくれる どのくらいの頻度と期間で、復元が有料か無料か
ウイルススキャン サーバー内のファイルをチェックして警告する スキャンの対象と間隔、結果の通知方法
アクセス制限機能 特定のディレクトリやURLへのアクセスを制限する 管理画面などにIP制限をかけられるかどうか

管理画面やマニュアルを一度じっくり見て、「サーバー側でどこまで自動で守ってくれているのか」を知っておくと、WordPress側で何をするべきかも決めやすくなります。

WAF・IP制限・ベーシック認証の使いどころ

特に大事なのが、管理画面まわりの防御です。

  • /wp-adminへのアクセスを、自分の会社や自宅回線など決まった場所だけに制限する
  • テスト用のサイトにはベーシック認証をかけて、外部からは見えないようにする
  • WAFを有効化して、怪しげなアクセスをサーバー側でブロックする

イメージとしては、WordPressの手前に門番を立てるようなものです。ログイン画面での対策と組み合わせることで、二重三重に守りを固められます。

SSL化(https)とブラウザの警告対策

もう一つの基本が、サイトの常時SSL化です。

  • サイト全体をhttpsで表示できるようにする
  • httpでアクセスされた場合はhttpsへ自動的にリダイレクトする

SSL対応をしていないと、

  • ブラウザに「安全ではない」などの警告が出る
  • フォームに個人情報を入力するとき、ユーザーが不安になる

といった問題が起こりやすくなります。多くのレンタルサーバーでは、無料SSLと簡単設定の機能が用意されているので、一度も確認していない方はチェックしてみてください。

サイト規模別・目的別のWordPressセキュリティ対策レベル

ごとう
ごとう

「全部やるのが理想なのは分かるけど、現実的にはどこまで手をかければいいの?」という疑問もあると思います。ここでは、サイトの規模や目的別に、ざっくりとした目安をまとめてみます。

サイトのタイプ別に見るセキュリティの優先度

リソースに限りがある場合は、サイトのタイプに応じて優先度をつけるのがおすすめです。

サイトタイプ 特に優先したい対策 余裕があればやりたい対策
個人ブログ ログイン強化、更新とバックアップ セキュリティプラグイン導入、WAFの確認
小規模コーポレートサイト 上記に加え、フォームまわりのSSLやメール設定 IP制限、アクセスログの定期チェック
会員制サイト・ECサイト 上記すべてに加え、サーバー側のセキュリティ強化 専門家による診断や、保守契約の検討
メディア・大規模サイト 専任担当者の配置、運用ルールと監査 定期的な脆弱性診断、WAFの細かいチューニング

まずは左側の「特に優先したい対策」をしっかり固めてから、アクセスや売上の状況を見ながら、右側の対策を追加していくのが現実的な進め方です。

どのレベルでプロに任せるかの目安

次のような状態になってきたら、無理に自分だけで抱え込まず、外部の専門家や保守サービスの利用も検討していいタイミングです。

  • サイト経由の売上や問い合わせが増え、止めたくない状況になってきた
  • アクセスが増えて、攻撃ログや不審なアクセスも目に見えて増えてきた
  • アップデートや復旧作業に時間と不安がかかりすぎている

プロに任せる場合も、「何をどこまでお願いしているのか」「どんなセキュリティ対策をしているのか」をざっくり理解しておくと、丸投げにならず安心して任せられます。

運用で差がつくWordPressセキュリティ対策ルール

ごとう
ごとう

セキュリティ対策は、設定して終わりではありません。日々の運用でどれだけ続けられるかで、WordPressの安全性は大きく変わります。

頻度別にやることを決めておく

タスクを「頻度」で分けてしまうと、運用がかなり楽になります。ざっくりとした例を挙げると、こんなイメージです。

頻度 やること ポイント
ほぼ毎日 不審なログイン通知やエラー表示の確認 メール通知やダッシュボードを見る習慣をつける
週に1回前後 プラグインやテーマの更新、有効ユーザーの確認 知らないユーザーが紛れ込んでいないかチェック
月に1回程度 バックアップの確認と、簡単な復元テスト 本当に復元できるかを一度は試しておく
ときどき 不要プラグインの整理、アクセスログの簡易チェック 使っていないものは思い切って削除する

紙でもデジタルでもいいので、自分やチーム用のチェックリストを作っておくと、抜け漏れが減って続けやすくなります。

トラブルが起きたときの初動フローを決めておく

もしWordPressに不審な動きが出たとき、慌ててしまうと対応が後手に回りがちです。事前に「こうなったらこう動く」という大まかな流れを決めておくと、いざというときに落ち着いて動けます。

  • まずはサイトをメンテナンスモードにして、被害の拡大を防ぐ
  • サーバー会社に状況を連絡し、ログの保全や調査について相談する
  • 問題が起きる前のバックアップがあれば、復元で対応できるか検討する
  • 自力で難しそうなら、専門家や保守会社に早めに相談する

この流れをメモにして、管理者だけでも共有しておくと、トラブル時のストレスがかなり変わります。

社内・チームで共有しておきたいルール

複数人でWordPressサイトを運用しているなら、「人」によるセキュリティリスクも意識しておきたいところです。最低限、次のようなルールを共有しておくと安心です。

  • IDとパスワードは人ごとに発行し、共有アカウントは作らない
  • 管理者権限は本当に必要な人だけに絞る
  • 新しいプラグインを追加するときは、必ず一度相談する
  • 怪しいメールや添付ファイルを安易に開かないようにする

WordPressのセキュリティは、ツールだけでなく、運用している人の行動にも大きく左右されます。小さなルールでも、みんなで守ることでトラブルの可能性をぐっと減らせます。

WordPressセキュリティ対策のチェックリスト(簡易版)

ここまでかなり多くのポイントを見てきたので、一度シンプルなチェックリストとしてまとめます。ざっくり自己診断してみてください。

項目 状態 コメント
管理者IDがadminではない 済 / 未 まずここを変えるだけでも防御力が上がる
強力なパスワードを使っている 済 / 未 パスワード管理ツールの利用も検討
WordPress本体が古すぎるバージョンではない 済 / 未 更新前に必ずバックアップを取る
不要なプラグイン・テーマを削除している 済 / 未 使っていないものはリスクになるだけ
セキュリティ系プラグインを導入している 済 / 未 役割を決めて、入れすぎに注意
自動バックアップの仕組みがある 済 / 未 サーバーの機能も合わせて確認
サーバー側のWAFが有効になっている 済 / 未 誤検知がないかも一度チェック
サイト全体がhttpsで表示される 済 / 未 httpからhttpsへのリダイレクトも設定
簡単な運用ルールを決めている 済 / 未 頻度別のタスクとして整理しておく

すべて「済」にできれば理想ですが、まずは上から順に「これはすぐできそうだ」と思うものから取り組んでみてください。一つずつ潰していくだけでも、WordPressのセキュリティレベルは着実に上がっていきます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 小さなブログでもセキュリティ対策は必要ですか?

A. はい、個人ブログのような小さなサイトでもセキュリティ対策は必要です。

攻撃者は、「有名サイトだけ」を狙っているわけではありません。ツールを使って、規模に関係なくインターネット上のサイトを機械的にチェックしています。小さなブログでも、

  • スパムメールの踏み台にされる
  • 不審な広告やリンクを勝手に埋め込まれる

といった被害は普通に起こり得ます。まずは、ログイン強化と更新・バックアップだけでも早めに整えておくのがおすすめです。

Q2. セキュリティプラグインを1つ入れれば十分ですか?

A. プラグインだけでWordPressのセキュリティを完全に任せきるのは難しいです。

セキュリティプラグインは、ログイン制限やファイアウォールなどを簡単に導入できる便利な存在です。しかし、

  • IDやパスワードが極端に弱い
  • 古いプラグインやテーマを放置している
  • バックアップがなく、復元方法も決まっていない

といった状態では、プラグインだけではどうにもならない場面も出てきます。「基本的な設定と運用」を土台にして、その上にプラグインで防御を重ねていく、というイメージが現実的です。

Q3. 無料テーマや無料プラグインは危険ではありませんか?

A. 無料だから全部危険というわけではありませんが、選び方には注意が必要です。

WordPressのセキュリティを考えるうえでは、次のようなポイントを確認しておくと安心です。

  • 公式ディレクトリに登録されているかどうか
  • 最終更新がかなり昔で止まっていないか
  • 評価やレビューが極端に低くないか

よく分からない海外サイトからダウンロードしたテーマや、出どころの曖昧なプラグインは、できるだけ避けたほうが安全です。

まとめ:WordPressセキュリティ対策は「仕組み化」すれば怖くない

最後に、この記事でおさえてほしいポイントを整理します。

  • WordPressのセキュリティが弱いと言われるのは、人気ゆえに狙われやすく、運用ミスも重なりやすいからであって、仕組みそのものが極端にダメというわけではない。
  • ログイン強化、アップデート管理、バックアップ、セキュリティプラグイン、サーバー機能を組み合わせれば、WordPressでも十分現実的な安全性を確保できる。
  • サイトの規模や目的に合わせて、「ここまでは必須」というラインを決めておくと、ムリなくセキュリティ対策を続けやすい。
  • 設定だけで終わらせず、頻度別のチェックとトラブル時の初動フローを用意しておくと、いざというときのダメージを小さくできる。

そして、今日からあなたにやってほしい最初の一歩は、次の3つです。

  • 管理者IDとパスワードを見直す(adminや短いパスワードならすぐ変更)
  • WordPress本体・テーマ・プラグインの更新状況を確認し、バックアップを取ったうえで整理する
  • セキュリティ系プラグインを1つ導入し、ログイン制限など基本的な保護機能を有効にする

この3つができれば、「WordPressのセキュリティが弱いかもしれない」という状態からは一歩抜け出せます。そこから少しずつ、サーバー設定や運用ルールも整えていきましょう。私もクライアント案件で、こうした積み重ねでトラブルを未然に防いできました。焦らず、一つずつできるところから進めてみてください。

 

 

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