WordPressでブログを作りたいけれど、「サーバーとかドメインって何?」と手が止まっていないでしょうか。私もまったくの超初心者のころにWordPressブログを立ち上げたので、その不安はよく覚えています。
このページでは、wordpressの始め方に悩む超初心者向けに、準備から申し込み、インストール、初期設定、そして最初の記事を公開するところまでを、寄り道せずにたどれるよう整理しました。
先にひとことで結論を言うと、流れさえ分かれば、今パソコンに自信がない人でも、自分のWordPressブログをちゃんと公開できます。
WordPressブログの始め方を超初心者向けにざっくり解説

最初に、WordPressブログがどんな仕組みで動いているのかと、サーバーやドメインの役割をざっくり押さえておきましょう。全体像が見えているだけで、このあと出てくる作業への不安がかなり減ります。
WordPressでブログを作るときの全体像
WordPressブログを作るときは、インターネット上に「土地・住所・家」を用意するイメージで考えると分かりやすいです。
| 項目 | たとえ | 役割のイメージ |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 土地 | ブログのデータを置く場所 |
| 独自ドメイン | 住所 | 読者がアクセスするときに入力するURL |
| WordPress | 家・建物 | ブログの見た目や記事を管理するシステム |
ざっくり言えば、この3つがセットでそろえば、あなたのブログは世の中から見られるようになります。
実際の作業の流れは次の通りです。
- レンタルサーバー会社のサイトでサーバーを契約する
- 同じサービスか関連サービスで独自ドメインを取得する
- サーバーの管理画面からWordPressをインストールする
- WordPressの管理画面にログインして、設定や記事作成をする
ここでは細かい専門用語まで覚える必要はありません。「この順番で進めるんだな」とだけ頭に入れておけば十分です。
サーバー・ドメイン・WordPressの関係をかんたんに整理
サーバーとドメイン、WordPressの関係がぼんやりしていると、「これで合っているのかな」とずっと不安になります。ここで一度、超ざっくり整理しておきます。
- サーバー:ブログのデータを置いておくコンピュータ
- ドメイン:そのサーバーの場所を示す名前(URL)
- WordPress:サーバーの中に入れて使うブログ用のソフト
私も最初は、サーバーだけ契約して画面に何も出てこず、「お金を払ったのに何も起きない…」と焦りました。実際は、土地だけ借りて家も住所もない状態だったんですよね。
このあと、準備から順番に進めていけば、自然と3つの役割がつながって見えてきます。
WordPressの始め方に悩む超初心者が最初に準備する3つのこと

ここからは、WordPressを始める前に用意しておきたいものと、だいたいどのくらいお金がかかるのかを整理します。先にイメージを持っておくと、途中で「そんなの聞いてない…」と戸惑う場面が減ります。
WordPressを始める前に用意しておくもの
用意しておくものは意外と少なくて、次の3つがそろっていればスタートできます。
| 用意するもの | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| パソコン | ノートでもデスクトップでもOK | スマホだけでも操作はできるが作業効率は落ちる |
| メールアドレス | サーバーやドメインの登録に使う | Gmailなどのフリーメールでも問題なし |
| 支払い手段 | クレジットカードなど | サーバー料金やドメイン料金の支払いに使う |
パソコンは、キーボード入力に慣れているものがおすすめです。記事数が増えるほど、「打ちやすさ」が効いてきます。
メールアドレスは、サーバーやWordPressからの通知にも使われるので、ふだんからチェックしているものを使うと安心です。
WordPressにかかるお金のイメージ
次に気になるのが「結局いくらかかるの?」というお金の話だと思います。ざっくり分けると、費用はこんなイメージです。
- レンタルサーバー代:毎月数百〜数千円ほど
- 独自ドメイン代:年間で数百〜数千円ほど
- テーマや有料プラグイン:必要に応じて追加で費用(なくても始められる)
個人ブログや副業ブログであれば、サーバーはたいてい一番安いプランで十分です。あとからアクセスが増えてきたら上のプランに変更する、という流れでも遅くありません。
テーマ(デザイン)は無料のものでも十分使えますし、「もう少し見た目にこだわりたい」と感じてから有料テーマを検討すれば大丈夫です。
超初心者向けWordPressブログの作り方5ステップ

ここからは、実際にブログを公開するまでの手順を5つのステップに分けて説明します。サーバー会社ごとに画面の見た目は少し違いますが、大きな流れはどこも同じです。
ステップ1:レンタルサーバーを選ぶ
まずはWordPressを置く場所になるレンタルサーバーを選びます。いろいろな会社がありますが、超初心者のうちは次のポイントをチェックしておけば大きな失敗はしません。
| ポイント | 説明 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| WordPress簡単インストール | クリックだけでWordPressを入れられる機能 | 難しい設定はできるだけ避けたい人 |
| サポート体制 | メールやチャットで質問できるかどうか | 困ったらすぐ相談したい人 |
| 表示速度 | ブログの読み込みの速さ | 読者にストレスなく読んでほしい人 |
| 料金 | 月額のコスト | まずは低コストで様子を見たい人 |
細かいスペックまで比較し始めるとキリがないので、「簡単インストールがある」「日本語のサポートがある」「料金に納得できる」の3つを満たしていれば十分です。
ステップ2:プランを契約してドメインを取得する
サーバー会社を決めたら、実際に契約していきます。一般的には、次のような流れになります。
- サーバーの公式サイトで「お申し込み」や「新規契約」ボタンを押す
- メールアドレスを入力してアカウントを作成する
- 容量や期間などの料金プランを選ぶ
- 支払い情報(クレジットカードなど)を入力する
契約の途中または完了後に、独自ドメインを取得する画面が表示されることが多いです。ドメインを決めるときは次の点を意識すると覚えてもらいやすくなります。
- ブログのテーマに関連した名前にする
- 短くて打ちやすい名前にする
- 記号や数字を入れすぎない
例えば旅行ブログなら「tabi〜」「travel〜」など、雰囲気が伝わるものにすると、読者の記憶にも残りやすくなります。
ステップ3:WordPressをインストールする
サーバーの契約とドメインの設定が済んだら、いよいよWordPress本体をインストールします。多くのサーバーには「WordPress簡単インストール」や「クイックスタート」といったメニューが用意されています。
| ステップ | 作業内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | サーバー管理画面にログインする | 契約時に届いたログイン情報を使う |
| 2 | 「WordPressインストール」メニューを開く | メニュー名はサーバーによって少し違う |
| 3 | サイト名・ユーザー名・パスワードを入力する | 後から変更できる項目も多い |
| 4 | 使用するドメインを選ぶ | 取得した独自ドメインを選択する |
| 5 | SSL(https)設定を有効にする | 「利用する」などのチェックを入れる |
インストールが完了すると、WordPressのログイン用URLが表示されます。あとで必ず使うので、スクリーンショットを撮ったり、メモ帳にコピーしておくと安心です。
ステップ4:WordPressにログインしてみる
ここは、WordPressの始め方でよく緊張するポイントです。インストール完了画面やメールに書かれているログインURLにアクセスし、インストール時に決めたユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力します。
ログインに成功すると、WordPressの管理画面(ダッシュボード)が開きます。
- 左側に「投稿」「固定ページ」「外観」「プラグイン」などのメニュー
- 中央にサイトの状況やお知らせ
最初は英語や見慣れない単語が目につきますが、すべてを一気に覚える必要はありません。この記事では、超初心者が最初に触っておきたい場所だけに絞って案内します。
ステップ5:最初の固定ページと投稿を作る
WordPressをインストールしただけでは、まだブログの中身は真っ白です。まずは、次の2種類のページを作ってみましょう。
- 「プロフィール」や「このブログについて」を書いた固定ページ
- 読んでもらうための日記や解説などの投稿記事
最初のうちは、完璧な文章を目指さなくて大丈夫です。
- 1記事あたり500〜1000文字くらいの短めの記事でOK
- 写真があれば1〜2枚入れてみる
- 「誰に」「何を」伝える記事なのかを一言で決めてから書き始める
一度でも公開ボタンを押すと、「自分にもブログが作れた」という実感が湧きます。この体験が、次の記事を書く力になってくれます。
WordPressの初期設定とデザインの整え方

ここでは、WordPressにログインしたあと、最初にやっておきたい基本設定と、ブログの見た目を整える方法を紹介します。一気に完璧を目指す必要はないので、落ち着いて一つずつ進めれば大丈夫です。
最初にやっておきたいWordPress一般設定
WordPressの「設定」メニューには、サイトの基本情報を決める項目が集まっています。特に、次のあたりは最初に確認しておきたいところです。
| 設定項目 | 何をするか | 理由 |
|---|---|---|
| サイトのタイトル | ブログの名前を入力する | 検索結果やブラウザのタブに表示される重要な部分 |
| キャッチフレーズ | 一言でどんなブログかを書く | 読者にイメージが伝わりやすくなる |
| メールアドレス | 管理用のメールアドレスを設定する | 通知やパスワード再発行に使われる |
| タイムゾーン | 日本時間など、自分の地域に合わせる | 投稿時間のずれを防げる |
設定を変えたら、画面下の「変更を保存」を押すのを忘れないようにしましょう。一度設定しておけば、頻繁に触る必要はありません。
パーマリンクとSSL設定を確認
パーマリンクとは、記事ごとのURLの形のことです。「日付+投稿名」や「投稿名だけ」など、いくつかのパターンがありますが、多くのブログではシンプルな「投稿名のみ」がよく使われています。WordPressの「設定>パーマリンク」から変更できます。
また、URLの先頭が「http」ではなく「https」になっているかも確認しておきましょう。サーバー側でSSLを有効にしていれば、WordPressの一般設定に表示されるサイトアドレスもhttpsになっているはずです。
テーマを選んで見た目を整える
テーマは、ブログのデザインやレイアウトを決めるテンプレートのようなものです。超初心者のうちは、次のポイントを意識して選ぶと迷いにくくなります。
- 日本語の説明やマニュアルが用意されている
- スマホ表示にしっかり対応している
- シンプルで読みやすいレイアウトになっている
テーマは、管理画面の「外観>テーマ」から追加できます。標準で入っているテーマから始めてもいいですし、無料の人気テーマを調べて入れてみるのも良いと思います。
デザインにこだわり始めると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。最初のうちは「ちゃんと読めればOK」くらいの感覚で、記事作りのほうに時間を使うのがおすすめです。
必要最低限のプラグインを入れる
プラグインは、WordPressに機能を追加するための小さなプログラムです。便利だからといって入れすぎると、管理が大変になったり、トラブルの原因になったりします。
最初のうちは、次のような役割のプラグインから検討してみてください。
- お問い合わせフォームを作るプラグイン
- スパムコメントを減らすプラグイン
- 画像を軽くして表示を速くするプラグイン
プラグインは「プラグイン>新規追加」から探せます。評価やインストール数が多いものを選ぶと、情報も見つけやすく、トラブルも少ない印象です。
WordPressブログ運営を続けるコツと注意点

ここでは、WordPressブログを始めたばかりの人がつまずきやすいポイントと、無理なく続けていくための工夫をまとめます。ブログは「作って終わり」ではなく、続けていくことでだんだん育っていきます。
超初心者がつまずきやすいポイント
私自身、最初のころは次のようなところでよく足が止まりました。
- ログインURLやパスワードを忘れてしまう
- 何を書けばいいか分からず、書き出しで固まってしまう
- デザインが気になりすぎて、記事作成が後回しになる
こうしたつまずきを減らすためには、少しだけ工夫しておくと楽になります。
- ログイン情報は紙とデジタルの両方にメモしておく
- 記事を書く前に「誰に」「何を」伝えるか一行で書き出してみる
- デザインはいったん決めたらしばらく触らないと自分に宣言する
特に、記事ネタに困ったときは、自分が悩んだことをそのまま記事にしてみてください。同じところで悩む人は必ずいるので、立派な情報発信になります。
毎日じゃなくても続けるための工夫
ブログは続けた人が強い世界ですが、毎日何時間も書くのは現実的ではありません。無理なく続けるための考え方を、よくある悩み別に整理してみます。
| 悩み | よくある状態 | 対策 |
|---|---|---|
| ネタが思いつかない | 編集画面を開いてから考え始めてしまう | 日常で気づいたことをスマホのメモなどに書きためておく |
| 時間が取れない | まとまった時間がないと書けないと思ってしまう | 15分単位で「書きかけの記事」を少しずつ進める |
| 完成度を求めすぎる | 最後の仕上げが終わらず公開ボタンが押せない | とりあえず公開して、あとから手直しすると決めておく |
WordPressの始め方を学んだばかりの超初心者は、特に完璧を目指しがちです。でも、ブログの記事は公開したあとでもいくらでも修正できます。「まず1本出してみる」が何よりも大事です。
セキュリティとバックアップの考え方
WordPressは世界中で使われている分、セキュリティにも少し気を配る必要があります。難しいことをすべて理解しなくても、次のポイントを意識しておくだけでリスクを減らせます。
- ログインパスワードは推測されにくい文字列にする
- WordPress本体やプラグインの更新通知が来たら、内容を確認して定期的に更新する
- サーバー側の自動バックアップ機能を確認しておく
もし何かトラブルが起きても、バックアップさえあれば復元できる可能性が高いです。大事なブログを守る保険だと思って、時間のあるときに一度チェックしておきましょう。
よくある質問(FAQ)

WordPressの始め方について、超初心者の方からよく聞かれる疑問をいくつかピックアップしておきます。
Q1. WordPressの始め方に悩む超初心者でも、完全無料でブログを始めることはできますか?
A1. 完全無料でWordPressブログを運営するのは、現実的にはかなり難しいです。レンタルサーバーと独自ドメインは基本的に有料なので、どうしても毎月いくらかはかかります。ただ、サーバーの一番安いプランを選び、テーマも無料のものを使えば、費用をおさえてスタートすることは十分可能です。
Q2. パソコンがあまり得意ではない超初心者でも、WordPressの始め方を覚えられますか?
A2. 覚えられます。この記事で紹介したように、WordPressの始め方は「サーバーを契約する」「ドメインを取得する」「WordPressをインストールする」という決まった流れをたどるだけです。私もパソコンにくわしくないところから始めましたが、一つずつ画面どおりに進めていくことで、ちゃんとブログを作ることができました。
Q3. WordPressの始め方を学んだばかりの超初心者は、最初から有料テーマを買ったほうがいいですか?
A3. 必須ではありません。無料テーマでも十分読みやすいブログは作れますし、操作に慣れるまでは無料テーマで練習したほうが安心です。「もっとデザインや機能にこだわりたい」と感じてから有料テーマを検討しても遅くありません。
まとめ:WordPressの始め方に悩む超初心者の一歩
この記事の大事なポイントを振り返っておきます。
- WordPressブログは「サーバー」「独自ドメイン」「WordPress本体」の3つがそろえば始められる
- レンタルサーバーの契約とドメイン取得、簡単インストール機能を使えば、難しい操作をほとんどしなくてもブログを公開できる
- ログイン後は、一般設定とパーマリンク、SSL、テーマ、最低限のプラグインを整えればスタートラインに立てる
- 最初から完璧を目指すより、「短くてもいいから公開する」ほうが結果的に続けやすい
- 自分がつまずいたポイントを記事にすれば、同じことで困っている人の役に立つブログになる
今日からできる最初の一歩は、とてもシンプルです。
- どんなテーマのブログを作りたいかをメモに書き出してみる
- 自分の予算と相談しながら、使ってみたいレンタルサーバーを一つ選んでみる
この二つさえ決めてしまえば、あとはこの記事の手順どおりに進めていくだけです。少しずつで構わないので、自分のペースでWordPressブログを育てていきましょう。



