「アフィリエイトで稼げるジャンルって、結局どれを選べばいいの?」とモヤモヤしていませんか。
この記事では、アフィリエイトで稼ぎやすいジャンルの考え方から具体例、初心者でも無理なく続けやすいジャンルの選び方までを、できるだけ実感ベースでまとめていきます。
結論を先に一言でまとめると、「単価が高いジャンル=稼げる」ではなく、「単価・競合・自分との相性のバランスがいいジャンル」が、結果としていちばん稼ぎやすいです。
アフィリエイトで稼げるジャンルとは?

最初から具体的なジャンル名だけを追いかけると、「あの人はそのジャンルで月◯◯万円らしい」という噂に振り回されてしまいます。ここでは、そもそもアフィリエイトで稼ぎやすいジャンルとはどんなものか、条件ベースで整理していきます。
稼げるジャンルに共通する3つの条件
まずは、私がジャンルを選ぶときに必ずチェックしているポイントを表にまとめます。
| 条件 | 内容 | イメージしやすいポイント |
|---|---|---|
| 報酬単価 | 1件あたりの報酬がある程度高い | 数百円だけでなく、数千円以上の案件があるか |
| 市場・案件の厚み | ASPに案件が多く、広告主も複数ある | 似たサービスの案件がいくつも並んでいるか |
| 成果のハードル | 読者が現実的に達成しやすい条件か | 「無料登録」「資料請求」などの案件があるか |
この3つがある程度そろっているジャンルは、アフィリエイトで狙ったときに「頑張った分だけ成果になりやすい」ジャンルです。逆に、どれか1つでも極端に弱いと、記事が読まれてもなかなか収益につながりません。
私がざっくりジャンルを評価するときは、次のような感覚で見ています。
- 単価は最低でも数百円ではなく、できれば数千円クラスがあるか
- ASPで見たときに、案件が数件だけで終わっていないか
- 「有料本契約のみ」といった、ハードルが高すぎる条件ばかりではないか
このあたりをチェックしておくと、「なんとなく稼げそう」に流されず、落ち着いてジャンルを選べるようになります。
「ジャンル選びが9割」と言われる理由
アフィリエイトはキーワード選定やライティングも大切ですが、そもそもジャンルを間違えると、努力がほとんど報われません。ジャンル選びが大事だと言われるのは、次のような理由があります。
- 同じアクセス数でも、ジャンルによって収益が10倍以上変わることがある
- 競合が強すぎるジャンルだと、検索結果に載るところまでたどり着けない
- 興味のないジャンルだと、調べるのも書くのもつらくなり、継続できない
私も、金融系のジャンルに手を出したときは、専門用語だらけで毎回のリサーチに時間がかかりすぎて、「これ、本業のあとにやるのはしんどいな…」と感じてフェードアウトしてしまいました。
反対に、自分がもともと好きだった学習系やガジェット系に寄せていったときは、同じくらいの作業時間でも記事数がどんどん増え、自然と収益も伸びていきました。だからこそ、「市場として稼ぎやすいか」と「自分と相性がいいか」、この2つをセットで考えるのが大事です。
アフィリエイトで稼げる王道ジャンル7選

ここからは、一般的に「稼ぎやすい」とよく名前が挙がる王道ジャンルを紹介します。ただ、王道だからといって誰でも簡単に稼げるわけではありません。あくまで「単価や市場規模の面で有利になりやすいジャンル」として見てください。
王道の稼げるジャンル一覧
まずは全体像をつかむために、代表的なアフィリエイト向きジャンルを一覧にしました。
| ジャンル | 目安の報酬単価 | 市場規模のイメージ | 難易度の目安 |
|---|---|---|---|
| 転職・就職 | 数千円〜数万円前後 | 人材ニーズが常にあり安定 | 中〜やや高め |
| 美容・スキンケア・美容医療 | 数千円〜数万円前後 | 需要が大きく、案件も豊富 | 中〜高め |
| 金融(クレカ・投資・保険など) | 数千円〜数万円以上 | 高単価だが競合も非常に多い | 高い |
| オンライン学習・資格 | 数千円前後 | スキルアップ需要が根強い | 中 |
| VOD・サブスク | 数百円〜数千円前後 | エンタメ需要が継続的にある | 初〜中級向け |
| レンタルサーバー・ドメイン | 数千円前後 | サイト運営ニーズとともに安定 | 中 |
| SaaS・ツール系 | 数百円〜数千円前後 | ITツールの利用が広がっている | 中〜やや高め |
ここからは、よく名前が挙がるジャンルをいくつかピックアップして、もう少し具体的に見ていきます。
転職・就職系ジャンル
転職エージェントや転職サイト、就職支援サービスなどを紹介するジャンルです。
特徴は次のとおりです。
- 1件あたりの報酬が高く、数千円〜数万円クラスの案件も多い
- 働き方の変化もあり、常に一定のニーズがある
- その分、大手企業や大規模メディアも本気で参入している
このジャンルで戦うなら、何かしらの切り口で絞り込むのがおすすめです。
- 特定の職種に特化する(例:エンジニア、看護師、保育士など)
- 地域に特化する(例:地方転職、Uターン・Iターン転職)
- 働き方に特化する(例:リモートワーク、副業OK求人)
自分自身の転職経験や、周りの体験談を活かせる人には、とても相性がいいジャンルです。
美容・スキンケア・美容医療ジャンル
スキンケア、ヘアケア、ダイエット、脱毛、美容クリニックなど、美容系全般を扱うジャンルです。
このジャンルのポイントは次のとおりです。
- 単価が高めで、案件数も非常に多い
- 写真やビフォーアフター、体験談と組み合わせやすい
- 薬機法など、表現上のルールには注意が必要
リアルな悩みやコンプレックスをベースに、「何に悩んでどう変わったのか」を詳しく書けると、読者にも刺さりやすいです。逆に、実際には使っていない商品を並べただけの比較記事は、読者にも伝わりますし、検索エンジンからの評価も上がりにくいです。
金融ジャンル(クレカ・投資・保険など)
クレジットカード、証券口座、FX、仮想通貨、保険など、お金周りのサービスを扱うジャンルです。
- 1件あたりの単価がかなり高い案件も多い
- その分、企業サイトや専門家監修の大型メディアが多数存在する
- お金に関するテーマは、情報の正確さや信頼性が特に重要視される
個人が完全な初心者の状態から金融ジャンルに挑戦すると、知識の勉強と記事作成の両方で負荷が大きくなりがちです。金融に関する実務経験がある人や、自分でも投資をしっかり続けている人であれば、その経験を活かした情報発信で勝負しやすいですが、そうでない場合は別ジャンルから始めたほうが現実的です。
オンライン学習・資格・スクール系
プログラミングスクール、英会話スクール、資格取得講座など、学びやスキルアップに関するジャンルです。
- キャリアアップや転職と関わりが深く、将来への投資として需要がある
- オンライン完結のサービスも多く、申し込みのハードルが低い
- 自分が受講した経験を詳しく書けると、かなり強いコンテンツになる
私の周りでも、「通ったスクールのレビュー記事だけで、毎月安定して収益が出ている」という話はよく聞きます。勉強が好きな人、学び直しに興味がある人には、とても相性がいいジャンルです。
VOD・サブスク・レンタルサーバーなど
動画配信サービス(VOD)、音楽サブスク、レンタルサーバーやドメインなど、生活やネット活動に結びつきやすいサービスを扱うジャンルです。
- 無料体験やお試し登録の案件が多く、成果条件が比較的優しい
- 単価はそこまで高くないものも多いが、成約率を上げやすい
- 「この作品を見るならどのVODがいいか」「ブログを始めるにはどのサーバーがいいか」など、具体的な行動とセットで紹介しやすい
特にサーバー系は、ワードプレスを始めたい人向けの「開設手順ガイド」との相性が抜群です。最初にしっかり丁寧な記事を作っておくと、長く読まれやすい資産記事になってくれます。
初心者でも取り組みやすいアフィリエイトジャンル

ここからは、とくにアフィリエイト初心者でも取り組みやすいジャンルにフォーカスしていきます。最初から難易度が高いところに突っ込むより、「ちゃんと成果が出る」という成功体験を作るほうが、その後の継続にもつながりやすいです。
まずは「自分が経験したこと×中単価」から
初心者のうちは、いきなり最高単価だけを追うより、次の2つが重なるジャンルを狙うのがおすすめです。
- 自分の生活や仕事の中で、実際に経験したことがある
- 報酬単価もそこそこ高く、案件数もそれなりにある
たとえば、こんな感じです。
- 自分が実際に使っているサブスクサービスやアプリ
- これまでに登録したことがある転職サービスやエージェント
- 通ってみたスクール・習いごと・オンライン講座
- 仕事や勉強で使っているツールやガジェット
こういったジャンルなら、無理に背伸びして専門家っぽく振る舞わなくても、自分の言葉で感想を書けます。写真や画面のスクリーンショットも用意しやすいので、他のサイトとの差別化にもつながります。
初心者向けアフィリエイト稼げるジャンル例
初心者でも比較的取り組みやすいジャンルを、イメージしやすいように表にまとめました。
| ジャンル | 単価の目安 | 初心者向きポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| VOD・動画配信 | 数百円〜数千円前後 | 無料お試し登録で成果が出やすい | 作品紹介だけにならないよう差別化が必要 |
| レンタルサーバー | 数千円前後 | ブログ開設ニーズと結びつけやすい | 設定手順を初心者目線で丁寧に書く必要あり |
| オンライン英会話 | 数千円前後 | 体験レビュー記事が書きやすい | 数回だけの利用だと内容が薄くなりがち |
| プログラミングスクール | 数千円〜数万円前後 | キャリアに直結し、読者の真剣度も高い | 実際に通った経験があると説得力が増す |
| マッチングアプリ | 数百円〜数千円前後 | 体験談と絡めやすく、共感を得やすい | 個人が特定されないよう配慮が必要 |
ここにあるジャンルは、「アフィリエイトで稼ぎやすいか」と「初心者でもコンテンツを作りやすいか」のバランスが比較的とりやすい領域です。
雑記ブログではなく「ゆる特化」にする理由
ジャンルを決めるときに必ず悩むのが、「雑記ブログにするか、特化ブログにするか」です。
私のおすすめは、どちらか極端に振るのではなく、
- 関連性の高いジャンルを2〜3個に絞った「ゆる特化ブログ」
というスタイルです。
たとえば、次のような組み合わせです。
- 転職ジャンル × 副業ジャンル × 資格・学習ジャンル
- 美容ジャンル × ダイエット・健康ジャンル × ライフスタイル
- ブログ運営ジャンル × サーバー・ドメイン × ツール紹介
このくらいの幅であれば、書くネタにも困りにくく、読者から見ても「このブログはこういうテーマなんだな」と伝わりやすいです。完全な雑記ブログに比べて、アフィリエイトの成約にもつなげやすくなります。
稼げない・避けるべきアフィリエイトジャンル

「何をやるか」と同じくらい大事なのが、「何をやらないか」です。ここでは、とくに初心者が避けたほうがいいパターンを整理しておきます。
YMYLが強く専門性が必要なジャンル
健康・医療、お金の一部など、人の生活に大きな影響が出るテーマは、検索エンジンからも厳しく見られやすいジャンルです。
- 病気や治療、薬、医療機関の情報
- 高度な金融商品や投資法などの話題
こういったテーマは、専門家や公的機関の情報が優先されやすく、個人が参入してもなかなか上位に表示されません。さらに、正確さが求められるため、勉強コストも高くなります。
アフィリエイト案件が少なすぎるジャンル
アクセスは集まりそうでも、そもそもアフィリエイト案件がほとんどないジャンルは、収益化という意味では厳しくなりがちです。
目安としては、
- 大手ASPで検索しても関連案件がほとんど出てこない
- 商品の紹介が、一般的なショッピングサイトのリンクだけになってしまう
といったジャンルです。もちろん、PVをしっかり集めて広告収入で稼ぐという方法もありますが、アフィリエイト報酬で収益化したいのであれば、案件の豊富さは重要な要素です。
トレンド頼みで疲弊しやすいジャンル
ニュースや芸能、時事ネタなど、トレンドを追い続けるスタイルは、短期的にはアクセスが伸びることもあります。ただ、次のような弱点もあります。
- 常に最新ネタを追いかける必要があり、更新をやめるとすぐにアクセスが落ちる
- 1つの記事の寿命が短く、積み上げ型の資産になりにくい
- アフィリエイト案件と結びつきにくいテーマも多い
副業としてアフィリエイトを続けたい人にとっては、ストック型の記事が増えていくジャンルのほうが、精神的にも楽です。トレンド要素を使うにしても、あくまでメインジャンルの中で補助的に使うくらいに留めておくのが無難です。
稼げないジャンルのチェックポイント一覧
避けたほうがいいジャンルの特徴を、チェックしやすいように表にまとめておきます。
| チェック項目 | 当てはまると危険な理由 |
|---|---|
| ASPに案件がほとんどない | 広告の選択肢が少なく、単価も低くなりやすい |
| 専門知識がないと書けないテーマ | 内容が薄くなり、信頼性も評価されにくい |
| トレンドニュース主体 | 更新を止めた瞬間にアクセスが落ちやすい |
| 自分が興味ゼロのジャンル | 書くのが苦痛になり、継続しづらい |
ジャンル選びに迷ったときは、この表の逆を意識して、「長く続けられて、ちゃんと案件もあるジャンルか」を確認してみてください。
ASPを使ったアフィリエイト稼げるジャンルの探し方

ここからは、アフィリエイトASPを使って、自分にとって稼ぎやすそうなジャンルを見つける手順を紹介します。ネットの情報だけで判断するより、実際の案件を見ながら考えたほうが、ずっと現実的です。
ASPでジャンル全体を眺める
まず最初にやってほしいのが、
- 大手ASP(例としてA8.netなど)に登録する
- 管理画面の「プログラム」や「カテゴリ」一覧をざっと眺める
というシンプルな作業です。
このとき意識したいポイントは次のとおりです。
- 自分が興味のある分野に、どれくらい案件があるか
- どんな種類のサービスが多いか(学習系、恋愛系、転職系など)
- 無料登録系の案件と、有料契約が必要な案件のバランス
この段階では、「どのジャンルが自分にとってアフィリエイトで稼ぎやすそうか」を、ざっくりとイメージできればOKです。
報酬単価・成果条件・承認率を見る
次に、気になった案件をもう少し細かく見ていきます。チェックしておきたい項目を表にまとめました。
| 項目 | 見るべきポイント | コメント |
|---|---|---|
| 報酬単価 | 1件あたりいくらか | 数百円だけだと、まとまった収益まで時間がかかる |
| 成果条件 | 何をしたら成果になるのか | 「無料会員登録」「資料請求」は比較的ハードルが低い |
| 承認率 | 発生した成果がどれくらい承認されているか | 公開されていれば、極端に低くないか確認する |
| EPCなどの指標 | クリックあたりの平均報酬など | 指標が高い案件は、実際に成約につながりやすい傾向 |
アフィリエイトで稼ぎやすいジャンルかどうかは、「単価の高さ」だけで判断しないことが大切です。条件が厳しすぎたり、承認率が低すぎたりすると、思ったほど収益になりません。
自分の経験と掛け合わせて候補を絞る
最後に、ASPで見つけた案件と、自分の経験・興味を照らし合わせていきます。やることはシンプルで、
- 自分が使ったことのあるサービスをリストアップする
- 「これから使ってみてもいいな」と思えるサービスも書き出す
- それぞれが属しているジャンルを確認する
という流れです。
例えば、
- 転職エージェントを利用した経験 → 転職・キャリア系ジャンル
- 複数の動画配信サービスを使ったことがある → VODジャンル
- すでに自分のブログを運営している → サーバー・ドメイン・ブログ運営ジャンル
このように、「ASP上で案件が豊富なジャンル」と「自分のリアルな体験」が重なる部分が、あなたにとっての本命ジャンル候補になります。
媒体別に向いているアフィリエイトジャンル

アフィリエイトは、ブログだけでなく、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS、YouTubeなど、さまざまな媒体と組み合わせて行うことができます。ジャンルによって、相性のいい媒体も少しずつ違います。
ブログと相性のいいジャンル
ブログは、検索してきた人にじっくり読んでもらうのが得意な媒体です。
- 複数サービスの比較・レビュー記事
- 体験談を詳しく書く記事
- 手順やノウハウを解説する記事
こういったコンテンツと相性が良いジャンルとして、
- 転職・就職系(エージェント比較、体験談など)
- レンタルサーバー・ドメイン(開設手順、設定方法)
- オンライン学習・資格(受講レビュー、勉強法まとめ)
などが挙げられます。腰を据えて情報を探している読者が多いので、丁寧な記事を作りやすいのがメリットです。
SNSと相性のいいジャンル
XやInstagramなどのSNSは、
- 日常の発信や短い情報と相性が良い
- 画像・動画を使ってサクッと雰囲気を伝えられる
といった特徴があります。
特に相性が良いジャンルとしては、
- 美容・スキンケア・コスメ
- ダイエット・ボディメイク
- ライフスタイル系(ガジェット、インテリアなど)
などが代表的です。SNSで普段のケアやビフォーアフターを発信しつつ、詳しいレビュー記事や比較記事をブログに用意しておくと、うまく連携させやすくなります。
ブログ×SNSで伸ばせるアフィリエイト稼げるジャンル
ブログとSNS、それぞれとの相性を表にまとめてみます。
| ジャンル | ブログとの相性 | SNSとの相性 | コメント |
|---|---|---|---|
| 転職・就職 | ◎ | ○ | 詳しいノウハウはブログ、日々の気づきはSNSで発信 |
| 美容・スキンケア | ○ | ◎ | 写真や動画はSNS、成分や比較はブログで深掘り |
| オンライン学習・資格 | ◎ | ○ | 勉強記録をSNSで共有し、詳しいレビューはブログへ |
| VOD・サブスク | ○ | ○ | 話題作品をSNSで紹介し、比較記事に誘導しやすい |
| サーバー・ドメイン | ◎ | △ | 手順解説が中心になるため、ブログ軸での発信がメイン |
どの媒体から始めるかで、向いているジャンルも少し変わってきます。自分が使いやすい媒体からスタートし、その媒体と相性の良いジャンルを選ぶのも一つの戦略です。
アフィリエイト稼げるジャンルの選び方ステップ

ここまでの内容を踏まえて、「じゃあ結局どうやってジャンルを決めればいいの?」という部分を、3つのステップに分けて整理してみます。
自分の棚卸しをする
いきなりASPを見ても、どのジャンルが自分に合うのか判断しづらいです。まずは、紙でもメモアプリでもいいので、ざっくり自分の棚卸しをしてみてください。
- これまでの仕事・アルバイト経験
- 趣味や、長く続いていること
- お金や時間をかけてきた分野
- 人からよく相談されるテーマ
こうして書き出してみると、「意外とこのジャンルなら話せることが多いかも」という領域が見えてきます。
ジャンル候補を3つに絞る
次に、その棚卸しした内容と、ASPで見た案件情報を照らし合わせて、ジャンル候補を絞っていきます。やることを表にまとめると、こんなイメージです。
| ステップ | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 1 | 自分の経験・興味の棚卸し | 得意・興味のある分野をリスト化する |
| 2 | ASPでジャンルと案件をチェック | 収益化の可能性がある分野を把握する |
| 3 | 経験と案件情報を照合する | 自分に合いそうなジャンル候補を3つに絞る |
最初から1つに決め打ちすると、「やっぱり合わなかった」となったときに身動きが取りづらくなります。3つくらい候補を持っておくと、実際に記事を書きながら「どのジャンルが一番書きやすいか」を試せるのでおすすめです。
キーワードとサイト設計まで落とし込む
ジャンル候補の中から、「これでしばらくやってみよう」と思えるものが決まったら、サイト全体のイメージを軽く設計してみます。
- サイトのメインテーマ(例:20代向け転職と副業情報など)
- メインカテゴリ(例:転職ノウハウ、副業アイデア、スキルアップなど)
- 書けそうな記事の案を10〜30個ほどリストアップする
この時点で、「このテーマならまだまだ書けそうだな」と感じられれば、そのジャンルはあなたにとって長く育てられる可能性が高いです。反対に、記事案がすぐに行き詰まるようなら、別の候補ジャンルも試してみる価値があります。
よくある質問

最後に、アフィリエイトで稼げるジャンル選びについて、よくある質問にQ&A形式で答えていきます。
Q1. 初心者がいきなり金融系のアフィリエイトで稼げるジャンルに挑戦しても大丈夫ですか?
A. 絶対にダメというわけではありませんが、かなり難易度は高めです。
金融系はたしかにアフィリエイトで稼ぎやすいジャンルの一つですが、専門知識や信頼性が強く求められますし、企業や大手メディアとの競争にもなります。アフィリエイト初心者が1サイト目から全力で金融に行くよりは、
- 自分の経験が活かせるジャンル
- 中〜やや高単価で、案件数も十分あるジャンル
で成果を出してから、段階的に金融ジャンルに広げていくほうが、現実的で挫折しにくいと思います。
Q2. アフィリエイトで稼げるジャンルは特化ブログじゃないとダメですか?
A. 特化ブログでないと絶対に稼げない、ということはありません。
ただ、ジャンルがバラバラな完全な雑記ブログだと、読者から見ても「何のブログなのか」が分かりづらく、アフィリエイトで稼げるジャンルとして育ちにくい側面はあります。そこでおすすめなのが、
- 関連性の高いテーマを2〜3個に絞った「ゆる特化ブログ」
です。たとえば「転職・副業・スキルアップ」「美容・ダイエット・ライフスタイル」など、読者から見ても一貫性のある組み合わせにすると、ジャンル全体で信頼を積み上げやすくなります。
Q3. すでに別ジャンルでブログを運営していますが、アフィリエイトで稼げるジャンルに変えたほうがいいですか?
A. 今のジャンルでまったく収益のイメージが持てないなら、方向転換も選択肢に入れてOKです。
とはいえ、これまで積み上げてきた記事やドメインパワーには価値があります。いきなり全捨てするのではなく、
- 今のジャンルの中で、アフィリエイト案件と結びつけられないか探してみる
- カテゴリを整理して、少しずつ稼げるジャンル寄りに軌道修正する
といった方法も検討してみてください。完全にゼロから別ジャンルで立ち上げるより、「今ある資産を活かしながら、アフィリエイトで稼げるジャンルに寄せていく」ほうが、トータルでは効率的なケースも多いです。
まとめ:今日からできる最初の一歩
この記事のポイントを簡単に整理しておきます。
- アフィリエイトで稼ぎやすいジャンルは、「単価・市場の厚み・自分との相性」の3つで考えると失敗しにくいです。
- 転職、美容、オンライン学習、VOD、サーバーなどは、代表的なアフィリエイト向きジャンルです。
- 初心者は「自分の経験がある × 中〜やや高単価」のジャンルから始めると、嘘のないコンテンツで勝負しやすくなります。
- YMYL色が強いジャンルや、ASP案件が少なすぎるジャンル、興味ゼロのジャンルは、稼げない・続かないリスクが高いです。
- ASPで案件を確認し、自分の棚卸しと掛け合わせることで、自分だけの「稼ぎやすいジャンル」が見えてきます。
そして、今日からできる最初の一歩はとてもシンプルです。
- まずは、自分の経験・興味・お金や時間を使ってきた分野を10〜20個ほど書き出す
- 次にASPにログインして、そのリストに近い案件がどれくらいあるかをチェックする
この2つをやるだけで、「なんとなく評判のいいジャンルを選ぶ」段階から、「自分にとって現実的に戦えるジャンルを選ぶ」段階へと、一気に視点が変わります。ここから先は、今日決めたジャンルで少しずつ記事を書きながら、自分なりのアフィリエイトで稼げるジャンルを育てていきましょう。



