このページでは、WordPressのリリースノートとリリース予定をうまく味方につけて、落ち着いてアップデートできるようになる考え方とチェックの流れをまとめました。
wordpressリリースノートとリリース予定をざっくり整理

まずは、WordPressのリリースまわりで出てくる用語や考え方をざっくり整理して、この記事全体の地図にしておきます。
wordpressのリリースの種類をざっくり理解しよう
最初に、WordPressのリリースの種類をおさらいしておきます。WordPressのリリースノートには、ざっくり次のようなタイプがあります。
| リリースの種類 | 例にあたる表記 | 主な目的 | 影響度のイメージ |
|---|---|---|---|
| メジャーリリース | 6.0 → 7.0 のような数字の大きな変化 | 新機能の追加や大きな仕様変更 | 高い(画面の見た目や操作が変わることもある) |
| マイナーリリース | 6.0.1 のように末尾の数字が増えるもの | 不具合修正や小さな改善 | 中(基本は互換性を意識した更新) |
| セキュリティリリース | マイナーリリースと同じ形式で含まれることが多い | 脆弱性への対応 | 高い(できるだけ早く対応したい) |
実務的には、次のようにイメージしておくと分かりやすいです。
- メジャーリリース:新機能が増えて便利になるが、慎重にテストしたいタイミング
- マイナーリリース:基本は上げる方向で考えつつ、念のため検証したい更新
- セキュリティリリース:多少手間でも、できるだけ早めに対応したい更新
wordpressリリースノートで分かること
WordPressのリリースノートには、だいたい次のような情報がまとまっています。
- 追加された機能や、仕様が変わった箇所
- これまで報告されていた不具合の修正内容
- セキュリティ関連の修正が含まれているかどうか
- テーマやプラグイン開発者向けの技術的な変更点
つまり「何が変わったのか」「自分のサイトに影響しそうか」を判断するための材料が詰まったページ、というイメージです。ただ、英語のページだったり専門用語が多かったりして、正直とっつきにくいですよね。この記事では後半で「最低限ここだけ見ればOK」という読み方も整理していきます。
wordpressリリース予定を知ると何がうれしいか
WordPressのリリース予定をざっくりでも把握しておくと、次のようなメリットがあります。
- テスト環境の準備や作業工数を前もって確保できる
- 繁忙期やキャンペーン中など、さわりたくない時期を避けてアップデートできる
- クライアントや社内への説明がしやすくなる
- 長期間アップデートしないまま、気づいたらバージョンが大きく古くなる…という状態を防げる
特に制作会社や社内のWeb担当者は、リリース予定をざっくりカレンダーにメモしておくだけでも、運用のストレスがかなり減ります。
wordpressリリースノートを確認できる主な場所

ここからは、WordPressのリリースノートを実際にどこで確認すればいいのか、代表的なパターンを整理していきます。
管理画面(ダッシュボード)で確認する
いちばん手軽なのが、WordPressのダッシュボードから確認する方法です。
- ログイン後、「更新」や「ダッシュボードのお知らせ」にバージョンアップの案内が出る
- その中の「詳細を表示」などのリンクから、リリースノート相当の情報に飛べる
- 日本語環境でも、簡単な概要であれば日本語で分かることが多い
運用担当の方は、まずここをチェックして「今どんな更新が来ているのか」「自分のサイトがどこまで上がっているのか」をざっくり把握しておくと安心です。
公式サイト・ニュースで詳しく追いかける
もう少し丁寧に追いかけたい場合は、公式サイトの情報も見ておきたいところです。
- WordPress日本語ローカルサイトのリリース情報
- 本家の英語版ブログの「Releases」カテゴリ
- コミュニティや技術ブログがまとめている変更点レビュー記事
英語が苦手でも、見出しだけざっと眺めれば「大きな変更が多い更新なのか」「バグ修正が中心なのか」くらいはなんとなくつかめます。私は、気になるメジャーリリースのときだけ英語版を開いて、翻訳ツールを使いながら要点を確認することが多いです。
プラグイン・テーマ側のリリース情報もセットで見る
WordPress本体だけでなく、プラグインやテーマの更新情報も合わせて見る習慣をつけておくと、トラブルをぐっと減らせます。
- 多くのプラグインやテーマには、それぞれ簡単なリリースノートがある
- 「どのWordPressバージョンまで対応しているか」が書かれていることが多い
- 本体を更新したのに、プラグインが対応しておらずエラーになる…という事故を防ぎやすい
ここをサボると、「本体の更新は成功したのに、特定のプラグインだけ表示が崩れる」といったことが起きやすいので注意したいところです。
wordpressリリースノートの読み方とチェックのコツ

次に、実際にリリースノートを見るときに「どこからチェックすればいいか」「どこまで読めば十分か」を整理していきます。
リリースノートで最低限チェックしたい項目一覧
まずは、リリースノートを見るときに外したくないポイントを表にまとめます。
| 項目 | ここを見て分かること | 運営者としてのアクション |
|---|---|---|
| 機能追加・変更 | 画面の見た目や操作が変わる部分 | 管理画面やフロントの見た目をテストする |
| 不具合修正 | これまでのバグやトラブルの改善点 | 自分のサイトで似た事例がないか確認する |
| セキュリティ修正 | 脆弱性への対応が含まれているか | 優先度を上げてアップデートを検討する |
| 開発者向け変更 | テーマやプラグインに影響しそうな内部仕様 | 制作会社や開発担当と情報共有する |
| 互換性・要件 | 必要なPHPやデータベースのバージョンなど | サーバーの設定や環境も合わせて確認する |
すべてを細かく読み込まなくても、見出しや太字の部分だけを追っていけば「今回は重めのアップデートかどうか」はだいたいつかめます。
サイト運営者目線でのチェックポイント
運営担当としては、次のような観点でWordPressのリリースノートを読むと判断しやすくなります。
- 自分のサイトで使っている機能に関係する変更があるかどうか
- ブロックエディタ中心なのか、クラシックエディタ中心なのか
- 会員機能やEC機能など、重要な導線に関係する部分が変わっていないか
- 多言語対応やフォーム、予約システムなど、特定のプラグインに大きく依存していないか
私は「このサイトの心臓部になっている機能」を3〜5個メモしておいて、それに関係しそうなキーワードがリリースノートに出てきたら、必ずテスト環境で確認するようにしています。
制作会社・開発者目線でのチェックポイント
制作会社や開発者の立場でWordPressのリリースノートを見るときは、少しだけ視点が変わります。
- テーマやプラグインのフックが変わっていないか
- ブロックエディタ関連のAPIや仕様に変更が入っていないか
- 非推奨(deprecated)になった関数が増えていないか
- 将来のバージョンで削除予定の機能が予告されていないか
このあたりはクライアントには説明しづらい部分なので、「技術的なところはこちらで見ておきます」と割り切りつつ、裏側でしっかり目を通しておきたいところです。
wordpressリリース予定を使ってアップデート計画を立てる

ここからは、WordPressのリリース予定をどう運用に活かしていくか、もう少し具体的にイメージを固めていきます。
wordpressリリース予定が分かる主な情報源
WordPressのリリース予定は、だいたい次のような場所で確認できます。
| 情報源 | 内容のイメージ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 公式のロードマップページ | メジャーリリースの予定時期や大まかな方針 | 制作会社、開発者、社内の技術担当 |
| 開発ブログ・コミュニティサイト | ベータ版や候補版の話題、変更の背景 | 技術的な内容も追いたい人 |
| ホスティング会社や制作会社のブログ | やさしい日本語での解説や実務的な注意点 | サイト運営者、マーケティング担当 |
リリース予定は、細かい日付を「絶対これ」と決め打ちで信じるというより、「このあたりで大きめのアップデートが来そうだな」とつかんでおくくらいがちょうどいい感覚です。
サイト規模別・リリース予定を使ったアップデート方針
サイトの規模や重要度によって、リリース予定の使い方は少し変わります。イメージしやすいように表にまとめます。
| サイトのタイプ | おすすめのアップデート方針 | リリース予定の使い方 |
|---|---|---|
| 個人ブログ・小規模サイト | 自動更新を活用しつつ、問題が出たら戻せる体制にする | メジャーリリースの時期だけ意識しておく |
| 企業コーポレートサイト | ステージング環境でテストしてから本番に反映する | 年間の運用スケジュールにリリース予定を組み込む |
| EC・会員サイトなど重要度の高いサイト | 綿密なテスト計画を立てて、アクセスが少ない時間帯に実施する | メジャーとマイナーの両方のリリース予定をカレンダー管理する |
私の感覚では「個人ブログは多少トラブルが起きても自分でなんとかできるけれど、売上に直結するECサイトだけは絶対に止めたくない」というケースが多いです。同じリリース情報でも、どのサイトをどこまで慎重に扱うかを分けて考えたほうが、アップデート運用はぐっと楽になります。
クライアントワークでのリリース予定の伝え方
制作会社やフリーランスでクライアントサイトを運用している場合、リリース予定をどう伝えるかも地味に大事です。
- 「WordPress本体の大きな更新が近いうちに来そうです」
- 「その前にテスト環境で動作確認を行い、問題なければ本番に反映します」
- 「もしトラブルがあった場合でも、事前に取ったバックアップから戻せるようにしてあります」
この3点をセットで伝えるだけでも、クライアント側の不安はかなり和らぎます。メールやチャットで、WordPressのリリース予定といっしょに「想定スケジュール」と「やることリスト」を軽く共有しておくと、信頼度アップにもつながります。
実務で使えるwordpressリリースノート活用フロー

ここでは、私がよく使っている「リリースノートをこう読んで、こう判断する」という簡単なフローを紹介します。
ステップ1:リリース通知に気づいたら、まず概要だけ確認
まずは通知が出たら、深呼吸して概要だけ確認します。
- ダッシュボードの更新通知を見て、メジャーかマイナーか、セキュリティ対応を含むかを確認する
- リリースノートの見出しだけざっと眺めて、画面の見た目や操作が変わりそうかをチェックする
- セキュリティ修正が含まれていそうなら、普段より優先度を少し上げて扱う
この段階では、細かい本文までは読み込まず、「今回の更新の重さ」をざっくり判断するイメージです。
ステップ2:自分のサイトに関係しそうな部分だけ深掘り
次に、自分のサイトの構成と照らし合わせながら、関係がありそうな部分だけを深掘りしていきます。
- 使っているテーマに近い機能(ブロックテーマ、フルサイト編集など)が触れられていないか
- よく使うプラグインの名前や関連する機能が出てきていないか
- ログイン、決済、問い合わせフォームなど、ビジネスに直結する部分に関する変更がないか
全部を細かく読むのは大変なので、「自分のサイトに関係しそうなキーワードが出てきたら、そこだけ丁寧に読む」というスタイルでも十分です。
ステップ3:テスト環境で試し、問題がなければ本番へ
できれば、次のような流れを習慣にしておくと安心です。
- ステージング環境(本番のコピーサイト)でWordPress本体を更新する
- 代表的なページやフォーム、決済などをサッと触ってみる
- 特に問題がなければ、本番環境もアップデートする
もしステージング環境を用意できない場合は、次の2点だけでもだいぶリスクを減らせます。
- アップデート前に必ずバックアップを取っておく
- アップデート直後に重要なページだけでも目視でチェックする
アップデート前にやっておきたい準備チェックリスト

アップデート前にやっておくと安心なポイントをチェックリストにしておきます。WordPressのリリースノートを読みながら、この表を軽くなぞるだけでも、かなり落ち着いて作業できるようになります。
| チェック項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| バックアップ取得 | データベースとファイル一式を保存する | 復元方法も合わせて確認しておく |
| 変更履歴の共有 | チームやクライアントに更新予定を共有する | メールやチャットで一言でもOK |
| プラグイン・テーマの対応状況確認 | 重要なプラグインの対応バージョンをチェックする | 特にフォームや決済関連を優先 |
| テスト内容のメモ | どのページや機能を重点的に見るかリスト化する | ログイン、決済、問い合わせなど |
| 作業時間帯の調整 | アクセスが少ない時間帯を選んで作業する | BtoBなら業務時間外などがおすすめ |
WordPressのリリースノートとセットで、このチェックリストを毎回回していくと、「なんとなく怖い作業」から「いつものルーチン」に変わっていきます。
よくある質問|wordpressリリースノート・リリース予定

ここでは、WordPressのリリースノートやリリース予定について、よく聞かれる質問にまとめて答えておきます。
Q1. 小さなサイトでも、wordpress リリースノートは毎回ちゃんと読むべきですか?
A. すみずみまで読む必要はありませんが、「どんな種類の更新か」と「セキュリティ修正があるかどうか」くらいは毎回チェックしたほうが安心です。
WordPressのリリースノートの見出しをざっと見るだけでも、「今回は軽めの更新なのか」「慎重にいったほうがよさそうか」はかなり分かります。個人ブログであっても、不正アクセスやスパムのリスクを減らす意味で、セキュリティ関連の項目だけは目を通しておくことをおすすめします。
Q2. wordpress リリース 予定はどのくらい信用していいですか?
A. リリース予定はあくまで「目安」と考えておいたほうが、気持ち的にも楽です。
開発の状況によって前後することもありますが、「この時期はメジャーアップデートが来そうだな」と分かっているだけでも、テスト環境の準備や作業工数の確保に役立ちます。私はカレンダーに「WordPressのメジャーリリース予定」とざっくりメモしておき、近づいてきたら改めて公式ロードマップやニュースを確認する、という運用にしています。
Q3. クライアントには、wordpress リリースノートのどこまで説明すればいいですか?
A. クライアント向けには、細かい技術用語まで説明する必要はありません。
- どんな種類のアップデートなのか(大きな変更か、小さな修正か)
- どんなメリットやリスクがあるのか(セキュリティ、表示崩れなど)
- どんな手順でアップデートを行うのか(テスト → 本番 → 確認)
この3点をやさしい言葉でまとめて伝えれば十分です。WordPressのリリースノートの細かい内容は制作側や技術側でしっかり読み込んでおき、気になる点があればこちらから「こうしておくと安心です」と提案するスタンスにすると、信頼も高まりやすくなります。
まとめ|wordpressリリースノートとwordpressリリース予定を味方に
この記事のポイントを整理します
- WordPressのリリースノートは、「何が変わったか」と「どんなリスクがあるか」を知るための公式情報
- リリースにはメジャー、マイナー、セキュリティなどの種類があり、それぞれ重さが違う
- WordPressのリリース予定を押さえておくと、テストや作業工数を前もって準備しやすい
- サイト規模や重要度によって、アップデートの慎重さやチェック内容を変えると運用しやすい
- バックアップ、テスト、関係者への共有の3点をルーチン化すれば、アップデートへの怖さはかなり減る
今日からできる最初の一歩としては、まず「自分のサイトのアップデートフロー」を簡単にメモに書き出してみてください。
- リリース情報をどこで確認するか
- 誰がリリースノートを読むか
- どこまでテストしたら本番に反映するか
この3つを書き出して、チームやクライアントと共有するだけでも、WordPressのリリースノートとリリース予定がぐっと身近になり、心強い味方になってくれるはずです。



