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WordPressセキュリティプラグイン完全ガイド|導入から運用まで6ステップ

ワードプレス

 

はじめまして。当ブログ管理人の後藤です。

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さて、本題に入ります。

 

 

WordPressサイトのセキュリティが気になって、とりあえずそれっぽいプラグインを入れてみたものの、「これで本当に大丈夫なのかな…」とモヤモヤしている方は多いと思います。

結論から言うと、WordPress向けのセキュリティプラグインは、やみくもに数を増やす必要はなく、目的に合うものを最低限選んで丁寧に運用すれば十分です。

この記事で分かる事

  • WordPressが狙われやすい理由と、まず押さえたい基本の守り方
  • 代表的なWordPressセキュリティプラグインの違いと選び方
  • 自分のサイトに合う組み合わせと、失敗しにくい設定・運用のコツ

 

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WordPressのセキュリティがゆるいとどうなる?基本リスクを整理

最初に、「なぜここまでセキュリティ対策が大事なのか」を軽くそろえておきます。ここをイメージできると、このあと出てくるセキュリティプラグインの役割もすっと入ってくるはずです。

WordPressサイトが狙われる主なパターン

WordPressは世界中で使われているぶん、攻撃者から見ると「効率よく攻撃しやすいターゲット」です。しかも、多くの攻撃は人間ではなくボットと呼ばれる自動プログラムが、淡々と弱そうなサイトを探して回っています。

代表的な攻撃パターンを整理すると、次のような感じです。

攻撃の種類 ざっくり内容 よくあるきっかけ
不正ログイン(総当たり攻撃) パスワードを何度も機械的に試してログインを突破される 「admin」など分かりやすいIDと、短くて弱いパスワード
脆弱性を突いた攻撃 プラグインやテーマのセキュリティホールを利用して侵入される 古いバージョンのプラグインやテーマを長く放置している
ファイル改ざん・マルウェア設置 テーマやプラグインのファイルを書き換えられ、悪意あるコードを埋め込まれる 不正ログインや脆弱性攻撃のあと、そのまま居座られる
スパム投稿・スパムメール送信 勝手に広告記事を書き込まれたり、スパムメールの踏み台にされる コメント欄や問い合わせフォームの防御不足、CAPTCHA未導入

「うちみたいな小さなサイトは狙われないはず」と思われがちですが、ボットから見ると「守りが弱いサイト」から順番に踏み台にしていくイメージです。規模の大小よりも、対策しているかどうかが狙われやすさを左右します。

セキュリティ事故が起きたときに起こること

もしセキュリティが破られてしまうと、実際にはこんなことが起こりやすいです。

  • トップページが書き換えられ、よく分からない広告や英語のメッセージが表示される
  • 問い合わせフォームなどから盗まれた情報が外部に流出してしまう
  • スパムメールの送信元として使われ、サーバー会社から注意や一時停止を受ける
  • 検索結果に「危険なサイト」と表示されて、アクセスが一気に減ってしまう

一度こうしたトラブルが起きると、復旧作業や調査、場合によってはお詫び対応まで必要になり、時間もお金も一気に持っていかれます。だからこそ、「被害に遭ってから考える」のではなく、「最初から守りの仕組みを用意しておく」ことが重要になります。

 

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プラグインに頼りすぎないWordPressセキュリティ対策の全体像

ごとう
ごとう

ここからは「セキュリティ対策の全体像」をざっくりつかんでいきます。いきなりセキュリティプラグインを追加するのではなく、土台を整えたうえでプラグインを重ねるイメージを持ってもらえると分かりやすいです。

まず押さえたい5つの基本セキュリティ対策

WordPressの守りは、次のような“超基本”をしっかりやるだけでも、かなりリスクを下げられます。私自身、これをきちんと回すようにしてから、急なトラブルはぐっと減りました。

  • WordPress本体・テーマ・プラグインをこまめに更新する
  • ユーザーIDとパスワードを強くする(推測されにくいものにする)
  • サイトを常時SSL化(https化)して、通信を暗号化する
  • 定期的にバックアップを取り、戻せる状態をつくる
  • 使っていないテーマ・プラグイン・ユーザーアカウントを削除する

イメージが湧きやすいように、簡単に整理するとこんな感じです。

対策 何をするか ポイント
ソフトの更新 WordPress本体・テーマ・プラグインを最新に保つ 更新通知を放置しない、使っていないものは削除する
強いパスワード 長くて推測されにくいパスワードにする 「admin / 123456」のような組み合わせは絶対に避ける
SSL化 httpをhttpsにする設定を行う 多くのレンタルサーバーで無料SSLが用意されている
バックアップ データベースとファイルを定期的にコピーして保存 「何かあったら戻せる状態」を必ずつくっておく
不要なものの削除 使っていないテーマやプラグイン、ユーザーを消す 放置されたプラグインが“攻撃の入口”になりやすい

この土台を整えたうえで、セキュリティプラグインで「ログイン周り」や「不審な動きの検知」をプラスしていく、という順番がおすすめです。

サーバー・ネットワーク側のセキュリティとの役割分担

WordPressの守りは、ざっくり言うと「サーバー側」と「WordPress側」の二階建て構造になっています。レンタルサーバーやクラウドサービスには、ファイアウォールや不正アクセス防御などの仕組みが最初から組み込まれていることが多いです。

それぞれの役割イメージは次のとおりです。

レイヤー 主な担当者
サーバー・ネットワーク レンタルサーバーのWAF、IDS/IPS、ウイルスチェックなど サーバー会社・インフラ担当者
WordPress本体 ログイン機能、ユーザー権限、標準のセキュリティ機能 サイト管理者
セキュリティプラグイン ログイン防御、ファイル監視、マルウェアスキャンなど サイト管理者

サーバー側の設定は自分では触れない部分も多いので、「このサーバーにはどんなセキュリティ機能が入っているのか」を一度確認しておくと安心です。そのうえで、ログイン画面や管理画面など「WordPress特有の部分」をセキュリティプラグインで補強していく、という分担で考えるとスッキリします。

WordPressセキュリティプラグインでできること・できないこと

ごとう
ごとう

ここからは、いよいよ本題のセキュリティプラグインの話に入ります。ただ、「プラグインさえ入れておけば全部安全」というイメージは誤解なので、できることとできないことを一度切り分けておきます。

プラグインでカバーしやすい範囲

一般的なWordPressセキュリティプラグインが得意とするのは、主に次のような領域です。

  • ログインページまわりの防御(総当たり攻撃のブロック、ログイン試行回数の制限など)
  • 管理画面への不正アクセス対策(IP制限、ログインURLの変更など)
  • マルウェアスキャン(怪しそうなファイルの検出)
  • ファイル改ざん検知(重要なファイルに変更がないか監視)
  • セキュリティログの記録と通知(何が起きたかを後から追えるようにする)

代表的な機能と、防げるリスクの関係をまとめると、次のようになります。

機能 防げるリスク 代表的なプラグイン例
ログイン試行制限・CAPTCHA 総当たりによる不正ログイン All In One WP Security & Firewall など
ログインURL変更・管理ページ保護 /wp-login.php や /wp-admin/ への攻撃集中 SiteGuard WP Plugin など
ファイアウォール(WAF) 既知の攻撃パターンや不正なリクエストのブロック Wordfence Security、MalCare など
マルウェアスキャン 改ざんファイルや悪意あるコードの検出 Wordfence、MalCare など
ファイル改ざん検知 テーマ・プラグインファイルの勝手な変更 All In One WP Security & Firewall など

こうした機能は、特にログイン周りやWordPressの動き方と密接に結びついているため、セキュリティプラグインに任せるのが効率的です。

 

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プラグインでは守りきれない範囲

一方で、「セキュリティプラグインを入れたからもう安心」と思ってしまうのは危険です。プラグインにも、どうしても守りきれない範囲があります。

  • サーバーOSやPHPなど、WordPressより下の層にあるソフトの脆弱性
  • ネットワーク機器の設定ミスや、サーバー会社側の障害
  • 管理者のパスワード使い回しなど、人間の運用によるミス
  • 他サービスから流出したID・パスワードを使った“なりすましログイン”

このあたりは、サーバー側のセキュリティや、社内のルールづくりとセットで考える必要があります。つまり、「サーバー側の対策」+「WordPress本体の基本設定」+「セキュリティプラグイン」の三段構えで考えると、現実的でバランスのよい守りになります。

失敗しないWordPressセキュリティプラグインの選び方

ごとう
ごとう

ここからは、多くの方が気になっている「結局どのプラグインを選べばいいの?」という部分を整理していきます。名前だけ知っている有名どころをなんとなく入れるのではなく、「自分のサイトに必要な機能」を基準に考えるのがポイントです。

機能チェックリストと選定の優先順位

セキュリティプラグインを選ぶとき、最低限チェックしておきたいポイントを表にまとめました。

チェック項目 見るポイント 目安
ログイン防御機能 ログイン試行回数制限、CAPTCHA、二要素認証があるか 管理者ユーザーが多いサイトほど重要度が高い
ファイアウォール 不正アクセスを自動でブロックできるか 海外からのアクセスが多いサイトで特に有効
マルウェアスキャン スケジュールスキャンや自動検査に対応しているか プラグイン追加や更新が多いサイトに欲しい
日本語対応・情報量 管理画面や公式ドキュメントが日本語かどうか 初心者は日本語の情報が多いものを優先
サーバー負荷 レビューなどで「重い」という声が多くないか 共有サーバーでは特に慎重に確認したい

私なら、だいたい次の順番で優先度を見ていきます。

  • まずは「ログイン防御」がしっかりしているか
  • 次に「ファイアウォール」「マルウェアスキャン」の有無と使いやすさ
  • 最後に「通知の分かりやすさ」「日本語の情報量」「サーバーへの負荷」

この優先順位で見ていくと、「とりあえず有名だから入れる」という選び方から一歩抜け出して、「自分のサイトに本当に合ったWordPressセキュリティプラグイン」を選びやすくなります。

無料・有料の違いと決め方

セキュリティプラグインには、無料でも十分実用的なものと、有料プラン前提で活用するタイプがあります。ざっくりした考え方は次のようなイメージです。

  • 個人ブログや小さめのコーポレートサイト
    → まずは無料のセキュリティプラグインで十分なことが多い
  • アクセスが多いメディアサイト、会員制サイト、ECサイト
    → 有料のWAFやマルウェアスキャン、サポート付きプランも検討する

有料プランになると、マルウェアの自動駆除や、より細かいファイアウォールルール、専門チームによるサポート対応などが強化されるケースが多いです。「トラブルが起きたとき、自分でどこまで対応できるか」を目安に、投資するレベルを決めるのが現実的だと思います。

 

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おすすめのWordPressセキュリティプラグイン7選

ごとう
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ここからは、私が「このあたりを押さえておけば大きく外さない」と感じている、代表的なWordPressセキュリティプラグインを紹介します。用途別にざっくり分けているので、自分のサイトに近いところからチェックしてみてください。

無料で使いやすい定番セキュリティプラグイン3つ

まずは、無料でもかなりしっかり守ってくれる定番どころからです。

  • All In One WP Security & Firewall
    多機能なオールインワン型のセキュリティプラグインです。ログイン防御、ファイアウォール、ファイル監視など、基本的な機能がひととおりそろっていて、無料で使える範囲も広いのが魅力です。
  • SiteGuard WP Plugin
    日本の企業が開発している、ログイン画面の防御に強いプラグインです。ログインURLの変更や画像認証、ログインアラートなど、「管理画面に入られないようにする」ための機能が分かりやすくまとまっています。日本語のマニュアルが充実しているのも安心ポイントです。
  • Jetpack(セキュリティ関連モジュール)
    Jetpackを利用している場合は、その中のセキュリティ機能を活用する方法もあります。ログイン保護やダウンタイム監視などをまとめて扱えるうえ、有料プランを使えばバックアップ機能なども追加できます。「なるべくプラグインを増やしたくない」という場合には検討する価値があります。

ログイン周りをまず固めたいならSiteGuard、サイト全体をまとめて強化したいならAll In One WP Security、といった選び方がしやすいと思います。

より強力な防御がほしい人向けプラグイン4つ

次に、より強力なファイアウォールやマルウェアスキャンが欲しい方向けのプラグインです。無料でも一部機能は使えますが、本気で守りたい場合は有料プランを前提に考えるタイプも含まれます。

プラグイン名 特徴 向いている人
Wordfence Security 強力なファイアウォールと詳細なマルウェアスキャン、ログイン防御を備えた総合セキュリティプラグイン 海外からのアクセスが多いサイトや、セキュリティログを細かく確認したい管理者
MalCare Security サイトの外側からスキャンするクラウド型マルウェア検知が特徴で、スキャンによるサーバー負荷を抑えやすい プラグインによる動作の重さが心配な人や、検知精度と軽さの両立を重視したい人
Solid Security(旧iThemes Security) ログイン防御からファイル監視まで、多彩な設定項目を細かくチューニングできる 自分でセキュリティポリシーを決めて運用したい、中〜上級者寄りの管理者
Sucuri Security 監査ログやファイル完全性チェック、外部WAFサービスとの組み合わせに強みを持つ CDNやWAFなどインフラ側も含めて、本格的に固めていきたいサイト

まずは日本語情報の多いAll In One WP SecurityやSiteGuardを試しつつ、必要に応じてWordfenceやMalCareなど、より強力なプラグインを検討していく流れが現実的だと思います。

WordPressセキュリティプラグインの導入手順と設定のコツ

ごとう
ごとう

どのプラグインにするかイメージがついてきたら、次は「実際に入れるときに気をつけたいポイント」です。ここでは、導入前後の流れと、つまずきやすいところをまとめておきます。

インストール前に必ずやること

セキュリティプラグインに限りませんが、「入れる前のひと手間」がトラブルをかなり減らしてくれます。最低限、次の準備だけは習慣にしておきたいところです。

  • バックアップを取る(プラグイン・テーマ・データベースのセット)
  • 現在のログインURLや管理者ID、メールアドレスを書き留めておく
  • すでにセキュリティ系プラグインが入っていないか確認する
  • レンタルサーバー側のWAFやセキュリティ機能のオン・オフ設定を確認する

特に、SiteGuardのようにログインURLを変更するタイプのプラグインは、設定を把握していないと、自分が管理画面に入れなくなることがあります。面倒でも、バックアップとメモは毎回セットでやっておきましょう。

プラグイン導入の基本ステップ

WordPress管理画面から、セキュリティプラグインを入れるときの流れはどれも大きくは変わりません。ステップごとのポイントを整理すると、次のようになります。

ステップ 管理画面でやること 注意点
1 「プラグイン」→「新規追加」で目的のプラグインを検索 似た名前のプラグインがないか、提供元の情報もあわせて確認する
2 インストールして有効化する 有効化したタイミングでログインURLが変わるプラグインもあるので注意
3 初期設定ウィザードがあれば、その案内に沿って設定する 「推奨設定をまとめてON」にする前に内容をざっと読んでおく
4 ログイン防御やファイアウォールなど、重要な機能を優先的にONにする いきなり全部ONにせず、少しずつ強度を上げていく
5 一度ログアウトしてから、再度ログインできるかテストする ロックアウトされたときの解除方法も事前にマニュアルで確認しておく

特に最初のうちは、「せっかくなら一番強い設定にしておこう」と思って、基準を上げすぎてしまいがちです。その結果、自分や社内メンバーまでブロックしてしまうこともあります。強めのルールを有効化するときは、別ブラウザやシークレットウィンドウでログインテストをしておくと安心です。

ありがちなトラブルとリカバリーの流れ

セキュリティプラグイン導入時に、よく相談されるトラブルと、そのときの動き方も先に知っておくと焦らずに済みます。

  • 管理画面やログイン画面に入れなくなった
    SiteGuardやAll In One WP Securityなどの設定を落ち着いて確認します。それでもダメな場合は、FTPやサーバーのファイルマネージャーから該当プラグインのフォルダ名を一時的に変更し、強制的に無効化する方法があります。
  • サイトが目に見えて重くなった
    マルウェアスキャンの頻度や対象を見直し、一度プラグインを停止して軽くなるかチェックします。原因が特定できたら、設定を調整するか、別のプラグインへの乗り換えも検討します。
  • 日本語情報が少なく、設定項目の意味が分からない
    重要そうな項目以外は、ひとまずデフォルトのままにしておきます。そのうえで、公式ドキュメントや信頼できそうな解説記事を参照しながら、少しずつ理解していくのがおすすめです。

最悪の場合でも「プラグインを止めれば元に戻せる」と知っているだけで、怖がらずに試しやすくなります。

 


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セキュリティプラグイン運用のコツとチェックリスト

ごとう
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セキュリティプラグインは、入れて終わりではなく、「どう運用するか」で効果が変わってきます。とはいえ、毎日難しいログをにらみ続ける必要はありません。ここでは、無理なく続けられるチェックポイントをまとめます。

毎日・毎週・毎月のチェックポイント

細かく決めすぎると続かないので、ざっくりとしたリズム感で考えていきましょう。

  • 毎日〜数日に一度
    ・自分のサイトに普通にアクセスできるか
    ・管理画面にエラーや警告が出ていないか
    ざっと見るだけでも違います。
  • 毎週〜数週間に一度
    ・セキュリティプラグインやWordPress本体、テーマの更新を確認
    ・不審なログイン試行やブロックログが急に増えていないかを見る
  • 毎月〜数か月に一度
    ・不要になったプラグインやユーザーアカウントを整理
    ・バックアップから実際に復元できるか、テストをしてみる

「全部完璧にやろう」とすると、どこかで息切れしてしまいます。チームで運用している場合は、「最低限ここだけは守る」というラインを共有しておくだけでも、セキュリティレベルは安定しやすくなります。

プラグインは「足し算」ではなく「引き算」で考える

セキュリティが不安になると、「とにかくたくさんセキュリティプラグインを入れよう」と考えがちですが、実は逆効果になることも多いです。

  • 似た機能のプラグイン同士がぶつかり、サイトが重くなる
  • どのプラグインが何をしているのか分からなくなり、設定ミスの原因になる
  • プラグインの数が増えるほど、そのプラグイン自体の脆弱性リスクも増える

私のおすすめ構成は、だいたい次のどちらかです。

  • 「オールインワン型」+「ログイン特化」の最大2〜3個までに絞る
  • サーバー側のWAFを活用しつつ、「シンプルなログイン防御プラグイン」を1つ追加する

WordPressセキュリティプラグインを選ぶときは、「守りたいポイントを最小限の組み合わせでカバーする」という、引き算の視点をぜひ意識してみてください。

 


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よくある質問(WordPressセキュリティプラグイン編)

ごとう
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最後に、よく聞かれる質問とその答えをQ&A形式でまとめました。気になっていた部分があれば、ここでスッキリさせておいてください。

Q1. 無料のWordPressセキュリティプラグインだけで十分ですか?

A1. 個人ブログや小規模な企業サイトであれば、無料のWordPressセキュリティプラグインだけでも十分なケースは多いです。大切なのは、「無料か有料か」よりも、「基本的なセキュリティ対策」「プラグインの設定」「日々の運用」がきちんと回っているかどうかです。

ただし、会員制サイトやオンラインショップなど、もし事故が起きたときのダメージが大きいサイトでは、有料のWAFやマルウェア駆除サービスとの併用も真剣に検討したほうが安心です。

Q2. セキュリティプラグインは何個まで入れていいですか?

A2. 明確な上限が決まっているわけではありませんが、私は「セキュリティ系プラグインは2〜3個まで」を目安にしています。オールインワン型プラグインと、ログイン防御に特化したプラグインを組み合わせるくらいが、現実的で運用しやすい構成です。

似た機能を持つプラグインをいくつも入れてしまうと、ルールがバッティングして予期せぬエラーの原因になります。「このプラグインは何を担当しているのか」「役割が被っていないか」を、導入前に必ずチェックしましょう。

Q3. セキュリティ機能つきのサーバーなら、プラグインは不要ですか?

A3. セキュリティ機能がしっかりしたレンタルサーバーを使っている場合でも、私はセキュリティプラグインの併用をおすすめします。サーバー側はネットワークやOSレベルの守りが得意ですが、WordPressのログイン画面や管理画面まわりの細かい制御は、プラグインのほうが対応しやすいからです。

サーバーのWAFで“外側”を守りつつ、セキュリティプラグインで“内側”を守るイメージで組み合わせると、過不足のない防御になります。

まとめ|WordPressセキュリティプラグインで安全なサイトを育てる

ここまでの内容をコンパクトに整理します。

  • WordPressは世界中で使われており、何も対策しないと自動攻撃の的になりやすい
  • まずは「更新・パスワード・SSL・バックアップ・不要なものの削除」という基本対策が土台として重要
  • セキュリティプラグインは、ログイン防御やファイアウォール、マルウェアスキャンなどを補強する役割
  • プラグインは2〜3個までに絞り、役割が被らないように組み合わせるのが安全で運用しやすい
  • 導入前のバックアップと、導入後の定期的なチェックが、トラブル防止のカギになる

今日からできる最初の一歩としては、次の流れを試してみてください。

  • WordPress本体・テーマ・プラグインの更新状況を確認し、バックアップの仕組みを整える
  • SiteGuard WP Plugin や All In One WP Security & Firewall など、気になるセキュリティプラグインを1つインストールしてみる
  • 本当に必要な機能だけを残すつもりで設定を調整し、自分のサイトに合った守り方を見つける

セキュリティは、「一気に完璧を目指す」というより、「できることから少しずつレベルを上げていく」ものです。この記事が、あなたのWordPressサイトを安心して育てていくための、最初の一歩になればうれしいです。

 

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