WordPressのトップにおしゃれなスライダーを入れたいけれど、プラグインが多すぎて何を選べばいいか分からない、ということはありませんか。
結論から言うと、WordPressで使うスライダープラグインは「サイトの目的」と「表示速度」を軸に選べば、大きな失敗はだいたい避けられます。
ひと通り読めば、「どのプラグインを選んで、どう設定すればいいか」がかなりクリアになるはずです。
WordPressでスライダーを使うと何が変わる?

まずは、そもそもスライダーとは何なのか、似た機能との違いや、WordPressサイトに入れる意味について整理しておきます。なんとなく「動いていてかっこいいから」という理由だけで入れると、あとで調整が大変になります。
スライダー・スライドショー・ギャラリーの違いをざっくり整理
名前が似ている機能が多いので、一度まとめておきましょう。
| 機能名 | 主な役割 | ユーザーの動き | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| スライダー(カルーセル) | 画像やバナーを横に切り替えて見せる | 自動再生+矢印やドットで操作 | トップのメインビジュアル、キャンペーン告知 |
| スライドショー | 写真を順番に見せることがメイン | 基本は眺めてもらう前提 | 作品集、フォトギャラリー |
| 画像ギャラリー | 画像一覧をタイル状に並べる | 気になる画像をクリックして拡大 | ブログ記事の中の写真一覧 |
| 静止バナー | 1枚の画像で訴求する | クリックしてもらうのが目的 | キャンペーンやセミナーの告知など |
この記事で扱う「スライダー」は、一番上の行の機能をイメージしてもらえればOKです。複数の画像やメッセージを、省スペースで順番に見せられるのが特徴です。
私の感覚としては、「トップの一等地を用途別に区切って見せていくための仕掛け」というイメージに近いです。サービス紹介や事例など、1枚だけでは伝えきれない情報をまとめて見せたいときにスライダーが活躍します。
WordPressでスライダーを設置する3つの方法
WordPressでスライダーを表示する方法は、大きく分けて次の3つです。
- テーマに最初から付いているスライダー機能を使う
- 専用のWordPressスライダープラグインを入れて使う
- テーマをカスタマイズして自作する(HTML / CSS / JavaScript)
多くのサイト運営者にとっておすすめしやすいのは、プラグインで実装する方法です。
- コードを書かなくても、管理画面から操作できる
- テーマを変えてもスライダーを引き継ぎやすい
- デザインや動きのテンプレートが豊富に用意されていることが多い
テーマ付属のスライダーは、そのテーマに最適化されている分、デザインがそろいやすいというメリットがあります。ただ、別テーマに乗り換えるときに一から作り直しになるケースが多いです。自作は自由度が高い反面、不具合や仕様変更への対応も自分で背負う必要があります。
スライダーを入れるメリットとデメリット
スライダーは便利な反面、デメリットもあります。両方を理解したうえで導入した方が、後悔は少なくなります。
メリット
- 複数のサービスや記事をトップの一等地にまとめて紹介できる
- 動きが加わることで、第一印象を華やかにできる
- キャンペーンや新着情報を差し替えやすく、更新に強い
デメリット
- 画像点数が増えるほど、ページが重くなりやすい
- 自動再生に頼りすぎると、読んでほしい情報が流れてしまうことがある
- スマホだとボタンや文字が小さくなり、タップしづらい場合がある
私の経験上、一番多い失敗は「とりあえず全部スライダーに入れる」パターンです。メッセージを3つ程度に絞るだけでも、見た目も分かりやすさも一気に良くなります。
WordPress スライダープラグインを選ぶ前に決めておきたいこと

ここからは、具体的なWordPressのスライダープラグインを選ぶ前に、先に決めておくと選びやすくなるポイントを整理します。ここが固まっていると、プラグイン選びがかなり楽になります。
まず「どこで」「何を」見せたいかを決める
どんなに評判が良いプラグインでも、使う場所と目的が曖昧だと活かしきれません。
例えば、こんなパターンがあります。
- コーポレートサイトのトップで、サービスや事例をスライド表示したい
- ブログのトップで、人気記事やおすすめ記事を見せたい
- ネットショップで、推しの商品やセール品を回したい
- ポートフォリオサイトで、作品や写真を順番に見せたい
目的によって、欲しくなる機能が変わります。
- 記事を自動で読み込んでスライドしたい → 投稿スライダー対応のプラグイン
- 商品をスライド表示したい → WooCommerceの商品スライダーに対応したプラグイン
- 写真の見せ方にこだわりたい → アニメーションやレイヤー機能が豊富なプラグイン
このあたりをざっくり決めておくだけで、「このプラグインは合う」「これは方向性が違う」がはっきりしてきます。
WordPressのスライダープラグイン選びのチェックリスト
次に、私が実際の制作でよく見るポイントを、チェックリストとしてまとめます。
| チェック項目 | こんなときに重要 | メモ |
|---|---|---|
| ブロックエディタ対応 | コードを書きたくない | ブロックでそのまま挿入できると楽 |
| レスポンシブ対応 | スマホユーザーが多い | 画像のトリミングや高さ調整がしやすいか |
| 画像以外の対応 | 投稿や商品も見せたい | 投稿スライダー、商品スライダーに対応しているか |
| 日本語表示・サポート | 初心者の方 | 管理画面が日本語だと迷いにくい |
| 表示速度への配慮 | SEOや広告運用を意識したい | 画像圧縮や遅延読み込みに対応しているか |
| 更新の頻度 | 長く運用したい | しばらく更新されていないプラグインは避ける |
全部を完璧に満たす必要はありませんが、「ブロックエディタ対応」と「レスポンシブ」は、多くのWordPressサイトでほぼ必須に近いと感じています。
無料版と有料版、どちらを選ぶべきか
多くのスライダープラグインには、無料版と有料版があります。
ざっくりした目安は次のイメージです。
- 個人ブログや小規模サイト → まずは無料版で十分なことが多い
- 企業サイトやLPでしっかり見せたい → 無料版で試して物足りなければ有料版を検討
有料版で増えることが多い機能は、次のようなものです。
- スライドデザインのテンプレート数
- アニメーションの種類の豊富さ
- レイヤー(テキストやボタン)の細かい制御
- サポートやアップデートの保証
私のおすすめは、「まず無料版をしっかり触ってみて、それでも必要だと感じた機能があれば有料版を検討する」という順番です。いきなり有料版に飛びつくより、操作感や相性を確かめてからの方がムダがありません。
おすすめのWordPressスライダープラグイン比較

ここからは、私が制作現場でよく名前を聞いたり実際に使ったことがある、代表的なWordPressスライダープラグインをまとめて紹介します。まず一覧で特徴をざっとつかんでから、気になったものを深掘りしていきましょう。
主要WordPress スライダープラグイン比較表
| プラグイン名 | 得意分野 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Smart Slider 3 | デザイン性の高いスライダー | 中 | テンプレ豊富、ドラッグ&ドロップで編集 |
| MetaSlider | シンプルな画像スライダー | 低 | 軽くて操作が分かりやすい |
| Slider by 10Web | 画像+動画+投稿 | 中 | 動画やギャラリー表示に強い |
| Slideshow | かんたんスライドショー | 低 | 最低限の機能で直感的に使える |
| Slider Revolution | 高度なアニメーション | 高 | レイヤーを細かく動かせる |
| VK Blocksなど | 国産・ブロック型 | 低〜中 | ブロックエディタに統合しやすい |
この中から2〜3個に絞って試してみるだけでも、自分との相性がかなり見えてきます。
Smart Slider 3:デザイン重視の王道プラグイン
Smart Slider 3は、「とにかく見栄えの良いスライダーを作りたい」ときにまず候補に上がるプラグインです。
- ドラッグ&ドロップでスライドを編集できる
- 画像・動画・テキスト・ボタンなどをレイヤーとして自由に配置できる
- スマホ用のレイアウトを個別に調整できる
私も企業サイトのトップスライダーを作るときによく使います。「多少時間をかけてでも、しっかり見せたい」という場面では、非常に頼りになる存在です。
唯一のハードルを挙げるなら、機能が多いぶん最初は管理画面に圧倒されることです。ただ、最初はテンプレートをベースに、テキストと画像を差し替えるだけでも十分きれいなスライダーになります。
MetaSlider:シンプルで軽い定番プラグイン
MetaSliderは、「難しいことはしたくないけれど、ちゃんとしたスライドが欲しい」という人に向いている、定番のスライダープラグインです。
- 写真やバナーを選んで並べるだけでスライダーが作れる
- ショートコードやウィジェットで、好きな場所に挿入できる
- 比較的軽量で、表示速度への負担が少なめ
個人ブログや情報量の多いメディアサイトで、「トップにちょっとだけおすすめ記事を回したい」といった場面にぴったりです。
Smart Slider 3ほど派手な演出はできませんが、そのぶん迷いどころが少なく、WordPressに慣れていない人でも扱いやすいのが強みです。
Slider by 10Web / Slideshow:動画や投稿を混ぜたい人向け
画像だけでなく、動画や投稿も混ぜてスライダーを作りたい場合は、Slider by 10WebやSlideshowのようなプラグインが候補に入ります。
- 画像スライドに動画を組み合わせられる
- 投稿やカスタム投稿タイプをスライドとして読み込めるものがある
- ギャラリー表示とスライダー表示を切り替えられるタイプもある
例えば、サービス紹介の動画を背景に流しつつ、その上にテキストとボタンを重ねたいときなど、少しリッチな見せ方をしたい場面で便利です。
ただし、動画を多用するとどうしても読み込みが重くなりやすいので、枚数や画質は意識して絞り込んだ方が安心です。
Slider Revolution:表現力は最強クラスだが中級者向け
Slider Revolutionは、WordPressのスライダープラグインの中でも、表現力の高さで有名な存在です。
- レイヤーごとに細かいアニメーションを設定できる
- スライダーだけでなく、ヒーローヘッダーや動画背景などにも応用できる
- テンプレートが非常に豊富で、海外サイトのようなリッチな見せ方が可能
その分、設定項目も多く、初めてWordPressに触る人には少しハードルが高めです。私も導入するときは、ある程度WordPressに慣れていて、サイト全体にしっかり時間と予算をかけられる案件に絞るようにしています。
また、高機能なプラグインほど、定期的なアップデートやメンテナンスが重要になります。プラグインの管理画面やダッシュボードの通知をチェックして、こまめに更新しておきましょう。
VK Blocksなど国産・ブロック型のスライダー
国産テーマを使っている場合や、ブロックエディタ中心でサイトを作っている場合は、VK Blocksのようなブロック型プラグインも相性が良いです。
- ブロックエディタの中で「スライダー」ブロックとして扱える
- 日本語のドキュメントや解説記事が見つけやすい
- 対応テーマとの組み合わせで使うと、デザインが崩れにくい
「難しい設定画面は苦手だけど、ブロックの追加くらいなら問題ない」という方には、とても扱いやすい選択肢です。スライダー専用プラグインだけでなく、「ブロックセットの中の機能」として提供されているタイプもあるので、今使っているテーマとの組み合わせで検討してみてください。
WordPress スライダープラグインの基本的な使い方

ここからは、実際にスライダープラグインをどう使うか、全体の流れをイメージできるように解説します。例としてSmart Slider 3を取り上げますが、他のプラグインでも大まかなステップは似ています。
Smart Slider 3の導入フローを例に解説
まずは、ざっくりとした導入の流れを表にしてみます。
| ステップ | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | プラグインをインストール・有効化 | 管理画面の「プラグイン」から検索 |
| 2 | 新しいスライダーを作成 | テンプレートから選ぶと楽 |
| 3 | スライドを追加 | 画像をアップロードしてテキストを入れる |
| 4 | 自動再生や矢印などの動きを設定 | 切り替え速度を早くしすぎない |
| 5 | 表示用のブロックやショートコードをコピー | 設置したいページで使う |
| 6 | PC・タブレット・スマホ表示を確認 | 文字サイズやボタンの押しやすさをチェック |
私が作業するときも、ほぼこの順番で進めます。最初から細かいアニメーションを作り込むより、「必要なスライドを入れて、PCとスマホで違和感なく読めるか」を先に確認する方が、仕上がりが安定しやすいです。
ブロックエディタでスライダーを挿入する方法
ブロックエディタ対応のスライダープラグインなら、基本的には次のような流れで挿入できます。
- 固定ページや投稿の編集画面を開く
- 「+」からプラグイン専用のスライダーブロックを選ぶ
- 作成済みのスライダーを選択するか、その場で新規作成する
- プレビューで表示を確認しながら配置を微調整する
ブロックエディタ非対応のプラグインの場合は、ショートコードを使うパターンが多いです。スライダーを作成すると、[example_slider id=”1″] のようなショートコードが発行されるので、それを貼り付けたい場所にコピペすれば表示できます。
個人的には、ブロックエディタ対応のスライダープラグインの方がレイアウトのイメージをつかみやすく、誤操作も少ないと感じています。
スマホ表示とデザインを整えるちょっとしたコツ
スライダーは、PCよりもスマホで見る人の方が多いケースもあります。スマホ表示を整えるときのコツをいくつか挙げておきます。
- 文字を詰め込みすぎない(1スライド1メッセージを意識する)
- ボタンは指で押しやすい大きさを確保する
- 上下の余白を少し広めに取り、窮屈にしない
- スライドの高さを固定しすぎず、画像が極端に切れないようにする
私も、PCでかっこよく作って満足してしまい、あとからスマホで見て「文字が小さくて読めない…」と気づいたことが何度もあります。必ず実機かブラウザのスマホ表示で確認しながら、フォントサイズや余白を調整するのがおすすめです。
スライダーとSEO・表示速度・UXの付き合い方

ここからは、WordPressのスライダープラグインを使ううえで避けて通れない「速度」「SEO」「ユーザー体験」の話をまとめます。プラグイン選びと同じくらい大事なポイントです。
ページ速度を落とさない画像と設定のポイント
スライダーは画像を複数読み込むため、そのまま使うとページが重くなりがちです。最低限押さえておきたいポイントを表にまとめました。
| 項目 | 目安・ポイント | 備考 |
|---|---|---|
| 画像サイズ | 横幅はテーマのコンテンツ幅に合わせる | むやみに大きな画像を使わない |
| 画像形式 | JPEGやWebPを中心に使う | PNGはロゴなど必要な部分に限定 |
| 画像圧縮 | アップロード前に圧縮しておく | 画像圧縮プラグインの併用も検討 |
| 枚数 | 3〜5枚程度に絞る | 訴求内容を厳選する |
| 自動再生 | 少しゆっくりめの切り替えにする | ユーザーが読む時間を確保する |
| 遅延読み込み | 対応しているプラグインを選ぶ | ファーストビュー以外の画像に有効 |
これだけでも、スライダーによる負荷はかなり抑えられます。特に、画像サイズと枚数の見直しはすぐにできて効果も分かりやすいので、最初に手を付ける価値が高い部分です。
クリックされるスライダーにするためのコピーと導線
スライダーは、ただ回っているだけでは意味がありません。せっかくスライダープラグインを入れるなら、クリックや問い合わせにつながるように設計したいところです。
意識したいポイントは次のとおりです。
- 1スライドにつき、伝えるメッセージは1つに絞る
- キャッチコピーは短く、できるだけ具体的にする
- 必ずボタンやリンクを置き、次のアクションを示す
- 「サービス紹介 → 事例 → お客様の声」のように、順番に見ると流れが分かる構成にする
コーポレートサイトであれば、例えば次のような構成が分かりやすいです。
- 1枚目:この会社が何をしているか
- 2枚目:代表的なサービス・商品
- 3枚目:事例やお客様の声
初めて来た人が「このサイトは何のサイトで、自分に関係があるかどうか」を判断しやすい順番を意識してみてください。
やりすぎ注意のNGパターン
最後に、私が実際の現場でよく見る「やりすぎパターン」をいくつか挙げておきます。
- スライド枚数が10枚以上あり、ユーザーが最後まで見ない
- 文字が多すぎて、スマホでは読む気になれない
- 自動再生が早すぎて、読んでいる途中でスライドが切り替わる
- ページのあちこちにスライダーがあり、どこに注目すべきか分からない
スライダーは、うまく使えば頼りになる仕掛けですが、入れすぎると「動くノイズ」になってしまいます。迷ったときは、「本当にスライダーである必要があるか?」と自分に問いかけてみると、冷静に判断しやすくなります。
WordPress スライダープラグインのよくある質問

ここでは、私が実際に相談されることの多い、WordPressのスライダープラグインに関する質問にまとめて答えていきます。
テーマのスライダーとプラグイン、どちらを使うべき?
テーマにスライダー機能が付いている場合、それを使うメリットも当然あります。
- デザインがテーマと統一されていて、見た目に一体感が出る
- テーマ専用に作られているので、設定画面がシンプルなことが多い
一方で、スライダープラグインを使うメリットは次のようなものです。
- テーマを変更しても、スライダーをそのまま使い回しやすい
- 機能の選択肢が多く、用途に合わせて選べる
- ブロックエディタやショートコードなど、挿入方法を柔軟に選べる
私の結論としては、次のような使い分けがおすすめです。
- テーマをしばらく変える予定がなく、シンプルなスライダーで十分 → テーマ機能でもOK
- 今後テーマを変える可能性がある、スライダーをサイトの武器にしたい → 専用のスライダープラグインをおすすめ
無料のWordPress スライダープラグインでも大丈夫?
結論から言うと、多くのサイトは無料版でまったく問題ありません。Smart Slider 3やMetaSliderなど、代表的なプラグインは無料版でも基本的な機能が充実しています。
無料版でできることの例
- 画像スライダーの作成
- 基本的な自動再生・矢印・ドットナビの設定
- ショートコードやブロックでの挿入
無料版では物足りなくなってくるのは、例えば次のようなケースです。
- 広告やLPからの流入を想定した、凝ったアニメーションを作りたい
- ブランドのデザインルールに合わせて、細かく調整したい
- クライアント案件で、細かな要望に応える必要がある
まずは無料版を使い倒して、「自分はどんな表現をしたいのか」「どの部分が物足りないのか」をはっきりさせてから有料版を検討すると、選択ミスが減ります。
スライダーはSEO的に不利になりませんか?
「スライダーを入れるとSEOに悪い」といった話を見かけることがありますが、正確には「設定次第では不利になることがある」です。
マイナスになりやすいケース
- 画像が重くてページの読み込みが遅い
- スライダーの中だけに重要な情報を詰め込んでいる
- スマホで見たときに文字が小さく、読みにくい
逆に、スライダーをうまく使えば、プラスに働く部分もあります。
- 重要なコンテンツへの導線をトップにまとめて見せられる
- 事例やお客様の声を目に入りやすい位置に置ける
大事なのは、「スライダーだからSEOに悪い」と決めつけるのではなく、「ユーザーにとって読みやすいか」「重要な情報がページ内のテキストとしても存在するか」を意識することです。速度の最適化と合わせて、バランスよく活用していきましょう。
まとめ:WordPress スライダープラグインと上手に付き合おう

最後に、ここまでの内容を簡単に整理しておきます。
記事の要点おさらい
- スライダープラグインは「サイトの目的」と「表示速度」を軸に選ぶと失敗しにくい
- Smart Slider 3やMetaSliderなど、代表的なプラグインを2〜3個試すと、自分に合うものが見つけやすい
- 画像サイズや枚数、遅延読み込みなどを意識すれば、スライダーを入れても速度の最適化は十分可能
- スライダーは「何でも詰め込む場所」ではなく、「伝えたいメッセージを3つに絞って見せる場所」と考えると分かりやすい
- SEOの観点でも、ユーザーにとって読みやすく、重要な情報がテキストとしてページ内にあれば、スライダー自体が大きなマイナスになるとは限らない
今日からできる最初の一歩
今日からできる一歩として、私は次の流れをおすすめします。
- 自分のサイトで「スライダーを置きたい場所」と「見せたい内容」を紙やメモに書き出す
- この記事で紹介したようなスライダープラグインの中から、1〜2個をインストールして触ってみる
- 画像を3〜5枚に絞り、1スライド1メッセージになるようにキャッチコピーを考える
- PCとスマホの両方で表示を確認し、「読みやすさ」と「速度」をチェックする
これだけでも、あなたのサイトの第一印象は大きく変わります。この記事を参考にしながら、自分のサイトにしっくりくるスライダープラグインと設定を見つけてみてください。



